カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

コンフィグが実装されたマキシマム・ツー。

少し時間がかかったけれどオプション画面にて、
コンフィグ(パッド設定)が対応出来るようになった。


人類にとっては僅か小さな一歩だが、
レガシスにとってはズボンの尻が裂けるほど大きな一歩。


まず、実際のコンフィグ画面。


オプションの項目に新たに『パッドの設定』を追加した。
パッドの設定にカーソルを合わせてショットボタンを押すと
ゲーム中に使用するボタン5つをご自分のパッドの好きな場所に
割り振ることが出来る。


機能としては単純なもののみで、特定のボタンに特殊な機能を
付加出来たり同時押しを設定出来たりなどはしない。
選択できるのはデジタル入力のボタンのみ。
LB、RBは選べるけれどLT、RTは選択不可。


技術的に出来ないこともないけれど条件が複雑になり過ぎて、
cf2.5のエディターの1行が縦に長〜くなってしまい作る側での管理が
しづらくなってしまいそうなので、LT、RTはごめんなさい諦めてください。


マキシマム・ツーではボタン周りは地味ながら手の込んだ作りになっていて、
ショットボタンを押したままセイヴァーボタンを押すとそのまま滑らかに
セイヴァーが使用出来て、その反対にセイヴァーボタンを押したまま、
ショットボタンを押すとそのまま滑らかにショットが使用出来る。


口で言うのは簡単だけど意外と面倒なんですよ、これ。
2つが同時に反応するゲームは良くありますけどね。
遊んでストレスを感じさせない構造って実は凄く手が込んでるもんなんです。


誰も気が付かないかもしれないけどね。
こう言うスイッチングの管理はレガシスウェアの得意とするところです。


今回のコンフィグも良くある画面の指示に従いボタンを順番に
押していく方式ではなく、変えたい部分のみを自由に変えられるように
してあってとっても便利なのです。


項目はレバー上下で選択、変えたい機能にカーソルを合わせて
お好みのボタンを押すだけで入れ替えが可能になっています。


コンフィグの終了はカーソルを最下部に持って行き、
レバーを左に入れればキャンセル、下に入れれば決定、そして右に入れれば
デフォルトに戻す・・・と言う少し変った方式。


指示に従い順番にボタンを押していく方式で決定とキャンセルを
同じボタンに割り振ってしまい、更にその状態で保存してしまって
詰んだ経験ありませんか?私はあります。


それにさっきまで決定ボタンだったものがある時から急に別のものに変る違和感。
コンフィグ終了するために押す決定ボタンはたった今、設定したボタンなのか、
それともコンフィグに入る以前までに使っていた決定ボタンなのか?


私は以前からコンフィグ機能の使い難いものに出くわした時に
自分ならばどうするかを考えていて、今回はその問いに自分なりの答えを
出したつもりでいるのですが、さてどうでしょうね。


ゲーム内容は同じなんでコンフィグ付いたからといって
急に人気が出たりもしないと思いますが。




日本語版のzip内のテキストにも書いてありますが、
マキシマム・ツーは戦いを楽しむゲームです。


各ステージで敵のパターン・出現位置を覚えて
同じタイミングで決め打ちして進むゲームではありません。


ですから敵の攻撃もアドリブで対処出来るようなバランスに落としています。
昨今の弾幕シューティングに慣れている人には空間が無駄に広く感じるかも
しれませんが、もし敵や弾の密度が開始直後から高かったら、それは到底
対処できるようなゲームにはならないでしょう。


更に言えばマキシマム・ツーはデイフェンスも重要で、敵だけでなく、
敵弾も可能な限り消していかねばならない。


あのゲームは計算されて作られているので、あのような形にしかなりえない。
だからマキシマム・ツーが楽しめないという方には申し訳ないけれど
他のゲームで遊んでとそう言うしかない。


本当はcf2.5でコンフィグ作る時のテクニックなども
書こうかと思っていたのだけれど長くなってしまったのでまた次回。


マキシマム・ツーはもう少し手を入れたらまた更新する予定でいますので、
その時また遊んでみてください。まだ遊んでいない方はその時こそ是非。
では次回。またね。