歯医者に木曜日に行き、膿を抜いて消毒してもらう。
処方された抗生物質が効き、金曜日に熱は下がったが、
替わりに下痢が月曜まで続いた。
およそ2週間。何も出来ない日々が続いた。
・・・だがそれももう終わった。
あの忌々しい歯痛も頭痛も今は無い。
発熱しているからと温かくして早く寝る必要も無い。
食べるものもいつも通りに受け付けてくれる。
これが当たり前なのだと言われればそれもそうではあるのだが、
その当たり前がどれほど有り難く、そしてかけがえの無いものであったのか。
数年置きに同じようなことを繰り返してはいるが
その度にその様なことに驚き、感謝し、また恐怖する。
これで持病も治ってくれたらどんなに有り難いことか・・・
ところで・・・私は「ザマァミロ」みたいな発想はこの世で一番嫌いだ。
つまらないからだ。
そこには気品もウイットもジョークも無い。
カッコよくも無ければ笑えもしない。つまらない。
他者に感謝する気持ちと言うのは当たり前のものだが様々な表情を生む。
他者をあざ笑う気持ちは何も生み出さない。
体が弱っていけば心も同様に弱っていくだろう。
・・・私の場合は心の変化は極小ではあるが、それでも少しはあるだろう。
回復は気まぐれに。
必ず訪れるとは限らない、幸運の一つ種。
種は芽吹くか?腐って死ぬか?
それは誰にも分らない。
それが誰にも分らない。
だから進んでいけるのだろう。
結果が分っていて、それでも進める自信・・・君にあるか?
・・・まあ私にはあるけどね。
なんせほら、気まぐれで生きてるもんで。
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歯医者に行った木曜の夜から気力も戻り制作をぼちぼち再開させている。
細かい部分の修正が殆どなのでこれと言って新しい映像などは無い。
・・・が、音楽担当のaRECがBGMの手直しを行っているので1面のBGM
[Bullet Heads]のmp3をここにアップロードしておこう。
ガン・コモンはレトロスタイルなゲームなのでBGMもレトロを基調に
発注している。オルタナティブなシンセ系ロックで統一されたサウンドは
恐らく一般的な日本人の好む音とは違うだろう。
けれどロックであるガン・コモンには『怒り』が絶対に必要だ。
多くの弱い人たちが蹂躙されている。この状況を怒らずにいられるか?
いかにもシューティングらしい軽快なフュージョンサウンドは
ガン・コモンにはそぐわない。
この怒りを、憎しみを、悲しみを、
伝えるための音が我々には必要だった、だからこんなサウンドを求めたのだ。
恐らく誰にも理解されないだろうけれど・・・。