カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

任せる、任せろ。

>好きなものを作りたい。
何が好きなのか?
>カッコいいもの。
どんなものをカッコいいと思っているのか?
>クールなもの。ロックなもの。ラブリーなもの。センシブルなもの。
それを自分以外の第三者も同じようにカッコいいと思うのか?
>思うと思う。でもそう思わない人もいるだろう。
自分の・・・ではなく他者の好きなものを作らないのか?
>他者で在ったことがないから理解できない。


自分が寝ている間にも世界は回っている。
でも寝ている間の世界のことを知る手段なんて存在しないのだから
寝ている間、世界も存在しないのと同じこと。


人から聞いても、カメラで撮影しておいても、それはあくまでも外側から
時間差でインプットされたものに過ぎず、リアルタイムの体験ではない。
実際に起きた出来事には違いないけど本や映画を読んだり見たりして
知った知識とそう差はない。手で触った記憶も地を踏む感覚も何もない。


何かを共有出来るとしたらそれは共に過ごす“同じ時間”だろうけど
それすらも簡単ではないのだとしたら僕らの世界はなんなのだろう?


解らないな。ちっぽけな単なる一人の人間に過ぎないから解らないな。
自分の信じるものを信じ続ける・・・それが正しいかどうか常に精査し続ける。


それが全く見当違いで誰も見知らぬような奇妙なものであったとしても
共有できる感覚はきっとある。


何一つ重なる部分が無かったとしてもそれはいつの日か理解される場合だって
きっとある。だって、たかだか人間だ。


自分が寝ている間にも世界は回っている。
でも寝ている間の世界のことを知る手段なんて存在しないのだから
その間のことは起きている人に任せよう。