カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

海外DSソフトで新生活!! 『Bibi & Tina - Jump & Ride』

今、ゲームは世界中で販売されていて・・・その全てを把握するなんて到底無理。
日本で発売されているゲームが海外で同じ様に売られている・・・とは限らないし
海外ではシリーズ展開してて最新作がベストセラーとなっているゲームが何故か?
日本でだけ売られてなかったりなどするんです。


それぞれの国にそれぞれのゲームがある。海外の全然知らないソフトの中にだって
探せばきっと、面白いものが沢山あるでしょう。なので自分は日々探してます。
なんかどっかにオモロイもんはないんかな〜ぁ?・・・とね。


今回はドイツでのみ販売されているDSのソフト『Bibi & Tina - Jump & Ride』を紹介。



Bibi & Tinaのパッケージ・・・欧州DS特有の半透明白箱。


パッケージ裏面。KIDDINXブランド。開発はMORGEN STUDIOS。


パッケージ中面と封入物。印刷物の言語はドイツ語のみ。

ゲーム機にはDVDなどと同様にリージョンが設定されているものがあり、全てのソフトが
全ての地域で販売されているハードで動作するわけではないのですが、携帯ゲーム機は
これまでリージョンが設定されていなかったので海外のものでも問題なく動作します。
ところが・・・数年前からDSiそして3DSでは地域ごとに動作するソフトのバージョンが
固定されてしまったので、DSi専用ソフトと3DS専用ソフトを遊ぶには、同じ地域で販売
されているゲーム機本体が必要となります。


ですので、欧州で販売されているソフトは北米の本体では動作しませんし、北米で販売
されているソフトは日本の本体では動作しません。


携帯ゲーム機ではDSとGBAGBC、GBとPSP及びVITAのソフトのみ全世界共通で使用が可能です。
拡がれ世界共通の波!!


さて『Bibi & Tina - Jump & Ride』はDSソフトなので日本のDSとDSi3DSでも遊べます。
Bibi & Tina - Jump & Ride(ビビ&ティナ ジャンプ&ライド)がどんなゲームなのかと
言うと・・・欧州地域で放送されていた同名の子供向けアニメーション番組をゲーム化
したものだと思うのですが・・・何しろ海の向こう、ドイツのことなんで良く知りません。




Bibi Blocksberg(ビビ・ブロックスバーグ)と言う、主人公のビビを中心に魔法使い一家と
その仲間達の日常を描いた物語があって、その続編がビビ&ティナであるらしいです。


ゲームとしてはこれまでにDS及びGBAWiiで何作も関連タイトルが発売されているので
向こうではメジャーな作品なんだと思いますが、北米ではゲームの販売はなかったようです。
(アニメの英語版DVDが販売されているので番組の放送自体はされていたかも知れない)




カードを本体に差し込むとメニューにはこんな表示がされます。この本体は日本版のDSi


タイトル画面と起動中のDSi本体。オープニング演出などは特になくシンプルなタイトル画面。


ゲーム自体はオーソドックスな任意横スクロールタイプのジャンプアクションで、
分りやすく言えば『スーパーマリオ』タイプ。フィールド中に散らばってしまった写真を
回収しながら、最初はロックされているミニゲームのジグソーパズルを開錠するのに必要な
パズルピースと・・・同じくロックされている乗馬コースを開錠するのに必要な蹄鉄を
集めるのが目的です。



上画面は全体マップ。山手線の路線図みたいになっている。


下画面は拡大マップ。攻略したい地点のシンボルに各キャラを移動させてステージ開始。




風に飛ばされてしまった大切な写真を回収しよう!!


キッズ向けのゲームなので難易度は低めです。フィールド中の段差をジャンプで越えて
キツネやクモ、ハリモグラ、コウモリやカラスなどにも気を付けつつ、ゴール目指して
進んでいきます。逆さツララに触れると痛いのも全世界共通!!



動物(主に草食動物)が居たら近づいて『A』ボタンを押すと・・・


下画面に動物の絵が表示されるので一心不乱にブラッシング!!
上のメーターが全部オレンジ色に変わったら成功でアイテムゲット。蹄鉄やハート、時には写真も。




下画面のキャラクターの周囲に時折チョウチョが現われます。出たらすかさずタッチ。

中央あたりの小さな黄色っぽいのがチョウチョ


この写真では髪の毛の辺りに居る


タッチ成功すると更にその後の3択でアイテム(蹄鉄か回復ハート)が貰える。




その他にもしゃがみ+Aの前転(ビビのみ)で狭いところを潜り抜けたり、
積み上げた干草や木箱に密着してA(多分ティナのみ)でそれらを足場にしたり、
仕掛けを固定する重石にしたりして進んでいきます。


風船があればつかまり状態から垂直ジャンプ⇒風船上昇⇒落下して再び風船キャッチ・・・
の繰り返しでステージ上方まで隅々探索する事も可能。ただしトゲに触れたり、画面最上部に
到達すると風船が割れてしまうので注意が必要です。

降下中はレバー左右で落下地点の調整が可能。





画面右端がゴール!!



ところで・・・『?』マークの下でAボタンを押すとクイズが始まるのですが
・・・ここで唯一の問題が。言語がドイツ語オンリーです。学のない私にはさっぱり解りません!!



これはクイズモードの画面。上画面が問題で下画面の3つの候補から正解を選ぶ。


フィールド中のクイズは3問連続正解で初めてクリア扱いになり、一回でも間違えると
そこで終了です(ただし、またAボタンを押せばペナルティなしで何度でも挑戦可能)。
当てずっぽうでひたすら挑戦しても構いませんが、素直に翻訳サイトを使いましょう。



また、ビビ&ティナは乗馬をテーマにした作品なので、ゲーム中には当然乗馬シーンも
登場します。乗馬シーンでは十字キーで馬を走らせBボタンでジャンプ、障害を飛び越えます。


下画面の表示は上のメーターが競争相手(ビビ又はティナ)と自分との位置関係、
サイドに表示されるリンゴとニンジンは使いきりのアイテムで、それぞれ一定時間ダッシュ
ジャンプ力アップの効果を持ちます。アイコンタッチで使用可能。下は速度メーターです。


コースにはチェックポイントが設置されており、チェックポイントでは馬の顔を撫でて
なだめるミニゲームや絵合わせ(いわゆる神経衰弱)、ひづめに挟まった小石を取り除く
ミニゲームなどをなるべく早く行わなければなりません(タイムに加算される)。
とは言え頻繁に挿入されるわけではありませんし、乗馬シーン自体もあっさり目で短く、
面倒に感じることはないと思います。蹄鉄を集めると乗馬モード中のコースの封印が解除され
枚数に応じてより難易度の高いコースも遊べるようになります。





パズルピースを一定枚数集めると開錠されるジグソーパズルも何気に良く出来てて面白いです。
ちょっとしたオマケかとも思っていたのですが、いざやってみると・・・これがタッチペンだけで
無理なく快適に遊べ、実は操作関係がとても良く練りこまれていることに気付かされます。
こう言う丁寧な仕事する人達が大好きです。


ピースをタッチした状態でタッチペンを素早く左右にスライドさせるとピースが90度毎に回転。
画面を素早く連続タッチするとズームイン、枠外にサッとペンを走らせるとズームアウト。
ユーザーに対しての細やかな配慮が感じられます。


ゲーム動画(トレイラー映像)へのリンク、youtubeには動画がないみたいなので、
動いている絵を見たい方はこちらからどうぞ・・・
↓↓↓
http://vimeo.com/21993831


さて、ビビ&ティナですが・・・ゲーム中のテンポこそスローでキャラクターも馴染みがなく、
また絵本のような絵柄は好みが分かれるところですが、実は細部までしっかりと丁寧に作られた
良作です。何気に面白い。近年のジャンプアクションものは海外製の作品に優秀なものも多く
ちょっと興味があっただけの、半ばシャレで取り寄せたソフトが思いのほか出来が良かったり
したときの喜びは・・・海外ゲーム愛好者にしてみればタマランものがあります。


実は・・・まだ序盤しか攻略できていないのですが、取り寄せしていただいたbitgamesさんに
「ビビティナ面白かったですよ」と報告したら・・・さっそく取り扱い開始したとの連絡貰い
慌てて記事にした次第であります。なので後半ステージは未知。

達成率43%・・・


ところで・・・一つだけ注意点!!このセーブファイル選択画面でBボタンを押してはいけない。
何故ならば・・・それは『現在選択しているセーブファイルを削除する』操作だからです!!
・・・一回間違って消しました。起動時は必ず一番上にカーソルが合っているので、不安ならば
一番下のファイルで始めると安全です。ファイルコピーなどのメニューはないのでご注意を。




ちなみにこれはポーズメニュー。上から『ゲーム再開』『チュートリアル』『タイトルに戻る』




現在日本ではDSのソフトの新作は発売されていませんが、海外・・・特に欧州地域では
日本よりも一つのハードが現役で活躍する期間が長い為に末期であっても(時に末期以降も)
ソフトは供給され続ける事が通常です。ですから、これからもまだまだDSに面白いソフトが
登場するかも知れないし、しないかも知れないけれど幕を下ろすにはまだ早い、DSはまだまだ
現役なのだと言うことなのです。おしまい。