カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

スーパーロボット大戦Tの発表

11月19日、大人気SRPGシリーズの最新作『スーパーロボット大戦T』が発表された。


PlayStation(R)4/Nintendo Switch(TM)「スーパーロボット大戦T」第1弾PV

 

1991年にゲームボーイ専用ソフトとして発売された第一作目から27年経った今でも

ガンダムマジンガーが作品の壁を越えて共闘し続けていると言うのには素直に

感動するし素晴らしいことだと思う。

(第1作目はゲーム性やストーリーが異なる為、シリーズに含めない場合もあるらしい)

 

自分がスーパーロボット大戦シリーズで始めてプレイしたのはファミコンで登場した

2作目の『第2次スーパーロボット大戦』だったが、ロボット大好き少年だった自分は

発売日に購入したものの何となくゲームに馴染めず直ぐに放り出してしまったことを

思い出す。

 

正面に腕を突き出したポーズで固定されているマジンガーの脇の下辺りから飛び出す

細めのロケットパンチ、『翔べ!ガンダム』をバックに戦うSD顔のガンダム

ドットで描かれたロボットやキャラクターの再現度は高く当時としては見栄えのする

ゲームだったとは思うが多分、第2話くらいまでしか進めていない。

 

時代はSFCに移行し、同じようなロマンを求め今度はバトルコマンダーを発売日に

購入した。理由はエルガイムが登場するから・・・それだけだ。

マジンガーはいい、エルガイムを映せ!!

 

そんなワクワク気分で始めたのだが、これまた開始して直ぐに投げ出した。

ゲームの遊び方がよく解らない。キャラクターは小さくてロボット感が薄いし

スーパーファミコン特有のなんかあれで殆どプレイしないまま旧友に貸して・・・

そのままだ。バトルコマンダーは別に要らんから一緒に貸したMDのテトリス

ランボー2と2in1のやつ、あれはいつか返してくれ。

 

そしてまた時は流れ、SFCで第3次スーパーロボット大戦が発売された。

懲りることもなく、例によってロマンがどうのこうので発売日に購入した。

第3次スーパーロボット大戦サウンドやグラフィックが大幅に強化され、

第2次スパロボの時のような子供っぽい見た目ではなくなっていて、

比較的すんなりと入り込むことが出来た・・・のだが、意外に難易度が高く

育成などを考慮せずに適当に進めていたのが仇となり、詰んだ。

 

その翌年、スーパーロボット大戦EXが発売となり、またなんじゃかんじゃで

発売日に購入した。ゲームは別に・・・いい。もう・・・いいんだ。

サウンドテストであの曲が聴けるのならば・・・そう、今回はダンバイン

登場するんだ!!

 

EXはSFCのシリーズ中では難易度が高い方だったと思う。

ただゲームは章仕立てになっていて(DQ4の影響?)序盤は割りとなんとかなる。

ファミ通かなんかの付録についていた攻略ガイドを見ながら必死にクリアした。

シナリオをそれなりに進めた以上、なんとしてもエンディングを見たかったので

途中からは恥も外聞もなく、セーブとリセットを繰り返し、戦闘を行い回避したら

セーブ、クリティカルが出るまでリセットし続け、出たらセーブ・・・みたいな

スパロボあるあるをいよいよ会得してしまい、これで合っているのかは判らないが

この時初めてスーパーロボット大戦シリーズの面白さに気が付いたのであった。

 

そしてその翌年は第4次スーパーロボット大戦が発売となる。

このゲームは・・・神がかっていた。恐らく実際に何かが乗り移っていたのだろう。

マジンガーにゲッターにガンダムなどお馴染みの面々に加え・・・今度はなんと、

版権元の壁を越えてコンバトラーVライディーンが参戦してくる!!

CMもこれ専用にアニメーションが制作され当時ガンガン放送されていた。

自分の中ではマイナーでマニアックだった、知る人ぞ知るレベルのゲームに

一体何が起きているのか?発売日に店頭で異様に緊張したことを思い出す。

「第4次スーパーロボット大戦ください」少し上ずって、確かそう言った。

 

第4次スーパーロボット大戦は本当に面白くて、シリーズを総括する作品としても

まさに相応しい内容だった。ロボットのグラフィックは異様なまでに描き込まれ、

サウンドもどうかしてるんじゃないかと言うくらい豪華なものだった。

ゲームバランスも良くなっていて恐らくSFCのシリーズの中では一番難易度が低い。

夢中になってプレイして(リセット上等の相変わらずのへっぽこプレイではあったが)

自分としては珍しく一気にクリアしてしまった。

 

そしてその熱が冷めぬうちに・・・眠らせていた第3次スーパーロボット大戦

クリアした。もうすっかりこのシリーズの虜になっていた。もちろん魔装機神

購入し最後までプレイした。

 

だがしかし・・・

 

その後、ゲームから離れていた時期があり、自分はPSの新スパやSSのFは後々に

中古で入手した程度で殆どプレイしてはいない。

 

ワンダースワンゲームボーイアドバンスのシリーズも一応全作買ってはいたが、

殆どプレイはしていない。なんと言うか・・・また再びロマンを買っていたような

そんな気分だったのかもしれない。

 

スパロボ64もαもドリキャスWiiスパロボも買ってはみたものの、以下同文だ。

 

唯一最後までプレイしたのはGBAスーパーロボット大戦OGシリーズ2作で、

これが自分にとってのスーパーロボット大戦シリーズ最終作となっている。

OGシリーズは登場するロボットがどれも強いこともあって難易度もそこそこで、

キャラクターも全てオリジナル(第4次で選べた主人公とSRXチームとWSキャラ達)で

ノリは魔装機神に近く、版権キャラが居ないことが逆に強烈な魅力となっていて、

シリーズ中でも異色の存在だ。ちなみに当時発売されたOVAも全部買っている。

 

・・・が、そこまでだ。

 

スーパ-ロボット大戦はシリーズを重ねるごとにより派手により豪華になっていく。

ロボットの戦闘アニメーションはより長大になりフルボイスが当たり前となり、

更には難易度も上がっていって気軽に楽しめる感じではなくなっていく。

 

自分はアニメもボイスもないSFCの頃のスパロボの方が好きだ。

あのセーブとリセットを瞬時に繰り返したスピーディーなゲームプレイが懐かしい。

 

PS2とDS、3DSまでは一応一通り買い揃えて来たが、恐らく今度の新作も

プレイはしないだろう。

 

プレイはしないことは解っている。

それでも『スーパーロボット大戦』のこのタイトルを聞けば、また緊張が甦る。

 

きっと、またいずれは購入し、そしてまた放置する。

スーパーロボット大戦は新作が登場することが一つのお祭りなのである。

 

なんてことはない、結局ロボットが・・・好きなだけなんだね。