カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

Deltarune

10月31日より専用サイトにて配信されているDeltarune、
https://www.deltarune.com/
Undertaleの続編的な位置づけであるのだが、配信開始直後にダウンロードして
少しずつ進め、昨夜ようやくクリアした。


前作は冒頭シーンのみプレイした程度なのでストーリーやキャラクターなどは
全く知識がない状態だが、率直に言って面白かった。


何が良かったかと言うと独特のビジュアルもだが、特にサウンドが良かった。
どのシーンも印象深いが戦闘シーンのBGMは繰り返し聞くのがとても心地良く、
楽曲としての出来だけでなくゲーム音楽としての作りも上手く出来ていて
ゲーム専用に作られたBGMとしては久々に胸にときめくものがあった。
(今回のBGMは前作と同じだったとしてもほぼ未プレイなので判別出来ない)


だが一番面白く感じたのは仲間と一緒に旅が出来ると言う部分だろう。
前作では突然知らない世界に放り出されて身の振り方も分らず、
誰が味方なのか何が真実なのか、生きているのか死んでいるのか、
全てを疑いつつの導入で、


しかも唐突に現れる『パズルを解く』と言う行為が何の目的でセッティング
されているのか全く分らない。


とにかく何もかもが不気味で、しかも前情報から「戦闘はしてはいけないらしい」
と言うことだけをインプットされていて自分のプレイが正しいのかどうかすら危うく
どうにもプレイを進める気になれなかったのだが、Deltaruneでは違っていた。


主人公と回りの登場人物との関係性がまず最初に描かれ、どの様なきっかけで
異世界に落ちたのかがプレイヤーに伝えられている。
直後に仲間も揃い、当座の目的がはっきりと示される。


もしかしたら前作をプレイした人にはその様なチュートリアル的な展開が
わざとらしく感じられるのかもしれないが、少なくとも自分は入りやすかった。


バトルもキャラが複数いるおかげで様々なACTが試せる。
(前作ではハグするなどのコマンドの使い時が自分には分らなかった)


ストーリーもMOTHERにも通ずるユーモラスさとシリアスさが同居する
不思議な空気に満ちており、自分好みのもののようだ。今後が楽しみだ。
(MOTHERとの類似性は前作でも言われていたが仲間のいる今作の方がより感じる)


Undertaleもいずれはプレイしてみようとは思う。
ただ・・・なんとなく『自分の場所』ではない気がして手が止まる。
それもまた、作者であるToby Foxの狙い通りなのかもしれないが。