カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

飛べ!アタックアニマル学園!!

スターストームの作者の方がtwitterでセーラー服の女子高生が

空を飛んでビーム弾を撃ちまくる3Dもののプロトタイプの動画を

上げていて、言わずもがなアレだった。

 

オタックオニマル学園・・・じゃなくてアタックアニマル学園の方。

アタックアニマル学園とは87年にポニーキャニオンから発売された

ファミコンソフトで所謂スペースハリアータイプの3Dシューティング。

 

主人公はセーラー服を着た超能力少女(恐らく)で自由自在に

空を飛ぶ事ができる。

 

何処かで人間が空を飛ぶシューティングはエスプレイドが最初だとか

聞いたが・・・更にその前に東方シリーズ一作目があったとしても、

美少女が直接空を飛んで戦うシューティングの元祖はこの作品(恐らく)。

 

そもそも元ネタであるスペースハリアーからして、人間がジェットパックも

無しで空を飛ぶなど、かっ飛んだ設定となっているのだが流石はSEGA

そしてAM2研。

 

話をアタックアニマル学園に戻すと、そもそもだがアニマル学園とは

何ぞやと言う疑問が湧き上がって来る。

 

主人公は人間で女子高生、通っているのがアニマル学園だとするならば

何故アニマル達の通うアニマル達の学校にアニマルでない人間が通うのか?

元々は普通の女子高だったものがアニマル軍団に襲われ支配下に下ったか、

それともアニマル達の世界に転生してしまった女子高生が人間と言う名の

アニマルとして共に3年間の学生生活を送っているというストーリーなのか、

はたまた・・・人間の学校の授業レベルに付いて行けず、真に遺憾ながら

アニマルクラスに編入されざるを得なかったのか、など・・・色々と想像を

巡らせてしまうのだが、

 

Wikipediaによれば、対立しているアニマル学園の奴らに拉致られた親友を

奪い返すためにスケ番(スケパンではない)ノッコがカチコミに行くという

ストーリーであると言う。

 

とりあえず主人公が動物と一緒くたにされる非人道的世界観でなくて

良かったが、こちらの予想もあながちではない辺り、アニマル学園侮れない。

 

ファミコンのゲームなのでグラフィックはそれなりと言うレベルだが

初期のファミコンソフトとしては技術力が高くスクロールも滑らかで

処理は高速、主人公の女子高生「ノッコ」のドット絵も良く出来ており、

ステージによっては衣装まで変わる凝りっぷり。

 

自分は友人の家でプレイさせて貰った程度でこのゲームに関する知識は

殆どない(もしかしたら後に購入したかもしれないが忘れてしまった)が

その家でファミコンを遊ばせて貰う時のカセットのローテーションには

必ずこのゲームがあったくらい、仲間内では人気のあったゲームだ。

 

スペースハリアーと言う偉大なゲームの衣を借りてのアタックアニマル学園

ではあるが、その独特のビジュアルや世界観などはオタク的セオリーを

先取りしている(とは言え当時のアニメブームの片隅に既に美少女ものは

存在していてこのゲームが先駆けなどでは無かった事は補足しておきたい)

と言える。

 

自分はアニメマニアでもなければアタックアニマル学園ファンでもないが

手の届かなかったコンシューマー版スペースハリアーの代替品として

一目置いていたこのゲーム、地上物が破壊出来ない事もあり、難易度は

やや高めで上級者向けの内容ではあるが・・・少なくともファミコン

歴史に名を残すには十分なタイトルだと思っている。

スマブラには加えて貰えないだろうけど・・・)

 

アタックアニマル学園、久々にその名を聞いてちょっと悪ふざけして

みたくなってしまった師走の深夜。年末恒例(?)のお笑い企画として

楽しんでいただけたならこれ幸い。

 

では皆さん良いお年を。