カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

積み重ねる時間と想いが人を形作る

青嶋荒作です。
毎日少しづつ積み重ねております。


積み重ねた物が・・・永久に重なったままとは限りません。
強い風や揺れ、予想だにせぬ衝撃など、一生懸命に作り上げた物が
一瞬で崩れ去るその瞬間を見た者の恐怖と悲しみと怒り・・・、
想像できますでしょうか?


自分は市販のゲームもPCの同人ゲーム・フリーゲームも訳隔てなく愛しております。
先日、自分と同様にMMF2を使ってゲームを製作されてらっしゃる
七草堂ひろきちさんのゲームも、かなり危機的な状況にありました。
http://blog.livedoor.jp/hirokiti8/archives/51502784.html




以前エントリにも書いた事がありますが、自分も大切なデータの
消失を経験しております。


・・・ただし、それは完全に自分自身のしでかした失敗であり、
同情の余地もないものですが・・・その余波は10年続きました。
「STAR SHOOTER MAXIMUM 2010は10年前に作ったゲーム」と言うことは
ダウンロードしてヘルプファイルを閲覧いただいた方は知っていると思います。


では、何故10年前であったのか・・・その間に作ったゲームはなかったのか?


と言う疑問の答えが『崩壊』です。
K&Pの総仕上げとして、全てのエネルギーを注ぎ込んで作られていた
MAXIMUMの3倍のデータ量はあったろうSTAR SHOOTER VICTORYは一瞬で消滅しました。


積み重ねてきた物は消え、魂も炎も・・・消えました。


ですが、それは新たな闘志を呼び起こす“くすぶり”となったのかも知れません。
消えたと思っていた炎は実は鎮火していなかったと言うわけです。




さて・・・前述したひろきちさんのデータは・・・素材の30%は失われたものの、
70%は回収でき、作成中のMMF2の最新プロジェクトファイルも無事でした。
ゲームの完成を楽しみにしている1ファンとしてはホッとする思いです。
これからも応援しています。




ゲームソフトは遊ぶ為のものです。遊ぶ側からすれば面白ければいい、
より良いものを早く安く・・・と言う願望はあって当たり前だと思います。


遊ぶのは簡単でも、実は作るのはそうでも無いかも知れない。
例え無料で遊べるゲームであったとしても、それを作られた方に
思いを馳せて欲しい・・・ただ、感謝の言葉は必要ないです。


「俺は・・・或いは、俺たちは面白かったか?
その答えを皆、聞きたがっているのです。


プロであれアマチュアであれ、ゲームの開発の現場にも様々なドラマが
あるんだという事を時々でも気にかけていて欲しいな・・・と思います。


我々も積み重ねた物をしっかり形に出来るよう今後も頑張って参る所存です。
バックアップも日々忘れずに・・・。