カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

とても難しい。

ゲームを作るのは・・・もう慣れてきたのでそんなに難しくない。
絵を用意する。少し動かす。音がなくて寂しい。音を作る。
音が鳴るともっと臨場感が欲しくなる。細部の動作もこだわる。
画面に装飾も増やしたい。デザインも配置しよう。


ゲームを作るのは出来る出来ないで言えば、もう完全に『出来る』の側にある。
(評価の有りや無しやはさておいて)


この間からもう何年も前に作りかけていて、そのまま放置してあった
ゲームの手直しをしている。


最初はガン・コモンやカブーンちゃんで得たものを、
有象無象の作りかけのゲームに導入して全体のクオリティを上げて、
後々にそれらの開発を再開した時にスムーズに作業に取り掛かれるようにと
単なる下ごしらえのつもりで始めたのだが、その中のひとつが芽吹いてきた。


このゲームは未発表で大分前より水面下でじわじわと進めていたのだが、
技術的な壁にぶち当たり、そこで一旦中座していたのだ。


勿論それで投げ出すつもりはなかったけれどシュマップス・アカデミーだったり、
ミキウォーズだったりガン・コモンだったりを作るのに力を集中していたので
すっかり置き去りになってしまっていたのだが、自分的には必ず完成させようと
密かに誓っていたゲームであり、つまりはとても大事なタイトルだったのです。


久々に中を見てみると・・・まあ酷い。
MMF2時代のファイルなのだけれどMMF2で組む際にも禁じ手とされているような
デタラメな組み方があちこちでされていて、それで嫌気が差すというよりも、
むしろ今の自分ならば直せるなと・・・逆に火が着いてしまった。


そして実際直せました。
技術的な問題なんて・・・もはや問題ではなかったわけです。
どちらかと言うとこのゲームの場合はチューニングがとても難しいだろう、
それをどう纏め上げるか・・・まあいつもこんなことばかり言ってる気もしますが、
ゲームを完成させること自体はそこまで難しくなさそうです。


実は必要な素材の多くが既にあってあとはメカを描いて入れるだけ・・・
正直組むだけなら心的には易々な気分です。背景が鬼門と言うだけで。


ゲーム自体のボリュームも小さめなので、いっそ完成させてしまうかと
ガン・コモンの手を止めてこちらを優先して進めている状況です。


ただ、一つ難しいことがある。
このゲームはボリュームは小さいけれどちゃんとした一つのタイトルなので
カブーンちゃんのように無料配信することは出来ない。


だがしかし1500円の値段を付けられる様な内容量があるわけではないので
高くてもせいぜい500円程度であろう。


問題はワンコインで販売するような製品はどこに持っていくべきか・・・?
と言うことである。


ある程度見込めるものや主力商品ならば迷わず大きい市場に行くべきだろう。
だが数の見えないニッチなもので尚且つ低価格路線・・・これは難しい。
思ったよりも売込みがかけにくい。


更にはカブーンちゃんのことを考えれば、例え内容が良くてもユーザーが
動いてくれるかと言うとそこも難しいだろう。恐らく同じことになるだろう。


だったらばダメージを最小限にするために完成版ではなくデモ版を
Name your own price方式で・・・と言うのも一つの手だと思うのだが、
元がロープライスで小ボリュームで、ではそのデモ版とはどれほどのものか?


「一体どこまで手を入れていい?どの程度力を出していい?」


難しい。ゲーム作るのなんてもう難しいことではなくなってきた。
どう売るのか?


これが一番難しい。



おまけ。
これは記事でも取り上げた今作っている手直し版放置ゲームに登場する味方メカ。


ジャンルは言うまでもなくシューティング。
秘密裏に完成させる予定なので続報は多分ない。だがしかし乞うご期待。