カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

最近のゲーム開発

ちょこちょこと。

 

MD仮題は・・・今は爆発の炎をちまちまちまちまと描いている。

ここにこだわるクリエイターはあまりいないと思う。

でも自分は炎が決まらなければゲームも決まらないと思っている。

人の命が燃えて消える。

 

その最後の一瞬の輝きを描かなければ自分の弾丸で倒れた敵兵の

魂も浮かばれない。

 

シューティングゲームを「旅」だと称する人もいる。

最初にその言を聞いたのはファミ通の紙面だったと記憶している。

・・・確か20年近く昔の事だと思う。

 

そう言う考えやゲームとの付き合い方もあるだろうしあっていい。

でも自分にとってのシューティングは「戦い」そのものなので

相手の命を奪うところまで含めて、シューティングゲームなのだ。

 

弱いものを一方的に蹂躙するのではなく、強いふうの戦っているふうが

美しく台詞とポーズをキメて後に互いに着替えて電車で帰るのでもなく、

生きるか死ぬかの戦いの後に・・・生きたり死んだりしたいのだ。

 

爆発の炎は残らない。燃えて掻き消える。

旅では無いから思い出には残らない。だからまたあの炎を見たいのだ。

 

・・・などと書くと放火魔みたいだが、まあ根の部分は同じかもしれない。

違いは放火魔なら火をつけて逃げて野次馬に紛れ遠巻きにそれを眺めるが

自分のような人間は火をつけないし逃げないし眺めない。

 

(ゲームの中では)プロとして仕事として、敵と戦いたいからだ。

そう言う意味ではただの縦・横にスクロールするだけのシューティング

ゲームも自分にとってはロールプレイングなのである。

 

だからこそ、その世界に浸りこむ為に細やかな演出を大事にしたい。

毎回毎回新しいゲームを作るたびに同じような事を書いているけれど

これが自分の創作の根幹だからなのだ・・・と思う。

 

最近マキシマム2に対してコメントを戴いた。

あれを楽しんでくれる人もいるのだと勇気を貰った。

 

そう言えばitch.ioにあるデモは旧バージョンであった・・・と言う事で

マキシマム2のデモもそろそろ全面的にバージョンアップしようと考え、

こちらも現在ドット絵や細部の修正を行なっている。

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前から気になっていた2面のボスの攻撃の修正は終わり、5面と6面の

ボスに手を付けようかと言う段階。デモ版では戦えないけど。

 

レガシスウェアのゲームはどれも面白い。けれど旅でもごっこでもなく、

身を持っての体験だから踏み込むのには覚悟がいる。

 

そんな事も踏まえ開発者的には「気軽に触ってみてね」とは言いづらい。

けれど気軽に触ってみて欲しい。

 

人生って・・・覚悟する猶予も普通は無いし、

気が付けば巻き込まれているものだから躊躇するな・・・とね。