カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

OVER DRIVE

1990年にコナミがリリースしたアーケードゲームOVER DRIVE』は

日本国内ではロケテストだけが行なわれ、販売された実績はない。

北米やヨーロッパ地域など、海外だけで稼動していたゲームだ。

 

 

昨日の夜の事だ。

 

例によって何となくyoutubeのリストアップしてくる動画のサムネイルを

眺めていると、見慣れぬゲーム画面が目に入ってきた。

 

そこにはKonami Over Driveの文字。そんなゲームあったっけ?

自分がゲームセンターに通っていたのはせいぜいデイトナUSAの頃までだ。

デイトナは1994年のゲームなので90年のゲームならば知らない筈はない。

 

画面の感じからし体感ゲームパワードリフト系のレース物の様だ。 

(グラフィック表現の話、ゲーム自体はスーパーハングオンみたいな内容)

 

調べてみてそれは海外でのみ販売されたアーケードゲームである事が

判った。国内販売されなかった理由は分らないが・・・恐らくは

ロケーションテストでの成績が良くなかったのだろう。

 

しかし動画を見れば分るように当時の他のゲームと比べても決して

グラフィックは悪くない。そして如何にもと言った趣のコナミサウンド

知ってる人は10年前から知っていたのだろうが、自分は昨夜初めて知った。

 

やや音数が少ない印象(恐らくサンプリングに使えるチャンネル数が少ない

或いはもしかしたらBGMは未完成のまま出荷されたのかもしれない)

だが、ノリノリで爽快感と疾走感のある気持ちよい曲調だ。

 

 

誰が書いた曲なのだろう?調べるとゲームボーイ版F1スピリットにも

Over Driveに使われた曲が使用されている。恐らく担当者が同じなのだ。

ただ、GB版F1スピリットにはクレジットロールが無いのでコンポーザーが

誰なのかは分らなかった。

 

Wikipediaの『コナミ矩形波倶楽部』のページにもOver Driveに関連する

記載は見つからなかった。

 

曲調からしてクライムファイターズの曲を書いた方かとも思ったが

それを示す証拠は無い。

 

MSX版のF1スピリットを担当された古川さんの曲でも無さそうだ。

こんなカッコいい曲のゲームが埋もれていたなんてちょっと衝撃だった。

 

アケアカで出ないかな・・・