カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

最近聴いたCD 7月まで

ああそうだ音楽を聴こう。
そう思ったのは・・・いつの日だったかなー。


考えてみれば僕は『音』が大好きな少年で、ゲームにはまったのも
ゲームの台から聞こえてくる「ピキューン」「ビゴビゴ」「コワシャー」
なんて言う日常では絶対に聞かない様な奇妙な『音』が聞きたくて、
音を聞くためにゲームセンターに通っていたと言っても過言ではないくらい。


ゲームの音楽にはまったのは黄金時代のナムコアーケードゲームから。
それから先はゲームの音楽を聴きたくてゲームのレコードやCDを買い集めました。
YMOも好きだったけど・・・それよりもドラゴンスピリットグラディウスの方に
ずっとほれ込んでしまい、以降ゲームゲームゲームで、いつか自分もゲームの曲を
作る人になりたいなんて夢想するようになってました。


ところがです。コンピューターの性能がどんどん上がってサンプリング中心の
音作りに変わってくると・・・次第に面白い『音』はナリを潜めていきました。
生のオーケストラの演奏のような凄い音だ・・・でも全然興奮しないよ・・・。
僕は・・・僕はもっと面白い音を聴きたいんだ・・・!!


ゲーム音楽に僕の求めるような音はもう存在しない。いつか僕はゲームのCDを
買わなくなっていました。


けれど音楽は聴きたい。ピコピコキュンキュンとした音が聴きたい。
でも今更何を聴けばいいんだろう?テクノ?


ケン・イシイ電気グルーヴテイ・トウワなど、少しだけ聞きかじりました。
でも、うーん・・・自分が求めているのはどうやらここでもないみたい・・・。


そうしてモヤモヤしながらまた昔のゲームのCDなどを引っ張り出して聞く日々を
連ねて行ったんです。耳コピーも沢山しました。


そしてある時・・・ネットカフェでamazonの商品ページをなんとなく眺めていた時に
見つけたんですよ。『μ-Ziq』て名前を。読みはまんま「ミュージック」か・・・
なんか変わってるなぁって。でも名前が「音楽」なんて大胆だしちょっと洒落てるなぁ


・・・で、その数日後にゲームソフトなど物色しにブックオフに立ち寄って何となく
CDコーナーを見てたら・・・なんとそこに有ったんですね!!μ-ZiqのCDが。


それは『Lunatic Harness』の日本版でした。ケースはスリ傷だらけでしたが
100円だったので興味本位で買うのには十分。洋楽なんて殆ど聴いてなかったので
CDの再生ボタンを押す瞬間もの凄く緊張しましたねー。「大丈夫なのか?」なんて。


(動画を紹介したかったのですがEMIさんが強固にブロックしてるので無理でした)


そんな不安は2曲目の『Hasty Boom Alert』でいとも簡単に吹き消されました。
もう本当に衝撃でしたよ。だってそれは僕がずっと追い求めていた『音』と『曲調』
だったんですから!!「ゲーム以外の世界にゲームミュージックが有った!!」
そんな訳の分からないことを頭の中で繰り返しましたねー。で、そこからです。


「ああそうだ、これからは音楽を聴こう。」


僕はずっとゲーム音楽のコピーをやっていたので一応ですが作曲は出来ました。
ゲーム用の音楽も・・・自分内の架空のゲームでしたが、88mk2で多数作ってました。
「僕も・・・ゲーム以外の世界のゲーム音楽を・・・作ってみたい!!」
その瞬間aREC BlueStripesは誕生したんです。


・・・さて、いつも以上に無駄に前置きが長かったので読むの面倒かもですが、
そんな僕のルーツであるμ-Ziqの最新アルバムがついに発売になりました!!
めでたいついでで、それではこの辺で最近聴いたCDの話でもしましょうか?




最近聴いたCD 2013年7月



上の段から・・・


Bibio [Silver Wilkinson] 紙ジャケ
Dave Monolith [Welcome]
Twisted Reaction [MEGA DRIVE]
Various [Electronics Dance Invasion 80's] (2-disc)


中の段では・・・


Deerhunter [Monomania] 紙ジャケ
Eternal Summers [Correct Behavior] 紙ジャケ
Buke and Gase [General Dome] 紙ジャケ
Phoenix [Bankrupt!] 紙ジャケ (Limited Edition 2-disc)


下の段とは・・・


µ-Ziq [Chewed corners]
Baths [Obsidian] 紙ジャケ
きゃりーぱみゅぱみゅ [なんだこれくしょん] (通常版 なんだこレター付き)




前置きが長かったのと相変わらず聞き込んでないので感想、とても簡単に。


全部良かった!!
コレに尽きます。どれも好みのレコードばかりでした。


MEGA DRIVEイスラエルのトランス・コンピで80'sは80年代風ダンス・コンピ。
この2枚とデーヴ・モノリスHMVのセールで購入。80'sはジャケがギャラガ!!
とは言えゲームっぽいアレンジではないです。昭和の頃のテレビドラマなどの
ディスコのシーンでバックに流れてるような曲調と言えば分り易いかも。
僕の場合、アーティストが誰であるかとかよりはジャケやタイトルで選ぶことが
多いです。デーブ・モノリスは以前買い損ねていたので、安く買えたのが良かった!!


◆ミュージックは期待通りのサウンドでした!!ただ今回は珍しく邦版が出たので発売前に
「前作とは打って変わってハッピーな内容」的なレビューが出されていたのですが、
僕は特にハッピーさは感じなかったです。逆に前作『Duntisbourne Abbots Soulmate』の
続編のような印象を受けました。そこにIn Pine Effectの頃のサウンドを足したような。
万人に薦められるCDではないですが興味持った方は聴いてみても良いと思います。



◆ほか、ビビオ、エターナルサマーズ、ディアハンター、ビューク・アンド・ゲイス、
バスも良かったです。でも・・・今回の中ではフェニックスを一番聴いたかも!?
だってあまりにもキャッチーでポップで聴きたくなるんだもの!仕方ないよ!!



(色々とどうなんだこのビデオ・・・)


◆キャッチーでポップと言えばきゃりーぱみゅぱみゅも忘れちゃいけないですね!!
きゃりぱみゅ(Kyary Pamyupamyu)は、実は今回初めてレコード買ったんですけど
なかなか面白たのしい、カワイイ一枚です。曲によってナカタヤスタカくんの力の
入りようが微妙に違う気がするのが・・・気のせいかな?気になりますが良いです。
インベーダーインベーダー好きですね。僕は今まで『きゃりぱみゅ』をCMなどでしか
聴いてなかったので、最初パンキッシュな感じの子なのかなと思っていたのですが
全然違いました。これはもう、「きゃりーぱみゅぱみゅ」だとしか言いようがない。
シンガーとしてもちゃんと出来てて、ああいい子を発掘したなぁと思いました。
・・・既に超人気者な彼女ですけどね。



そんな感じの7月まで・・・のレコード(CD)鑑賞でした。
相変わらず何の役にも立たない感想ですがお楽しみいただけましたでしょうか?


それではまた次回。あでぃおす・あみーが♪♪♪