シュマップス・アカデミーってどんなゲーム? 【その3】
Shmups Academy(シュマップス・アカデミー)は
2Dシューティング初心者や未経験者にシューティングゲームをたしなむ
"きっかけ”となれば良いと思って作ったルールの簡単なゲームです。
ルールが簡単というだけあって複雑なシステムは一切採用しておりません。
その代わりゲームの難易度は決して低くはない。何故かって?
シューティングゲームを好んで遊ぶ方ならば分かると思いますが
簡単すぎるシューティングゲームほど退屈なものはない・・・からです。
難しすぎるゲームならば話しの種にもなるし、遊んで逆に笑ってしまいます。
ですが簡単すぎると・・・笑いも出ないんですね。
なので理想としては、簡単な場面もあるけれど歯ごたえのある場面もあり、
数回のプレイを経て、かろうじてノーコンティニュークリアできるレベルに達する
・・・くらいがいいと思います。あくまで、私個人の理想ですけれどね。
<<操作補足>>
前に「自機の移動速度が速すぎる」と言う意見をいただいたことがあるのですが
これって近年の弾幕シューティングに慣れているから遊びにくく感じるのかな
・・・と言う気がします。
敵弾の密集の度合いが高ければ、正確で精密な、細やかな操作が求められます。
対してシュマップス・アカデミーでは通常、敵弾の密度は低いので
(それなりに密度の高いシーンもあるけど)意図的に速度を早めにしています。
基本的に「撃たれる前に撃つ」と言うゲーム性を狙っているからです。
移動速度が遅いと素早く前に出られません。
ただ、その方(移動速度が遅いほうが)が遊びやすいという方もいらっしゃるので、
自機の移動速度に関してはOPTION画面で“SLOW”“MIDDLE”“FAST”“VARIABLE”
の4つから選べるようにしました(デフォルトはMIDDLE)。
VARIABLEを選択しているときのみ、ボタン2でスロー移動とクイック移動を
切り替えることが可能です。
ボタン2を押しながら移動するとスローになり、ボタン2を一瞬だけ押して
すぐに指を離すとクイックです(ジェット噴射の勢いの変化で識別可能)。
VARIABLEにすると1ボタンシューティングではなくなってしまいますが、
プレイヤーには当然有利な仕様ですので、ゲームに慣れてきたらこちらを
選択することをおすすめします。
<<バックボーンなど>>
最近のゲームだとストーリーがあってキャラクターが居て世界観が・・・
と言うのが当たり前になっていますが、シュマップス・アカデミーにも
一応の設定とキャラクターが存在します。
それが教官と6人のアカデミー生です。教官は説明不要だと思います。
教官です。とある出来事をきっかけに突然マッチョマンになりました。
いや、突然じゃないですけど・・・ついでに言うとマンじゃないですけど。
(かつてはプロポーション抜群の美人パイロットとして人気でカリスマ、
写真集なども発売されていたらしい・・・もちろん実力も超一級!!)
6人のアカデミー生については・・・想像にお任せします。
アカデミーには“クラス・フェニックス”と“クラス・サンダーバーズ”の
2つのクラスが存在し、それぞれ20名ほどが在籍しています。
クラス・サンダーバーズの教官はケーン・マシューズ(ゲームでは未登場)。
マシューズのクラスの合格率は85%、ヴァルキリーのクラスの合格率は30%ほど。
ただし、現在シュマップ競技のランキング上位10名は全てフェニックスから輩出、
サンダーバーズの卒業生で一番上位は14位(しかも有名なのはその一人だけ)。
アカデミーは2年に1回生徒を募集し、1年の厳しい教習期間を経て
プロライセンスの獲得が出来る機関であり、そして開校して10年ほどです。
ここシュマップス・アカデミー以外にもシューター養成機関は幾つか存在します。
アカデミーの所在地は“世界のどこか”です。公にはされていません。
推薦以外での入校は出来ません。
アカデミーはそれ自体が一つの街となっている巨大な軍事施設の中にあります。
そこには基地や工場、研究施設などがあり、それ以外にも商業施設や病院、
小規模ながら学校などもあり、ここから外に出ずとも生活の全てがまかなえる
ようになっています。逆に外部からは許可なくして入ることが出来ません。
この世界においてシューターは言わばアスリートであり世界ランキングの
上位に入るようなシューターには企業スポンサーが付きアシストを受けます。
ランキング上位に入らずとも持ち前のキャラクターや容姿等で人気が出れば
アイドルとしての道も開けます。憧れの職業ですがハードルも高いです。
実技訓練は基本的に仮想空間で行われるヴァーチャルリアリティーによる
シミュレーション戦闘ですが、アカデミーの教科には実機を用いた訓練もあり、
パイロットとしての技術・素養は必須です。その為、アカデミー生の多くは
軍人ですが戦闘行為のスポーツ化に伴い、民間の教習施設や元軍関係者により
運営されるクラブなど、シュマップ競技を行える場は存外少なくないのです。
ただし・・・その場合は100%、シミュレーターです。
シュマップ競技に使われる実機(戦闘機など)はパイロットの生命を護る
安全装置や防護設備が何重にも張り巡らされており、競技中の死亡者は
歴史が始まって以来一人も出ていません。戦闘機が墜落してもパイロットが
重傷を負う可能性は極めて低いのです。
また、競技に使われる機体にも様々な施策が為されており・・・例えば
“ゲームクラック”と呼ばれる特殊なスリットが機体全周に施されており、
シュマップ競技用の機体は戦闘で被弾し、弾丸が装甲を貫通することによる
ダメージで爆発するのではなく、センサーが競技用弾丸直撃時の衝撃を感知し、
被弾部周囲の火薬が点火・爆発、ゲームクラックから機体に安全な亀裂が入り
機体が分解(パージ)され、コクピットブロックが放出されると言う仕組みです。
更に機体の周囲には特殊なオイルが染み出ていて直撃のリスクを緩和させています。
(角度の浅い弾丸はオイルの効果により、機体表面をなぞるように逸れていく)
弾丸が機体をかすめるとオイルが蒸発し、周囲が高温になりダメージ(概念的な)
となります。それを防止する機構がデッドヒートです。
オイルが蒸発して出来た高温のガスを吹き飛ばし、機体を冷却するのです。
このガスこそがシュマップスアカデミーの派生ゲーム『ミキウォーズ』に登場する
『ナノウエポン・ミスト』です(厳密には全く同じ成分ではない)。
デッドヒートを使えば機体は冷却されますが同時に機体周囲のオイルも一時的に
完全に吹き飛ばしてしまう為、防御力が低下します。
吹き飛ばしたガスは自身の噴出していく勢いで大気と混合、性質は瞬時に変化、
結果的にエネルギー弾として攻撃の手段になります。
・・・長いのでこの辺で。気が向けばバックボーン解説第2弾やるかも?
まあこのゲーム、説明不要の簡単仕様だから第2弾必要ないとは思うけど。