カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

やっつけ!ワルイルスの歩み

・・・などと言うほどの大仰なものはない。
以前書いたことがあると思うが、ワルイルスはやっつけで作られた。


最も一般的な弾幕STGのテンプレートを作る目的で開発の始まった
ワルイルスは、そのテンプレート向けのサンプルゲームに過ぎなかったのだ。


サンプルゲームでしかなかったので設定やタイトルもその場のやっつけ仕事。
開発開始時のタイトルは・・・こうである。


(最初期の頃に実際に使われていたロゴ)


最初にマウスで適当に描いたキャラ(アツメの最初期)のイメージから、
主人公である健康優良児が『ばい菌』を退治するミニゲームとして始まった
やっつけ!ワルイルスは東方プロジェクトのゲームのように会話シーンがあり、
そのキャラクターも用意しなければならない。


このタイプのゲームで会話シーンに登場するのは基本的に対戦相手・・・
つまりボスクラスの敵なので名前と顔のあるキャラが必要となり、
『ばい菌』の親玉であるならば発生源である『感染者』が都合が良いのではないか?
と言うことでばい菌とばい菌の感染者の絵が用意された。



(この頃から既に『ワルイルス』の名称があった)


ただ、テストビルドや動画をご覧になった方は知っているかもしれないが、
正式採用された敵キャラクターに感染者は含まれていない。


なぜかと言うと・・・やはりウケと見栄えの問題からである。
感染者はバイオハザードのゾンビやラスト・オブ・アスのクリッカーのような
気味の悪い存在として描かれることとなる。


一方、東方タイプのゲームに登場するキャラクターと言えば基本的に
美男美女ばかりである。


これではいけないと言うことで感染者は登場キャラリストからカットされた。


もちろん見た目のカッコいい・可愛い感染者と言うのも無い線ではないのだが、
感染と言う形容自体がなんとなく嫌と言うか良いイメージがなかったので
名残として設定に残すのみとなり、新たに名前と顔のある敵役、『デモノイド』が
設定されたのであるが・・・


今回は画像が多くスクロール量も多くなったので、それはまた次回と言うことで。