誰もがノーマークだったセガの新ミニハードの発表が7月8日にあった。
・・・前日に何か幻のようなものを見た気もするが、遂にその存在を
露にしたセガ60周年のアニバーサリー・イヤーのトリ(?)を務めるのは
家庭用ゲーム機ではなく、かつて日本全国のゲームセンターで稼動していた
最新の業務用ビデオゲーム筐体アストロシティを模した携帯型ゲーム機、
『アストロシティミニ』であった。
【アストロシティミニ】セガ・アーケードの伝説を手のひらサイズに!!僕らの青春と当時の興奮がよみがえる!|セガトイズ
6月には電撃的にゲームギアミクロの発表があり流石に今年はもう無いだろうと
油断していた矢先の、これである。
セガの最後のハードはドリームキャスト・・・いやメガドライブミニだ!!
などと盛り上がっていた去年の秋はなんだったのか・・・?
今のところ収録が発表されているタイトルは・・・ファンタジーゾーン、
エイリアンシンドローム、獣王記、ゴールデンアックス、エイリアンストーム、
コラムスII、ゴールデンアックス デスアダーの復讐、タントアール、
ダークエッジ、バーチャファイター・・・の10タイトルのみである。
アストロシティミニには全部で36本のゲームが収録されるとの事だが
他の収録タイトルは現時点で明かされておらず、今後の発表が待たれる。
自分の予想だが収録されるタイトルに他社のゲームは含まれないと思うので
(家庭用ゲーム機であればプラットフォームに「参入」する必要があるが
業務用のゲーム機にはその様な契約はないのでそもそもの結びつきが薄い)
全てセガのゲームから選ばれると見ているが、現在セガが権利を持っている
コンパイルやテクノソフト、そして傘下となったアトラスのゲームに関しては
収録される可能性は高いだろう。
ただし、メガドライブミニではセガエイジスで発売されているものや発売が
予定されているゲームの移植版は積極的に収録されなかった事を考えれば、
セガエイジスのラインナップに含まれるゲームは収録されない可能性もある。
なのでサンダーフォースACやぷよぷよ、ぷよぷよ通などは除外して、
ぷよぷよSUNやぷよぷよーん、ハイパーデュエル辺りが入るのではないか?
そしてアトラスからは豪血寺一族シリーズや首領蜂、プリクラ大作戦などが
収録されるのかもしれない(注:ぷよぷよーんにアーケード版はない)。
セガのアーケードゲームは本数は多いがセガを代表するIPは大型筐体ものが
多く、題材がアストロシティである事を考えれば収録出来そうなビデオものは
自ずと限られてくる。
出来ればこれまで家庭用機に移植されなかったゲームを多数収録して欲しい。
そう言う意味ではダークエッジとデスアダーの復讐の収録は朗報である。
アストロシティミニは12月発売予定、価格は税別で12800円。
専用のコントロールパッドも発売予定(同じく12月発売予定、税別2780円)。
セガファンは続報を楽しみに待とう。