カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

埋もれた企画を掘り起こしてみる

MyE3で今後、自主製作する予定のゲームの紹介をしましたが、
勿論あの場で紹介出来なかったタイトル・・・ボツ作品や
一時凍結しているタイトルとか、構想だけは持っているけど
実際に作る予定は皆無の作品とか・・・無限にあるんじゃないか
って言うくらい、ゲームのアイデアは書き溜めています。


けれど、それらは恐らく、今後も世に出す事は無いと思われます。
でも眠らせていても勿体無いので、時々紹介していこうと思う。


それでは埋もれた企画よ・・・僅かの間、目覚めるが良い!!
(なんて言ってみたりして)




Alien Warrior(仮題)』
これはそう遠くない未来の話。ある日突然、地球にエイリアンが襲来する。
このエイリアンは地球上で言う所の“肉体”を持たない精神だけの存在で、
人間の体を奪い心を乗っ取り、そしてその肉体を怪物へと変え、捕食する。


一時、世界中がパニックになったが・・・やがて騒ぎは収束してしまう。
そしてその後、行方不明者の数が急増する。エイリアンは人に紛れて
生活しているのだ。姿も性格も匂いも・・・人そのものに擬態して。


この恐ろしい出来事が起こった頃、主人公の男もまた、エイリアンに
心と肉体を奪われる瀬戸際にいた。だが・・・何故かこの男は自身を
失わずにエイリアンの能力を自らの物にする事が出来たのである。


何故か?彼は精神失調症でトランキライザーを普段から服用していた。
偶然にも科学薬品がエイリアンに作用し、乗っ取りが完全なものには
至らなかったのである。


彼は人間のままでいながらエイリアンの超感覚と怪物に変身できる力を
手にした。だが・・・それもトランキライザーの効果がある内の話だ。
トランキライザーが切れ始めると・・・男は徐々に幻覚に苛まれだす。


目の前にいる人間が徐々にゴミの詰まったアルミのバケツに見えたり、
恐ろしい怪物に見えたりするのだ。暴力に身を任せれば・・・乗っ取りの
度合いは更に深度を増すこととなる。


内なるエイリアンの意思が語りかけてくる。
男が元の体に戻る唯一の方法は・・・全てのエイリアンを吸収すること。
そうすればエイリアンは肉体から分離し、男は人間に戻れると言うのだ。
だが、分離したあとは・・・?考えても始まらない。男は行動を開始した。


・・・と言うのが大まかなプロローグです。
構想を思いついた時点(昔の事です)でのジャンルは2Dアクションですが、
今だったら・・・フルポリゴン、3Dグラフィックスでゲーム化する方が
断然良い内容ですよね。つまり・・・Legasyswareでは実現不可能です!!


トランキライザー精神安定剤)を切らさない様に慎重にエイリアンを探すか、
それともエイリアン化の深度をわざと深めて、戦闘力と超感覚を増強するか?
また、エイリアン化が進めば視覚や聴覚に異常が出始め通行人との会話なども
異常なものになっていきます。その姿も異常に見えてきます。


エイリアン(怪物)に変身して通行人を殺めたとしてもペナルティはありません。
その代わり深度がどんどん増して行き、精神が完全にエイリアンに乗っ取られて
しまうと・・・ゲームオーバー・・・ではなくって、エイリアンになって人間を
捕食しまくるゲームに変わってしまうのです。いや狂ってるな、この企画・・・。