立て続けに起きた災害
4日から5日にかけて日本列島を通過した非常に勢力の強い台風21号は
関西地方を中心に猛烈な風と雨を叩きつけ甚大な被害をもたらした。
そして今朝は北海道地方で最大震度7の非常に大きな地震が発生し、
甚大な被害をもたらしている。
どちらの災害もまだ被害の全容は把握できておらず、更なる余震や
また新たな台風の発生により、より深く傷口を広げるかもしれない。
そしてこれは特定の地域に住まわれる方の身にだけ、起こることではない。
誰しもがいつ被災者になるか分らないのである。
いつでも備えをしておくことを忘れずに。
そして我々は元来、非常に災害の多い国に住んでいるのだと言うことも
胸に刻んでおかねばならない。
決して他人事ではないのです。
我々の身の回りには様々な目に見えない溝が作られている。
それは経済格差だったり、ありとあらゆる種類の差別であったり、
人の心の奥底に潜むささくれ立った感情の束であったりと様々であるが
我々日本人は皆同じ国に暮らし、同じ国を共有する集団なのであって
誰一人として無関係な者など居はしない。
どこかで大きな災害があれば、それは日本国全体にのしかかる問題であり
日本国の国民であれば少なからず皆影響を受ける。
つまらない溝など作っている場合ではない。
誰もが協力し合わなければ、災害の多いこの国はいずれ力尽きるだろう。
もし今助けを求めている人が居るのならば今すぐに助けの手を差し伸べるべきだ。
決して他人事などではない。明日はあなたが助けを必要としているかもしれない。
身内もよそ者もない。有事にはあらゆる人の手を借りねばならない。
そしてあらゆる人に手を貸さねばならない。
なぜならば、それが自身の身を守る最善の策なのだから。
最後に、両災害の犠牲となられた方々のご冥福をお祈りいたします。