最初に・・・ネタバレあるかもしれないのでそこは断っておく。
今日、シン・エヴァンゲリオン劇場版を観て来た。
序破Qに続くリメイク版エヴァンゲリオンの4作目。
序が2007年、破が2009年、Qが2012年なので、
実に9年ぶりの新作であり、第一作目から数えると
完結までに実に14年かかった事になる。
劇中での碇シンジは14歳でQでは更にその14年後が描かれている。
今回の序の公開から数えて14年と言う数字は、
恐らく狙ったものでは無いと思うが(とも言えないが)、
エヴァンゲリオンの完結には正に相応しい区切りだったとも言える。
映画はシンジの物語というよりはゲンドウの物語と言った印象で、
(勿論主人公はシンジだし最後までシンジを中心に描かれる)
これは庵野監督自身とエヴァとの物語でもあったのだろうと感じた。
どうすればシンジはもうエヴァに乗らずに済むのか・・・?
その問いは「どうすれば金輪際エヴァ作品を作らずに済むのか」
・・・と、セットになっている。
その仕込み段階として序破Q(特にQの14年経過)はあり、
シンにおいて遂にエヴァ登場人物たちの抱える全てに決着がつく。
ボクら観客はもう二度とエヴァンゲリオンを呼ぶ事はない。
彼らは全ての過去にケリをつけ、そしてそれぞれの終着駅へ
降車していった。
14年と言う歳月は子供を大人に、大人を老人に変える。
さようなら全てのエヴァンゲリオン。
僕たちも君らと同じように清清しく、相応の歳を取った。
追記。偶々はま寿司に入ったらシン・エヴァンゲリオンとの
コラボ中で限定メニューや様々なタイアップ・キャンペーンが。
初号機暴走ロールは流石に注文しなかったですが・・・。
(例のディストピア飯とかだったら食べてみたいけど)
追記の追記。
昨夜、『プロフェッショナル 仕事の流儀』を見た。
今日はtwitterでもそれに関して色々と賑わっていたのだが、
「結婚して子供を作れ」みたいな事だと言うものがあった。
勿論そのような「種としての本来の姿、幸せとは?」
と言うようなメッセージは有ったと思うけれど自分的には
クリエイターに対するメッセージ強かったのではないかと思う。
(勝手な思い込みだけど)
それは「何かの丸写しじゃなくそれを吸収しオリジナルを作れ」
と言う事だ。
プロフェッショナル 仕事の流儀では、庵野監督とスタジオカラーの
煮詰まっていく様が生々しく伝えられていた。
面白かった・・・などとは口が裂けても言えないが
他人事ならば面白かった。
庵野監督の流儀にあーだこーだは自分が語っても仕方がないので
この辺で。