カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

Nintendo Switchへの期待。

1月21日より予約開始された任天堂の期待の新ハードNintendo Switch
予約は開始間もなく予定数に達しどこも受け付け終了、今のところ出足は
好調(まだ"出ては"いませんが)のようです。


残念なことに私は予約できませんでしたが・・・このまま勢いを保ち順調に
出荷台数を伸ばしていけばある程度まとまった市場を形成できる見込みのようです。


ただ、出荷台数で言えば苦戦したWiiUも一千万台強を出荷していますから
ある程度本体が売れていてもそれで成功とは言い難いでしょう。


やはりソフトです。ソフトのラインナップが今後充実していくのか否か?
ローンチタイトルや今現在発表されているタイトルを見た限りでは、
まだ本腰を入れているサードのメーカーは殆どいないように感じます。


このままだと任天堂タイトル以外は徐々に数を減らしていく流れになる
可能性も否定できません。


マシンスペックは公表されていませんが例えばSONYの現行機であるPS4のゲームを
マルチタイトルとしてそのまま持ってくることは難しいようです。


そうなるとSwitch向けに開発されるゲームの多くはSwitchに特化した
Switch専用ソフトになる可能性が高く、サードパーティにとっては
元々サードのソフトに対する反応が弱いユーザー層をどう攻略していくのか、
Switch向けソフトの開発には苦労することとなるでしょう。


ただ、同じような事情を抱えながらも、WiiやDSにはソフトが集まりました。
これは圧倒的な普及台数とロースペックが故に安価にソフト開発が行えたことが
背景にあったと思われます。


ですからSwitchが爆発的に売れてしまえば、ある種なし崩し的に市場が形成され
そして任天堂が想定しているのはその様なストーリーなのではないかと。


実際どうなっていくのかはその時になってみなければ判りませんが
要はスタートダッシュが決まらなければかなり危ういが勝算がないわけではないと
そのような予想をしています。


ゲームハードが普及してくれないと一番困るのはユーザーです。
折角買ったハードにゲームソフトが供給されず、使っていないゲーム機の処遇に
頭を抱えることになります。


ハードが普及していないとソフトを作って売ることが出来ずソフト屋も困ります。
誰一人得をする人はいないのです。どっちが売れたかの勝ち負けではありません。
どのハードも一定数普及し、市場を維持していってくれなければ皆が困るのです。
一人でもゲーム文化から興味を失くす人が出れば、それは業界全体の損失なのです。


だからこそ、Nintendo Switchニンテンドースイッチ)には是非とも成功してほしい。
・・・或いは他のゲーム機とはまた違う選択肢としての未来を。