カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

車中はきっと安全地帯

いや・・・先日の事なんですけどね、
うちの親父が自転車で近所に買い物に出まして、その帰り道のことです。


交通量が多く、いつも乗用車で混み合っている国道と、
その国道と平行して通っている比較的空いている市道とがありまして、


その2本の道路を車がすれ違う事が出来ない様な細い道が結んでいまして、
更にその道は間に線路を挟んでいて、中間には踏切があるんですね。


国道は混むもんですから、多くのドライバーはそこを抜け道に使うんですね。
国道から市道へ。そして・・・市道から国道へも通り抜けますよね?


間には踏切があるもんだから、そりゃあしょっちゅう流れが遮られてます。
しかもすれ違いが出来ないもんだから、国道側からスピード落さずに
「ぐい〜っ」と乱暴に横道に入ったら正面から来た対向車と鉢合わせで
国道との合流地点で立ち往生・・・なんてこともたまにあったりするんですな。
踏み切りもありますから、そのまん前で両雄にらみ合いなんてこともある。


以前には踏み切りの中で何方かの車が前後から挟まれちゃって、
緊急停止ボタンを押す羽目になったことも・・・確かありましたね。


24時間、何時でも危険と隣り合わせ・・・と言うほどでも無いカモですが、
決して安全な場所ではないんです。


でも、皆さん車にお乗りになってる方々は便利なんでしょう。使うんですな。
きっと何かあった時には自らの命を捨てるほどの覚悟がお有りなんでしょうね。
万が一誰かを怪我させてしまったとしても、自分の便利が最優先なんでしょうね。
現代は時間が一番高くつきますから、1分1秒でも無駄にはしたくないのでしょうね。


さて、わたしの親父はあまり足が良くないのです。歩くのも一苦労。
なので出かけるときにはいつも自転車を使っています。


そして件の国道を越えた先に、行きつけのスーパーがあり、
いつもこの抜け道を通っているんです。


年の瀬でもあるからか、案の定・・・その日も道路は混み合っていて
線路を越えた先から国道まで、車がぎっしりと詰め込まれていました。
すれ違うことが出来ないような細い道ですから、車が列を成していれば
自転車や歩行者がそこを通り抜けるのも決して簡単ではありません。


自転車のカゴにはスーパーで買った商品が詰まれていますし、
足があまり良くないので自転車の速度が落ちれば余計に安定が悪くなります。
ましてや車の脇の僅かな隙間を通るのです・・・直ぐ側には側溝もあります。


そして・・・転びました。
足を擦り剥き、ズボンと股引を血だらけにして帰って来ました。


ええ。そんな危険な道路を通った親父が悪いんですよね。
足が悪いのだから、遠回りしてもっと安全な道を行けば良かったのです。


それは仕方の無い事です。
でも・・・私が怒っているのは、


それを幡で見ていたドライバーは誰一人として助けようともしなければ
「大丈夫ですか?」と声をかけることすらしなかった事。


立派な車に乗り、立派な服を着て、
颯爽とカッコよく時代を生きていく御仁らには
自転車に乗った老人などは、有り難過ぎて声をかけるのも
それはそれは、おこがましいものなのかも知れませんねぇ・・・。