カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

過去に発表済みの新作を・・・

3分ゲーコンテストの余韻も過ぎてそろそろ次のゲーム開発に取り掛かろうと

そんな今日この頃、候補としては・・・ついこの間まで触っていたDG仮題や

マキシマム2、或いはBtUBなど、やらなければならない事は色々あるのだが、

思い切って以前から温めていた企画をスタートさせてみる事にした。

 

DG仮題は相変わらずデザインが決まらないので再開したところで思うように

進まないと思うし、自分的には開発のハードルが低いものを一つ挟んだ方が

やりやすい。要は3分程度のミニゲームから20分程度のアーケードタイプに

ステップアップしようと言うわけだ。

 

まだどんな内容なのか、どんなタイトルなのかは明かせないが・・・

以前「こんなものを作りたい」とブログにて語っていた中で既にタイトルも

出ているので、完全新作と言うよりは過去に語った構想のリブート作品と言う

位置付けになるだろう。まあ皆さんの想像にお任せします。

 

このゲームでは新要素は特になし。自分の好きな市販作品のオマージュで

塗り固められたような内容になるだろう。そう言う意味でも作り易い。

 

とりあえず1面のBGMは既に作っていて自分の中でのイメージも固まっている。

ビジュアルも今まで通りのコンシューマーとアーケードの中間と言った具合で

完成形が見えているのでこれと言って不安も無い。

 

凄いゲームにはならないけれど遊んで面白いとても良いゲームにはなると思う。

続報をお待ちいただきたい。

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ちなみにフリーゲームでは無い。価格帯は500円~800円程度に収まる。

多分、他の方の作った同じようなコンセプトのゲームと比べられて、

「○○さんの方が面白いしリスペクト元への愛も強い」など言われるだろう。

知ったことか。

 

追記:オマケでこのゲーム向けに作った試作BGMの中の一つを置いときます。

ちなみに上記の1面のBGMはこれではないです。

3分ゲーコンテストお疲れ様

3分ゲーコンテストの結果が出た。

結果はおおよその予想通り・・・と言ったところ。

 

まあ特に落胆も無いし「ふーむ」くらいしか言葉も無い。

 

ニゲットやオーワールドの時は力を入れてたんで悔しい思いもあったけど

今回は「その方向に力を入れる事はほぼ無意味だな」と思ったので、

最初から個人的実験作を上げて反応を見る・・・と言うくらいの気持ちで

強いモチベーションは無く、あくまでもスケジュール通りに進めたに過ぎず

一区切り着いたなと言うのが今の感想。

 

今回は上位は大体予想していたゲームで枠が埋まった感じ。

自分のゴッチャサッカーは22作品中13位と真ん中くらい。

まあ特に感想は無いです。

 

上位狙うならば登場キャラクターを全員おっぱいの大きい女の子にするとか、

他の選手にスライディングで攻撃できたらとか、血みどろ演出を盛り込むとか、

こう言う場においてウケる要素はいくらでも思いつきますが・・・申し訳ない、

自分にとってはそれはつまらんのですよ。

 

ゴッチャサッカーは一つのボールにプレイヤー以外の全員が群がる様が

今の世の中、今の人間の姿そのもののようにも見えて、完成までの道のり

だけでなく作者的にはそう言う部分も面白かったですね。

 

ゴッチャサッカーはそう言うコンセプトで作っていたわけでも無いけれど

自分でテストプレイしている内にあの光景が酷く馬鹿馬鹿しく思えて、

このゲームを遊んだ人の心に何か引っかかりを残せれば公開した意味は

あったかなと、そんな結びにしておきます。

 

3分ゲーコンテストに出品された方々、審査投票した方々、そして主催者様、

皆様大変お疲れ様でした。

 

3分ゲーコンテストの投稿フォームやtwitterなどでゴッチャサッカーの感想を

頂いた皆さんにも感謝。本当にありがとうございました。

3分ゲーコンテスト結果発表前に振り返り

今月14日以降に審査結果が発表となる第25回3分ゲーコンテスト、

その結果が発表される前に自分のインナースペースにおける総括を

しておこうと思う。

 

そもそもだが、このコンテストは恐らく順位を競うものでは無い。

技術・クオリティの高さやアイデアの秀逸さを競うわけでもなく、

いわゆる「フリゲ」作者の定期集会のようなものでその場に集う事で

「今回もよろしく」「お前まだやってたのか」「お互いになワハハ」

みたいな、寄り合い所的コミュニケーションを楽しむスペースとして

機能するものなのだろう。

 

なので模型コンテストのように拘りの作品もあれば、ネタに走った

おふざけ作品や初めての作品も同じテーブルに並ぶ事になる。

 

参加者も、それを見に来るお客さんも楽しめるアットホームな

イベントとして継続されている・・・のかもしれない。

 

ただ、それで良いのかなと言う気持ちもあるわけだ。

「お互いに競いあい、高め合って行こうよ」などありきたりの

事を言いたいわけでもなく、このコンテスト自体をもっと広く

人を集められるオープンな場に出来ないものかなと・・・。

 

自分としては「テーマに沿う形で可能な限りクオリティを追求する」 

と言うスタンスで取り組んでいるので、どうしても他者の作品を

見る時にもそう言ったバイアスがかかってしまう。

 

なので自分の観想はどうしても厳しいもの・・・人によっては

ネガティブな評価と捉えられかねないものになってしまいそうだ。

しかし名前を出して観想を言えば本音で語れなくなってしまう。

 

自分においては褒めるのは結構得意な分野だ。

けれどそれは心から「良い」と思った時のみでお世辞では無い。

 

良いところを見つけて褒める事は良い事だけれど「褒め」には

上限が無い。もし誰かと褒め合いになれば実態を超えて「褒め」は

肥大化してしまうかもしれない。それは「貶し」にも当てはまるが、

要するに誇張される事で事実から遠ざかっていくのが嫌なのだ。

(誰にとっての事実なのかと言う点においては正当性は確保されないが)

 

まあそんな理由で自分はのんきなカベジマとして感想は口にしない。

ただ、どの作品もユニークでとても楽しめたし今回も良かったと思う。

 

出来ればゲームの投稿者以外のもっと多くの人が審査に参加して

もっともっとメジャーなコンテストになってくれたら嬉しいと思う。

今のままの規模今のままの雰囲気の3分ゲーコンテストで良いと言う方も

居るだろうとなとは思いつつも。

 

異分子ぶってホントゴメンね。

原獣文書

何気なくamazonを覗いたら・・・最近あまりチェックしてなかったので

全く気づかなかったのだが、『原獣文書』の10巻が発売になっていた。

 

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2月に発売されていた9巻と同時に購入。

 

原獣文書ってのは1995年から連載を開始した『なるしまゆり』による漫画。

WINGSコミックスと言う事で軽度のBL要素を含むが、特に警戒は必要ない。

 

書店の平積み台にあった『少年魔法士』のコミックスをたまたま見かけて

購入はしなかったがタイトルが気になっていて、それから数日後同じ書店に

行った時に思い切って購入してみた・・・と言うのが自分となるしま作品との

出会いである。

 

絵柄がちょっと個性的で初見ではあまり好みだとは思わなかったのだが、

カバー絵の色使いが美しくその後も強く印象に残っていたのだ。

 

ドラクエやFFの影響なのか、当時「魔法○○」みたいな名称のアニメや漫画に

積極的な関心があり、好奇心が勝ったのだと思う。

 

大半が女性読者であろうWINGS系の漫画も普段から姉所有の少女漫画を

読んでいた自分には特に抵抗感は無く、また高校の時の友人の薦めで知った

楠桂『学園便利屋シリーズ』や沢田翔『オラトリオ・スケープ』などで

馴染みがあったと言うのもあった。

 

少年魔法士は漫画作品として面白く直ぐに2巻も購入、同じ作者の他の本は

どうだろうかと手に取ったのが、原獣文書だった。

 

原獣文書少年魔法士よりもBL要素が露骨で男性読者には抵抗を感じる人も

いるかもしれない。しかし他の漫画作品には見られないような設定や展開、

語り口の面白さなどからこちらも買い集めるようになった。

 

時々実家に来る姉が夢中になって読んでいたので姉用に買っていた・・・

というのもある。

 

少年魔法士にしても原獣文書にしても連載が止まっていた時期があって

もしかしたらこのまま完結しないかもしれないと言う諦めもあったが

少年魔法士は2017年に19巻が発売され完結、残すは原獣文書だけ・・・

と言う状況で5年近く経過していた(実際は連載は続いていたわけだが)

だけに、今回での完結には感慨ひとしおである。

 

・・・と言うか、あまりにも期間が開いてしまっていてあっさり目で

読んでいた自分には8巻までの物語がおぼろげにしか思い出せないが

まあなんと言うか、宙ぶらりんのままにならなくて良かった。

 

自分がはまっていたのは少年魔法士の方なので自分が語っても誰も

喜ばないと思うのでどんな物語なのかの説明はしない。

 

原獣文書、男性にはおススメする感じでは無いが、なるしまゆり作品は

漫画として面白い作品が多いので一度読んでみて欲しい。

オリンピック開会式

東京2020オリンピックの開会式が7月23日20時より行なわれた。

 

どんな経緯があったのか自分はもう忘れてしまったが・・・

今回のオリンピックは開幕前より不祥事やゴタゴタが相次ぎ、

その都度人間も会場も出し物も入れ替えがされて招致当時の

構想で果たして実現に至ったものは何かあったのか?

正直よく分らない。

 

入れ替えする前のものにも当然目の飛ぶようなお金が使われて、

そしてそれは流用もされずそのまま何処かに消えてしまった。

 

開会式の内容への批判はもっともなのだが・・・

お金を使い切ってしまった後を引き継いだ人達にどれほどの可能性が

残されていたんだろうか?

 

仮に辞任した人たちのギャラは満額払われなかったとしても

その時に居たありとあらゆる界隈のスタッフ達には当然だが、

お金は払われているだろう。

 

結局一旦反故にする度に無駄にお金が使われたのである。

 

誰が悪いのか?それは関わった人達みんなだろう。

国民には何の責任も無い。

 

辞めた人も辞めさせた人にも、誰もが責任があるだろう。

出し物としては一つ一つはそこまで酷くはなかった。

でも国家の威信をかけた一大イベントに相応しいものだったのか

と言えば、そう感じた人は殆ど居ないだろう。

 

入場行進にゲーム音楽が使われた事は一ゲームファンとして、

一ゲーム開発者として、一コンポーザーとして、嬉しいものだった。

でも「ゲーム音楽が世間に認められた」みたいな感情は自分にはない。

 

だってそもそも、ゲームの音楽は既に認められているじゃないか?

世の音楽の中では下に見られる事もあるかもしれない。

 

でもゲームの音楽ってゲームを盛り上げる為にあるのだから

ゲームのシーンにピッタリと合っていて曲自体も素晴らしいのならば

それで最高なのではないだろうか?

 

各オリンピックのテーマ曲・・・ロサンゼルスオリンピックくらいは

覚えているが入場行進の曲を覚えていると言う人は居るだろうか?

 

もしかしたら各オリンピックのサウンドトラックには収録されている

のかもしれないが正直誰も覚えていないのではないか?

 

でも、東京2020オリンピックの入場行進曲はきっと誰もが忘れない。

・・・ゲームが好きな人なら尚更だ。

 

開会式は正直拍手喝采出来るような内容では無かった。

それは時間的猶予、予算、パンデミック下であると言う凄まじい状況、

誰かからの無茶ぶりなど、開会にこぎつける事自体が困難と思わせる程

厳しい環境下においては仕方の無いことなのかもしれない。

 

ただ責任を負える人達に関しては誰一人逃げずにきちんと落とし前を

付けてもらいたいと思う。

 

批判されるべきは「そこ」なのだ。

たまにある無駄ばなし

そろそろヘッダの画像も変えないといけないななど、思う夏の夜。

世の中はオリンピックオリンピック・・・言ったか言ってないか、

兎にも角にも「それどころじゃない」と言うのが本音のようで

誰しもが自分の明日の事しか考えられなくなっている。

 

コロナが怖いならばワクチンを打てばそれでよい。

今はまだワクチンが不足しているので希望しても実際に接種出来るかは

解らぬが打てば命の泉湧く・・・とかなんとか、厄介な変異種の登場で

効果にも幾分の触れ幅があると思われるが接種すれば少なくとも重症化は

かなりの確立で避けられる。

 

「打ちたくない人は打たなくても良い」など言う人もいるが個人的には

可能であれば全ての人が受けるべきだと思っている。

 

大げさに聞こえるかもしれないが人類の、国家の存亡の危機なのだ。

 

打つ打たないは個人の自由かもしれない。

だからワクチンを打たないと言う決断をして感染し重症化したならば

その時は濃厚接触者にあたる人たちや治療にあたる医療スタッフ、

それらを調査し纏め上げる役所の人たちにちゃんと「ごめんなさい」

してワクチン接種の必要性を呼びかけて欲しいと思う。

 

なんと言うか昨今は「責任を認めない」と言うのが流行のようで、

兎に角言い逃れをし続けよ・・・との処世術。

 

つまり「自分自身が損をしてはいけない」と言う考え方だ。

かつて自己犠牲が美徳とされた日本人からすると大きな変化だ。

 

自分を大事にする事は人の権利を大事にする事であり、即ち

それは世の人々の幸福の度合いを高める事にも結びつく筈なのだが

これで良い方向に向っているかと言えばあまりその様には見えない。

 

「それでも昔よりも良くなったのだ」など言う人もいる。

でもそうだろうか?

 

自分には上手にはぐらかしつつ、

「既に負けが決まったと思い、逃げるタイミングを窺っている」

様にしか思えない。

 

負けて全てが灰となって消えるならそれも良いだろう。

でも実際は負けた後にも世界は続く。

 

その世界で生きる覚悟を、少しでもその後を良くして行く事を、考えるべきだ。

 

 

ゴッチャサッカー

このゲームはコンテスト参加作品と言うことで作者的にはコンテスト終了まで

余計な話はするつもりは無いのですが、一先ず公開されているということで

ゲームの内容と開発時の愚痴などちょっと一言だけ書いておこうと思います。

 

ゲーム内容は配信ページにもある通り

『中学校の授業でやる全員がボールに集まっちゃうサッカー』です。

それ以上でもそれ以下でもありません。

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サッカーゲームを作ろうとして挫折した結果手元に残ったのがコレ・・・

と言うわけでは無く、元々これを作ろうとして出来たものがこれです。

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マキシマム2などで自機を滑らかに追ってくる敵機の動きを応用すれば

サッカー的なものを作れるのでは無いかと言う実験から生まれました。

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多分このゲームの感想で「サッカーなのに○○が無いのはおかしい」

などと言う意見が出るでしょうが元々ゴッチャサッカーなので

ゴッチャサッカーに無い要素は無いし、ゴッチャサッカーにあるべき

要素はほぼ再現されています。

 

納得行っていない部分があるとすればNPCがドリブル時にゴールに向う

動作を組み入れていない事ですかね。ここは現状の構造では難しいです。

多くの2Dサッカーゲームはドリブル時にボールがキャラクターの足元に

張り付く仕様になっていますがゴッチャサッカーでは少し物理処理的な

感じで実際にボールを弾いてドリブルする様にしているのでボールキープ

したまま方向を変更する事が出来ないのです。

 

なのでそれをやろうとすると新たに専用の処理を組み入れねばならないので

ちょっと時間の都合上、初回版では諦めました。完成版(ver1.0以降)では

対応出来るかもしれません。

 

面白い・面白くないで言えば多くの人は面白くは感じないだろうと思いますが

作者的にはスライディングで強引に抜いて一方的に得点を決めるのが楽しいです。

 

まあ真面目なゲームでは無いので適当に遊んでいただければ良いと思います。

ではまた次回作でお会いしましょう。