カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

Black Paradox demo

Fantastico Studio開発で、Steamで7月20日より配信開始予定の
早期アクセスゲーム『Black Paradox』のデモ版を遊んでみた。
注:記事執筆時での配信日は7月20日だったが後日更新があり正式な配信日は7月28日となっている


こう言った記事はもしかしたらブログよりも
twitterなどにシェアする方が良いのかもしれないが、
纏めればそこそこ文章量がありそうなのと色々と与太話なども
絡めたいと思い、今回はブログの方に書いておくこととする。


わざわざ記事にするくらいなのでゲームとしてはかなり気に入っている。
sci-fiテーマのカッコいいアメコミ調アートやブリブリとしたBGM、
ランダムジェネレートでプレイする度に変るステージなど見所が多い。


その一方でプレイヤー機(プレイヤー車)は移動に慣性が付いていて
操作はやや癖がある。


とは言えこのジャンル(海外製2Dスペースシューター)においては
そう珍しいことではなく、それで即マイナスポイントとはならない。
ただし、このゲーム敵がランダムで登場するだけでなく、
敵の攻撃もランダムでセットされる辺りが非常に厄介。


同じ敵でも複数の攻撃パターンを持っていて、
そして攻撃し始めるタイミングもムラがあるので
「この敵が出たらこう対処する」と言うような攻略法が成立しにくい。


更には敵がプレイヤー側の画面半分・・・スクロール方向に対し、
奥側画面半分を敵陣、手前側画面半分を自陣と考えた時に、
本来自陣である画面手前側は安全なエリアであるはずが
敵も敵弾もずかずかとこの範囲に入り込んでくるために、
プレイヤーは常に安全なスペースを探して移動し続けなければならない。
多くの場合、敵と敵弾が薄いのは画面前方=奥側なので前に逃げると
今度は敵に攻撃できなくなる。


また、射出後にプレイヤー機周辺で拡散するスプレッド系の攻撃が多いのも
画面前方に行かざるを得ない状況を生み出す要因の一つとなっている。


敵弾も敵自体の移動速度も速く密度も高めで回避は難しく体力を削りながらの
ごり押しプレイが基本となる。


総じてプレイヤーは常に過度なストレスに晒され楽しむどころではない。


ではこのゲームが単に無理な難易度設定のゲームに過ぎないのかと言うと
そう言うわけでもない。


このジャンルのゲームに付きもののショップによるアップグレードがあるからだ。
アップグレードを行なえば僅かではあるが苛烈な状況に対し抵抗できるようになる。


ただし、プレイヤー機の性能は開始時は非常に低いので
強敵たちと互角に渡り合えるようになるにはそれなりの稼ぎプレイが必要となる。


これを楽しめるか否かでこのゲームの評価は大きく変るんじゃないかと思う。
つまりアーケード型のSTGを思い浮かべればナシ、
かけた分の時間=投資が生きるRPGを思い浮かべれば、或いはアリ。


自分はアーケードタイプのSTGの方が好みなので正直厳しいものはあるが
アップグレード型のゲームは海外では定番だし歴史も長い。


お国柄の違いにより判定にムラが出る場合もある・・・と言うのを
身をもって感じた。


多分時間をかければ強化も進むし愛着も湧くので
きっちり遊んだプレイヤーならば評価は高くなるのだろう。


あまりに進めず悔しさに、資金稼ぎをしていてこう言う遊び方も
案外悪くはないと思った。


ただ、動作に慣性が付くのはやはりプレイしにくい。
出来ればショップに慣性を0にするチップも用意していて欲しい。


ゲームシステム自体はエネルギーが溜まっていれば常時発動可能な
ブラックパラドックス(ボムに相当)と武器チェンジ、落ちている
アイテムを拾うグラブの3つと言うシンプルなものなので覚えることは少ない。


デモ版はsteamとitch.io、そしてGameJoltにて入手可能。
Black Paradox demo、気になった人は是非プレイしてみよう!!


↓↓↓steamのストアページ
https://store.steampowered.com/app/858680/Black_Paradox/