カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

ラーメンで例えるならば

・・・君は何ラーメンが好きかな?


ほう、あっさり塩ラーメン?なるほどね。
私かい?私はスパゲッティボロネーゼ。


初っ端から会話が噛み合っていないような文章を例文として挙げたが、
今のレガシスウェアのゲーム開発状況は正にこんな感じだ。


ゲームをラーメンに例えるならば、
オールドスクールシューティングゲーム
昔ながらの中華そば(念のため、商品名に非ず)かもしれない。


今作っている『放置ゲームの手直し版』と呼んでいるものは少し変り種で
さしずめ、レモンラーメンチャーシュー乗せ・・・とでも言ったところか。


少し変ってはいるものの、味は想像できるし美味しそうに思えるし、
そしてお題通りにラーメンだ。


では、レガシスウェアが今期完成を目指していた(残念ながら延期は確定だろう)
ガン・コモンはと言うと・・・デザート炒飯・清湯スープ付き?


なにそれ、ラーメンじゃないじゃん!!
それに味が想像できないし何より美味しくなさそうだよ!?


確かに、人は自身の知っているものを好み知らないものは敬遠する。
だからこそユーザーの好みに合うようなものを提供していなければ
そもそも人気店にはなりえない。


でも、デザート炒飯が不味いだなんて、一体全体誰が決めたんだ?
君はそれを食べたことがあるのかい?


私は美味しいものを作ることに力を注いでいる。
だから私の提供しているものが美味しくないはずはない。


ただそれでも、それを食べた客が美味しいと思うか、
それ以前にその様なものを食べたいと思うかは全く別の話である。


良い物を作っても、面白い物を作っても、『それ』が売れるかどうかは
良さや面白さとは別の判定基準に委ねられる。


別の判定基準とは何ぞや?
・・・そは、客の好み・トレンドじゃよ。


と、ここで一つ大切なことを思い出す。
我々が作りたかったのはどのような物なのか・・・と言うことを。


客の好みに合わせたものを作ろうとしているのか・・・NO
現在のトレンドに合ったものを作ろうとしているのか・・・NO


じゃあ駄目じゃん。


そう駄目なのだ。おしまいなのだ。




・・・で話を終わらせても良いのだが、流石に意図が不明すぎる。


つまり我々は自由に動けるインディーで、必ずしも売れるものを作る必要はない。


やりたいことをやりたくて、このようなことを始めたのであるから、
客の好みに合わせる必要もトレンドに合わせる必要もないのである。


良い物を作りたいのだから、面白い物を作りたいのだから、
それをやり遂げさえすれば、それで良いのである。


ただ一つだけ要求させて貰えば、売れたから流行ったから
「勝ち」と言うのは無しにして欲しい。


質の高いものを作った人や新たなチャレンジをした人達を認めなければ
その文化・産業の発展は見込めなくなる。


日本にはメタスコアのようなものがない。
それは日本の消費者心理には響かないものであるからだと思うが、
何故その様なものがあるのかと言うところを考えてみて欲しい。


それは・・・本来売れるべき筈の優れた商品を埋没させない為にある。
それらを流行らなかったのだから仕方がないで済ませてしまっては損失となるのだ。


売れたから勝ち、売れなかったから負け。
そのような勝負をしている人たちばかりではない。


誰かが新しいものを生み出せば、それに刺激を受けた別の者が
また新しいものを生み出し、そうした中からヒットも生まれ、
そこに新たな市場を生むかもしれない。


誰かが良い物を作れば、それに刺激を受けた別の誰かが精進して
更に良いものを生み出すだろう。


こうしたサイクルが文化・産業を発展させる下支えとなり、
やがて競争力も育てていくのだ。


単純に売り上げを競うだけではバイヤーと企画屋しか育たないだろう。


業界に活力を注ぎ込む大ヒット作は誰もが望み欲するものだ。
けれどそれとは別の側面で産業を支えていく人達も大事なはずだ。


ノリで作ったイロモノだと、簡単に通り過ぎるのは早計だ。
デザート炒飯を食べ終えた後に、これは確かにラーメンだったと、
そう思わないなんて何故言える?


ラーメンで例えるならば・・・


美味しいラーメン。シンプルだけどこれ以上の答えはないはずだ。