未知
「知らないことは未知」
知っていることならばどうにか出来る。
知っていることならば調べることも出来る。
知っていることならば手順を思い浮かべることが出来る。
知っていることならば不器用ながらも一応の形には出来るかも。
でも知らないことは想像のしようがない。
「自分の知らないものを想像してみてください」と言われて
何をイメージ出来るだろう?
デタラメな世界は見えるかもしれない。
だが、そのデタラメが「知らないもの」かどうかまでは確証がない。
だから知らないものは未知だし知らないこともまた、未知。
今現在ゲーム制作は自身の未知の領域に踏み込んでいる。
未知の領域と聞けば何かもの凄いことをやっているように思うかもしれない。
だがなんてことはない。
自分は「知らないことが多すぎる」と言う程度の話で、
他の誰もが知っているようなことを恐らくは必死に手繰っている。
それが良いことなのか馬鹿げたことなのか、分らない。
知らないのだから答えようもない。
そうしている内に少しずつデータは蓄積していく。
きっと何らかの法則がそこに浮かんでいる。
上手くいかなかった策も積み重なりそれはもう試さなくて良い。
理解出来ているかどうか・・・それは分らない。
ただいくつかの断片的情報は既に「知って」いる。
もう少し、もう少しデータが集まれば仮説を立てるまでに到るだろう。
知らないことは未知だが未知はいずれ知ることが出来る。
知ることが出来たならその時にはきっとイメージも出来るだろう。
知っていたなら、何出来る?
そう・・・いずれ「出来る」