カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

スキップは実はらんらん出来ない

そんな感じ〜。


さて、ワルイルス。
前回は1面の会話イベントが全て入ったと言うところまで報告したが
今夜までで2-Aの会話イベントが全て入った。


ワルイルスでは選択したキャラによって進むルートが異なる仕様になっていて
つまりキャラごとにエピソードとステージが違ってくるのだけれど


2キャラ+1で3ルートあるわけではなく、
2ルートの内どちらかを通る・・・と言う構成。


ただしアツメとウスメで必ず違う
(アツメなら必ずA、ウスメなら必ずBみたいな・・・)のか、
ある程度被るルートもあるのか、その辺りはまだ確定していない。


3キャラいるので必ず1ルートは被ることになるけど
全てのキャラで同じルートを進むことは出来ないのでスコアに関しては
有利・不利が確実に出る。まあ別ルートでも獲得できる基礎得点は
概ね同じになるように調整するつもりなのでその辺はご心配なく。
(そんな心配をする人がいるのかまでは把握していないけど)


ちなみに会話イベントだが、2面のボス前にはちょっと演出を挟んだりしてて
開発側としては処理がややこしくて、ややイラっとさせられた。


何がややこしいかと言うとこのゲーム、イベント会話のスキップ機能があるので
状況によっては整合性を取るのが難しいし、更にそのデバッグがひたすら面倒。


単純に会話シーンしかないならばそのシーンをばっさり切って飛ばせば
いいだけだけど会話シーンの途中で他のキャラの演出が入ったりすると
スキップするタイミングによって予期せぬ不具合が起きたりするかもしれない。


2面ボスはキャラ会話の途中で一旦会話を中断して出現する構成にしたので
大きく分けて『会話開始直後』『会話中断直前』『ボス出現途中』『ボス出現後』
・・・の4段階あってどこでスキップしてもスムーズにボス戦に移行できるように
するのがやや面倒だった。


ボス出現前にスキップしたらボス出ないまま・・・なんてことが普通に起きる。
出現の途中にスキップしたらゲームは普通に進行できるけどBGMが流れない・・・とか
他を直し、さあこれで大丈夫・・・と思ったら今度は一番楽勝だったはずの
出現しきってからのスキップで新たな不具合が・・・とか、地味な苦労がてんこ盛り。


それでもスキップ有りでなんとか会話を一時中断して間に演出を挿入、
その後会話に戻る・・・と言うシステム構造は出来た。



(前回のキャラはこのシーンで登場、思ったよりも存在感あるキャラに)


実はこれも開発スタート時から結構懸念してたことで、ラスボスなんかでは
色々と演出をはさむことがあるだろうからシステム面で弱い部分があると
終盤で開発が詰むかもなど、恐る恐る手探りで進めてきてたりするので
あ、出来たじゃん・・・と言うこの事実は、自分の中ではかなり大きい。


スーファミの頃のRPGなどを思い浮かべると分り易いかもしれない。
FF6でキャラごとに戦闘システムが異なるとか戦闘の途中で別のキャラが
乱入してきて会話シーンが挿入されるとか、その他ミニゲームの様なものも
途中で挟まってきたり、ああ言うのは管理がとても面倒くさい。


アクション性のない(ATBはアクションに含まないと言う前提だけど)ものでも
恐らくはややこしいことになっているのだから、プレイヤーが直接操作できる
アクション系のゲームでああ言うことをやろうとすればきっと想像を絶する
作業量になるだろう。(FF7リメイクなんてめっちゃ大変そう)


まあそんな話。
これでまた一つ肩の荷が下りた的なアレ。


意外と長くなったので、本来書こうとしていたテーマは次回以降にスライド。
ではまた次回。