カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

強気に出ずとも弱気になるな!

出端から状況を伝えるとマキシマム・ツーの開発は順調。
順調ですが全力投球はしてないのでかなりゆっくりとした進み具合。


作ることから逃げ出したり自信を失ったり、そう言うことはないけれど
モチベーションが上がりにくかったり気持ちが冷めていたり、
そう言うことはある。


他の方のゲームを見て
「これは無理だ自分にはこんなことは出来ない」など思うことはないし
逆に「ここはこんな風にすれば自分の開発環境でも再現できるな」など、
思ったりもする。


ただ、自分のやりたいことやそもそもの作風、そして使用しているツールの特性など
やれるだろうけれどやろうとはしていない表現や採用していないゲーム構成もあって
「こう言うのがウケるし喜ばれる」と言うことが解っていてもやりたいとは思わない、
或いは「やりたくないことを無理にやっている」のがバレバレでユーザーも嬉しくない、
そんなことを考えて・・・きっと今後も今の作風・雰囲気を保ち続けるのだろうと、
そんな風に思う。


自分は日本のゲームも好きだけど海外のゲームも好きで
そのどちらの良いところも取り入れたい。


でも日本のお客さんは如何にもな見た目の日本のゲームが好き。
国外のお客さんは日本のお客さんよりもずっと見る目が厳しい。


どうしたらいいんだろうと・・・よく悩む。
どちらかと言えば万人受けのするものを作りたいと思っているけれど
乗っているジャンルは超ニッチだしかけられる金や時間も相応に貧相だ。


自分なんかの作っているものは通じないのだ・・・など思うことはないけれど
爆発的に売れたり大ウケしたりすることは先ずなくて、それを分っていながらも
美しいデザインやサウンドを一つ一つ手作りしてしまうのは・・・時にむなしい。


枯れた涙で絵を描いている・・・そんな気分になる。


それでも自分達の作ったゲームを自分で遊んでみれば・・・面白いと感じる。
自分自身のゲーマーとしての直感がそれを確信している以上、間違ってはいないのだ。


求められるものを作っていないと言うのは孤独だ。
非常に孤独だ。


やり遂げたとしても別に偉業でもなんでもなく、どちらかと言えば馬鹿にされる。


良いものを面白いものを、それは変えず変らず。頑張って作り上げていく。
その結果がどうなるのか9割方予想できてしまうのは寂しいね・・・。




マキシマム・ツーは先日の更新時に間に合わなくて入れなかった開始時に登場する
自軍艦隊を描いている。


艦隊と言いつつ同じ艦しか登場しないけどまあ例によってサイズの大きい絵を
用意してしまったので単純に時間がかかっている。




マキシマム・ツーの世界では正体不明の敵から定期的に攻撃を受けていて
それらは本国によって『ディザスター』と命名され、そう呼称されている。
全てが外から押し付けられている閉塞的な世界で兵士は一人立ち向かう。


勝つか負けるか、恐らくは負けるだろう。
でもいつの日か、誰かがこの戦いに勝利したとしても
その功績の半分は、それは負けていった兵士達のもたらしたものなのだ。


そのことを覚えておいてくれ。