カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

Nintendo Switchはたぶん明快。

先日発表された、長いこと噂のみの存在であったハード、NXことSwitch。
世間ではNSなんて略称で呼び始めていますがイマイチ分りにくいので
略称は『SW』または『NSW』としてほしいところ。


まあ、略称なんてどうでもいいんですがSwitchの発表後にやはり賛否色々と
意見が上げられ先ずはその関心の高さに任天堂の存在感を確認するわけですが
案の定、ネガティブな声(確信ある悪意)もバンバン飛び交い、


ゲームと言うものは本来知的な遊びだと思っていたのですがどうも違うみたいですね。
今の世の中では互いに確信的に罵り合うことをゲームと呼ぶようです。


さて、NX=Switchは旬なので当ブログでも何度も扱っている題材ですが
皆が一番気になっているのは性能と価格でしょう。


性能に関してはNVIDIAのShieldテクノロジーが必要十分注ぎ込まれ、
ゲーミングタブレットとしては申し分ないものを持っている筈ですが
さて、ハイブリッド機としての本分である据え置き機としての評価はどうなのか?


価格やスペックは年が明けてから改めて発表すると言うことなので
発売日やセット内容なども含め、発売が更に近づくまでは
秘密のベールに包まれたままということのようです。


ただ、それらが未だ発表されていないことには意味があるように思います。
最初の公開が株主総会の前に行われたことも関係していると思うのですが、
実はあの時点に置いてもまだ最終スペックが決定してなかったのではないかと。


パートナーであるNVIDIAはその誇りをかけて最高水準のハードにしたい筈です。
対して任天堂としては性能を犠牲にしてでも価格を下げたい。


ここの折り合いが簡単に着くとは思えず、その為筐体は既に完成していたものの、
最終的な仕様が決まらずに長らく発表することが出来なかったのではないだろうか?


そこで株主総会前の10月20日にコンセプト映像を公開して世間の反応を見て
今正に最終決断されようとしている・・・のかもしれないですね。


あの映像を見る限りでは低価格路線は考えられないです。
Switchで遊んでいる人々はワンボックスカーの車内でマリオカートに興じている
集団とバスケをしている集団以外はみな裕福そうです。


まあ企業が商品コンセプトを映像にするとして敢えて貧しい人々を
ピックアップするとも思えないですが、少なくとも子供は登場せず、
全編を通して大人(若者)向けのクールなイメージを作り上げています。


低価格ではないのならば・・・逆に言えば性能も低くはないのではないか?
NVIDIAがShieldで培った技術と最新のモバイルプロセッサーを破格で提供する代わりに
ハード仕様はNVIDIA側の思惑を尊重したものにする・・・なんて協議をしていたら、
これまでの任天堂ハードとは異なるアイデンティティを持つハードになる可能性も
十分あり得るのではないでしょうか?


そんな想像も織り込みつつ、私の価格予想ではSwitchとJoy-conの基本セットが
29980円、ドックと接続ケーブル、その他周辺機器とのバンドルが39980円程度に
なるのではないかと考えています。


Nintendo Switchは買いか?買いではないか?・・・と問われれば「買い」ですね。
現段階ではソフトのラインナップは十分揃いそうですしマシンも良さそうです。


『全く新しいコンセプト』なんて部分に噛み付いている人もいるみたいですが
少なくともドックに接続してテレビでも使えるタブレット型ゲーム機はこれだけです。


そして商品コンセプトにはこれから開始されるであろうサービス群も含まれます。
『全く新しい』は、やや言い過ぎだったとしてもキャッチコピー(宣伝文句)として
逸脱するものではない。『不味い』と言って売り出す食品がないのと同じ(青汁除く)です。


重要なのは価格に見合ったサービスが提供されるのかどうか・・・?
それが今後の見所でしょうね。