この程度では驚かないよ?
オタク(事情通)は何かと知識をひけらかしたがるし珍しいものを沢山
見たり聞いたり、或いは所有していたりするので驚かない事を自慢したがる。
そんな人達にはこう言いたい。「駄目だ、ちょっとの事で驚け!!」と。
驚かない人達の頭の中は様々な強刺激に晒され慣れ過ぎてしまっていて、
微弱な刺激では少しもセンサーが働かない。
審美眼が育っているのではなく、単に『感度が鈍っている』のである。
感度が鈍っていると、ちょっとの事では驚かなくなる。
熱湯に手を突っ込みながら「ああこんなのたいした事無いよ」と、
手を真っ赤にしながら笑い飛ばしているような状態だ。
よく考えてみるといい。
多少温度が温めであったとしても・・・だ、手を突っ込んだのは水では無い。
それはお湯なのだ。メラゾーマでは無くメラだったみたいなものだ。
「あっ!!お湯じゃないか!?」と思わないのはおかしい。
つまり『水と温めのお湯』の区別が既に付かなくなっているのだ。
驚かないぞと通ぶることには何の意味も箔もない。
諸君、日々常々驚け!!
驚かぬ者に真の目利きなど出来っこないのだ。
目盛りが10㎝単位でしか刻まれていない物差しなんて捨ててしまえ!!