カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

良くあるどうでもいい話

古い時代の作品を否定したい・・・

その様な感情にでも突き動かされているのだろうか?

 

ネットを観察していて時折そんな感想を持ってしまうような

書き込みを見る事がある。

 

今の時代には「こんな装置」「こんなソフトウェア」

「こんな無料サービス」が存在していて、それらを使えば

古き時代に流行り一流とされたようなものを遥かに越える作品を

簡単に生み出す事ができる・・・短期間・少人数・少コストで!!

 

(だから俺たちの勝ちだ!!!!!!)

 

先人達にもっとリスペクトを持て・・・みたいな話をしたいのではなくて

『同じ土俵で勝負しなければ勝った事にならない』んじゃないのか?

 

・・・と思うのだ。

 

ネット上には恨み節の様なものがごろごろ転がっている。

レビューなどでも古い時代の作品には『名作』など高く評価するものも

存在する一方で様々な矛盾や穴を抉り出しクソミソに言ってるものもある。

 

技術は進化した。それら「もの」を見る目も研ぎ澄まされた。

しかして、人は本当に進化しているのだろうか?

 

甘い飴をなめ続け舌がより強い刺激しか感じなくなっている事はないか?

 

何より人は、年老いる。

 

常にセンスを磨き感性をアップデートしていなければ「見る目」すら

年老いるのではないだろうか?

 

様々な知識を蓄積し、ものを見る目が肥えてきた・・・など錯覚することは

誰しもありうる。かく言う自分だってそうなのかもしれない。

 

一先ず思う事は書けばいいと思う。

書いてはいけないなどと言うことは、恐らく無いのだから。

 

ただ、何の為に書くのかは自分に常に問うていくべきだと思う。

その理由がもし見つからないのならば・・・書くなよと、

つまらない事ならば、まあ書かないでもいいのではないかと、

 

思う。

 

伝えるべき事を書き、残すべきものを書けよと。

 

古い時代にはネットなんて無かったし、

スマホはおろかPCなんて無かったし、アプリだって当然無い。

 

そんな時代に人々が出来たのは『書く事』や『描く事』だった。

だから皆、命がけで、本気で書いた。残す方法はそれしかなかった。

 

何でもある便利な時代、スマホでネットに何時でも何でも書ける。

本気・・・出してるかい?

 

本気じゃなかったら勝ててないんじゃないか?

 

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古い時代を否定したい?