カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

週間少年ジャンプ

果たして自分と同じ年齢で毎週少年ジャンプを購入している人間は

少数派だろうか?

 

(あなたの年齢なんて知らないよ、何?誰?おじいさん?www)

 

恐らく購入層の半分以上は『少年』ではなく、ギリ『青年』の

範疇に有る人達で、そして中年以上の人達も結構多いと見ている。

 

読者の男女の割合も実は半々くらいなのでは無いだろうか?

 

(かつての聖闘士星矢キャプテン翼の一大ブームを思い起こせば

分るかもしれないが少年誌を読む女性と言うのは常に一定数存在する、

そしてオタク層は保守的で一度触れたコンテンツ類に対し常習性を持つ)

 

自分は漫画文化の研究用に未だに週間少年ジャンプを読んでいるのだが

続けるとしても正直ワンピースが終わるまで・・・と思っている。

 

 

今週から始まった漫画『アグラヴィティー ボーイズ』がネットで

話題に上がっている。

 

読んでみて面白いけれどこれはこの状態で完成してしまっているなと、

そう感じた。何と言うか、男子しか登場しない『ゆらぎ荘の幽奈さん

と言った印象の漫画に固定されていくのではないか?

 

今後、作者がどの様な展開を考えているのかは現状では判らないが

設定されている365日はあまり有効に活用されない気が凄くする。

(そもそもSFと言うかストーリー漫画ではないだろうし)

 

アニメが始まって人気が急上昇した『鬼滅の刃』、連載開始当初から

自分は好きで読み続けているのだが「今頃気付くなんて遅過ぎる」

と言うのが正直な感想。

 

ただ、鬼滅の刃も本誌では既にクライマックス感が漂っていて

このまま続くのか、それとも鬼武辻無惨を倒して決着が付くのか、

予断を許さない状況となっている。

 

ブリーチのように宿敵との決着が付いた後も新たな敵が登場して

続くかもしれないし暗殺教室のように綺麗に終わるかもしれないし

最近のジャンプではどちらもあり得るので何とも言えない。

 

看板である連載を簡単に手放すわけはないだろうけれど力のある

漫画家であるならば次の新しい作品を見たくなるのもそれも道理で、

最善の判断を下して欲しいところ。

 

 

それはそうと漫画文化を後進に残していく為にも読者アンケートの結果や

単行本の売り上げだけを気にしているようではいけないのではないか?

 

売れてなくても人気が伸びなくても『良い漫画作品』は打ち切らずに

1~2本は掲載し続けるような体制を作っても良いのではないか?

 

残念ながらあまり面白くならなかった作品はどんどん止めていいと思う。

でも「今の時代に合っていない」「読者層と食い違う」と言った理由で

漫画作品としては優れているかもしれないが商業的に魅力がないので

端から取り扱わないと言う判断では、漫画雑誌と言うもの自体がどんどん

つまらないものに変わってしまうのではないだろうか?

 

「どんなものが当たるか、やってみなければ分らない、どんどんやれ」

そういった考え方は良いと思うけれどその一方で「当たるか」に

目を向け過ぎなのではないかとも思う。

 

「当たらなかったけれど凄まじく良い作品だった」

そんな漫画も必要なのではないか?