カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

やったー超能力

ゲームは面白い・・・と言うのは漠然としすぎている。

 

もう少し詰めて身もフタも無い言い方をすれば

「面白いゲームは面白い」「面白くないゲームは面白くない」

 

・・・つまり面白いものと面白くないものとがある。

 

しかし多くの人は「ゲームは面白い」と言う事すら多分知らない。

ゲームとは「物語やキャラクターを楽しむ事を阻害するただの足枷」

としか感じていないかもしれないのだ。

 

時折「ゲームなんてただの暇つぶし」なんてフレーズを聞く事がある。

暇つぶしなんてしなくてもよい物の代表だ。

何故ならば多くの人は生きる事に精一杯で暇など持て余してはいない。

 

暇をつぶす為に何かくだらない事をして遊ぼう・・・などと言う考えが

あったればこそ、「ゲームなんてただの暇つぶし」の様な言葉が出るのだ。

つまり腹の底では「ゲームなんてつまらない」と思っているのだ。

 

「あなたの好きなゲームの何処が良かったですか?」なんて質問があったとする。

きっとかなりの割合で「グラフィックスの美しさ」や「キャラクターが好き」

なんて回答が返って来るだろう。

 

「ボタンを押したら"わーっ"てなるのが楽しい」なんて答えは返らない。

 

面白いゲームは遊べば判る(遊ばなくてもある程度は判ってしまうけど)。

けれど・・・その面白さの成分の多くは言語化が困難だ。

 

面白いと感じていてもそれを表す時に使う言葉が見つからず、

「グラフィックスが美しい」や「キャラクターが好き」などとしか

答えられない人も居る事だろう。

 

結果としてゲームの面白さは無視される。

・・・その事を語っても多くの場合共感を得られないからだ。

 

そこに付け込んだ共感だけを集められるコンテンツが世に蔓延る。

 

未来には面白さが判る事は超能力にも匹敵するスーパースキルと

なっているのかもしれない。