カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

Vガンダム

Youtubeにて毎週一話ずつ無料配信されていた機動戦士Vガンダム

ついに完結した。

 

一年半程度だったか・・・Youtubeで毎回見続けて今、見届けた。

 

本放送当時もそこまで盛り上がっていたわけでは無かったと思う。

自分もVガンダムがTVで放送されていた事は知っていたが全く見て

いなかったので(と言うかその頃はアニメ自体殆ど見てなかった)

一度は通して見ておきたいと思っていたのだが、全話見ての感想は

かなり複雑なものだった。

 

正直最終回前の何話かは必要無かったのではないか・・・?とか

あまりポジティブな感想は出ない。

 

Vガンダム制作時に富野監督が鬱症状に悩まされていたとか、

そう言う話は聞いた事がある。最終回を見るにカテジナ・ルース

魔性に監督自身終始翻弄されたのではないかなど、作品として

これで満足の行く内容ではなかっただろうなと、何となく思った。

 

結局ザンスカールはどうなったのか?

結局リガミリティアは勝利したのか?

赤ん坊になった地球人は元に戻れたのか?

 

ラストカットでV1V2はダグラムの様に打ち捨てられたわけではなく

コクピットにシートをかけられた状態で置かれていた。

またいつでも出撃出来るように待機しているようにも見える。

 

所謂"溶ける"描写の無かったカテジナは死ななかった。

ならば同じように溶けなかったクロノクルも生きているのではないか?

 

クロノクルへの愛を語るならばリングは崩壊し、スクイードも沈む中、

何故クロノクルを護り戦線離脱しなかったのか?

 

「登場人物が狂ってる」の一言で片付ける人は多い。

自分には登場人物の多くが『自らの意思ではない、何か別の者の邪悪な

呪いによって死を運命付けられ、死に場所を探し慌てふためいていた』

・・・ようにしか見えなかった。

 

終わったような終わらなかったような、それでいて続きは無くて良い、

もう眠らせてやって欲しい、休ませてやって欲しい、そんな気持ちに

なった最終回だった。