カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

歩き方を教えなければ歩けない

人は生まれてすぐに歩けるわけではない。


まず・・・はいはいが出来るようになり、
続いてつかまり歩きが出来るようになる。


その内に二足歩行でのバランスの取り方を覚え、
同時に全体重を支えるのに必要な筋力を養い、
関節とその接合部の状態が歩くのに最適化された後に
初めて歩けるようになるのである・・・多分。


で・・・これは誰から教わったのかと言うと恐らく親からではなく、
自分自身で学習して身に着けていくものなのだと思う。


恐らく幾つかの動作は遺伝子と言うか体の組織や構造に
最初から組み入れられてる反射により偶発的に起こり、
それ以降は動作を重ねることで精度を増し、今度は無意識から
意識的にその動作を行えるように成長していくということなのだろう多分。


生物とはその様な存在で誰から教わることもなく、
自然とその生物特有の基本の動作をこなせるようになる。


生まれてすぐに育児放棄された動物の赤ん坊を人間が育てても
体自体は自然界で成長したのと何も変らずに大人になることを考えれば
そのことは明らかだろう。


では、人工物はどうなのかと言うと・・・
確かに自律学習型のロボットは既に存在するけれど
それ以外の大抵の場合は人間が教えてやらないといけない。


之即ち、プログラミングと言うやつです。


歩くという動作一つ、コンピューターにプログラミングするのに
そもそも歩くという動作自体を解析して計算式にしてやらなきゃいけない。


ああ、こんぴゅーたーよ、お前はなんて馬鹿なのか・・・。
だが教えてやりさえすればどんな動作も正確に完璧にこなすことが出来る。


即ち、プログラムするために、まず人間様が学びなさいと
そう言うことなのですよね。


なのでコンピューターに教えるために私が学びましょう。
この人間様は馬鹿なので時間かかりますけど・・・。


さて、ガン・コモン。
現在は1面ボスの作成中。恐らくこのゲーム最大の難所です。
逆に言えばここを越えてしまえば、素材さえ用意すれば
あとは既に持っている技術だけで作り上げられるのでもう完成が見えたも同然。


とりあえずここ最近ずっと続けていたボスの外見の構築はほぼ出来たので
あとはドット絵を描き上げる以外で必要となる作業は歩行プログラムのみ。


これは理想系は、本体に移動する方向と速度を指定してやれば
あとは足の角度と角度を変化させる速度、そして足の伸縮率を関数で自動的に
処理してくれる構造を作ることなのだけど・・・まあ上手くいくかは不明。


なので、なんちゃって歩行でもいいので、確かに歩いているように見えるように
組み上げられればそれで良しとするつもり。


まあ皆さんは上手くいくよう祈っててください。



これは現在のボス画像。
影と各パーツとの重なり具合が分りやすいように
ヒットエフェクト発生時を狙って撮影してみた。


自分で言うのもナンですが割といい感じなんじゃないでしょうかね。
ではまた次回!!