カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

完全主義の否定

最初に断っておくと、自分は完全主義者では無い。

だが完全と不完全どちらがいいかと聞かれれば「完全」を選ぶだろう。

 

この世に完全なものなんて存在しないが「完全」が「最高の完成度」を

指すのであれば少しでもそこに近づきたい・・・と思ってしまう。

 

完全主義はよく否定される。

それは上記のように「この世に完全なものなど無いから」で、そればかり

口にする者は現実が見えていない愚か者と断じられるのである。

 

しかし、自分にはそこに抜け落ちている視点があるように思える。

何故完全なものを目指してはいけないのだろうか・・・と言う辺りだ。

 

実現出来るかどうかの話では無い。何故理想を高く持つ事をネガティブに

捉えるのか?「ならなければならない」の話ではなく「だといいな」の

レベルの話すら許さぬと言うのだろうか?

 

自分はこのブログでも何度も書いているのだが、

「失敗しても成功しても良い、挑戦する事自体が面白いのだ」と

割とありきたりの事を説いている。

 

しかし未だに世の中は「失敗は絶対にしてはいけない」と考えていて、

失敗しないように当たり障りの無いチャレンジしかしていないのでは

ないか?

 

つまり完全主義を否定する考えの何割かに、

失敗したくない⇒挑戦は避けたい⇒しかしそれを指摘されるのは癪⇒

必要以上に頑張る奴等を悪者にしよう・・・と言うものが在りはしないか?

 

この世に完全なものなど無いけれど、そこにほんの数ミリでも近づきたい、

そう言うものを努力と呼ぶのであれば完全主義の半分は努力で出来ていると

言う事も出来るかもしれない。

 

とにかく今時の「楽して勝った奴が一番の勝者」と言う風潮はえらく保身に

入っているような気もしてなんだか情けなく感じる。

 

負けても良いじゃない。死んでも良いじゃない。

・・・まあゲームの中でくらいならばね。