カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

ガンダム水星の魔女

本日17時よりMBS/TBS、その他放送局にて放送が開始された

機動戦士ガンダム 水星の魔女』、第一話を見た。

 

 

ストーリーの考察などは他の人に任せるとして、今回はちょっとだけ

個人的な感想を日記として、したためておこう。

 

まず、テレビ放送されるガンダムのアニメーション作品としては

初の女性主人公と言う事でどの様な世界観・テーマなのかが

気になっていたのだが(事前に予告映像などは見ていないので)、

バトルアスリーテス大運動会みたいな設定なのかなと言う所までは

理解できた(デュエルの件はウテナ辺りか)。

 

モビルスーツの所属や所有者がどの様になっているのかは不明だが

量産機に乗って一兵士として戦争に参加するような情勢ではないらしい。

 

アニメ作品としては映像も美しく、今後の続きが楽しみではあるが

ガンダム作品も遂に女性の物になってしまったのかなと思うと

一抹の寂しさを感じる。

 

勿論男性のアニメファンや所謂ガノタが見ても何の問題もないだろうが、

商売として成立するラインに乗せる為に必要となるユーザー数を揃えるに

ミリオタだったり男子小中学生だったりをターゲットにしていては、到底

賄いきれないと言う事なのだと思う。

 

アニメの初代ガンダムはスポンサーである玩具会社を半ば騙すような形で

制作がスタートされたと聞くが、そのようにして誕生し後のアニメーション

作品の有りようを一変させた革新的シリーズが、今は逐一ユーザーの顔色を

窺わなくては存続できないのかと言う窮屈さを滲ませている気もする。

 

自分は『天空のエスカフローネ』と言う作品が好きで、かつて

エヴァンゲリオンでアニメ熱が再燃していた友人に勧めた事があったのだが、

その友人は「俺には合わなかったよ」と録画したVHSテープを返してきた。

彼はアニメマニアと言うよりも車やバイク、航空機などが好きなごく普通の

青年だった。

 

沢山あるガンダム作品の一つとして水星の魔女のような作品もあっていい。

しかし今後のガンダムはこう言った方向性でしか映像化できないならば

それは一つの終焉の入り口なのかもしれない。

 

劇場版ククルスドアンの島や閃光のハサウェイGのレコンギスタなど

富野系ガンダム作品の新作は作られている。

しかし・・・それを有り難がっているのは地球の重力に魂を引かれた

中高年ばかりではないだろうか?

 

ごくごく普通の今時の男の子達は最早ガンダムに憧れを抱かない。

そこに男の世界は無く、彼らもそのような物は求めず、

男とも女ともつかぬ穢れなき夢の幻に恋焦がれるのみなのであろうか。