カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

志を持て

趣味だろうと仕事だろうと何でも良いけれど

何かを作っているならば必ず持っていてほしいものがある。

 

技術?感性?やる気?それとも責任感?

いいや、どれもあったら心強いけれど今回は「志」。

 

何かを作りたいという気持ちがあるならば

それがまず第一に原動力となる筈だけど、誰もがそうとは限らない。

 

「金にならないからやれません」「ばえないから無理」

ご褒美だったり共感だったり、見返りがなければ動けない人もいる。

 

自身の引き出しから売れそうなものやウケそうなものを見つけ出し、

そしてそこからスタートする。

 

それ自体は悪いことじゃない。

どんな考えの元で行動を起こしたとしてもそこから生み出されたものが

優れたもの、確かなものであればそれを喜んで迎え入れることができる。

 

でも、それなりだったりイマイチだったりすることだってある筈で、

そんな時に背景にあったものが「金」であったり「名声」であったなら

その製品にお金を払った人達はどう思うだろうか?

 

売れたい、ウケたいで動いているならば外すことは許されない。

仕事でやっているのであれば尚更だろう。

 

売れることを目指し世に出したならば

売れなければ目的を果たしたとは言えないし

ウケることを目指し世に出したならばウケなければ成功とは言えない。

 

だからこそ持つべきは「志(こころざし)」だ。

志があるものはブレが生じにくい(様な気がする)。

 

売れたいと強く願えばそれも志。ウケたいと強く願えばそれも志。

願いを込めれば込めるほど、そこには強い意思が宿るだろう。

 

それで以って大成功するかは判らない。

でも志を持っていれば大失敗はしない(様な気がする)。

 

どんなものでも本気で取り組めば志はにじみ出る(様な気がする)。

 

お金を払う人達だって製品やその製品を作った人達に志を感じれば

必要以上に不満を抱くことはないだろう(様な気がする)。

 

作りたいという気持ちが原動力ならばそこには既に志があるだろう。

しかし、それをどう伝える?

 

志のある製品かどうかなんて、果たしてどうやって知るのだろう?

 

伝える努力は必要だ。伝わるようなものを作ることも心がけるべきだ。

でもそれよりも・・・お金を払う人達の見る目が養われることが

一番なんじゃないだろうか(様な気がする)。

 

志を持て。

お金を払う人達よ。

 

さすれば作り手もまた、志を抱かん。

志を持ち誇りを感じ、更なる結果を残すだろう(様な気がする)。

 

 

何かを作っているならば持つべきものは志。

持たせるべきも志。