もうすぐE3開幕と言うことでゲーム関連のニュースが次々と飛び込んでくる。
レガシスウェアも毎年この時期に新作や既出タイトルの新情報を出しているが
その前にそう言った形式ばったもの以外で今やりたいと思っているものを幾つか、
書き出してみたい。
色々と取り組んでみたい試作や実験が溜まってきているのでその中の幾つかは
実際には手を付けることはないかもしれない。
でも・・・こう言うことをやりたいんだと、そう宣言しておくことで得になる
場合もきっとあるだろう。
自身の力で出来もしないことをやりたい、やろうと思っているなどとは言わない。
つまりやりたいと宣言することは=「出来ます」の意でもある(といいな)。
・スト2タイプのシンプルな格闘ゲーム
・ウィザードリィタイプのダンジョンクローラーRPG
・ポイントクリックアドベンチャー
・パックマンタイプのメイズアクション
・スーパーマリオタイプのシンプルなプラットフォーマー
・シンプルな横スクロールシューティング
全てCF2.5を用いて作ることを前提としている。
どの様な手法を用いて実現するのかを模索することが主の目的でもあるので
簡単に実現出来そうなものは選んでいない(簡単に出来るものは作ってしまっているし)。
今はワルイルスとマキシマム2、そして最近音沙汰のないガンコモン、
この3タイトルを完成させることを目標にしているので本格的なものは作れないが
合間合間で実験程度のことはしていきたい。
格闘ゲームならばCPUキャラの動作をどの様に作るか頭を悩ませるのが楽しそうだし
ウィザードリー風ゲームならばワイヤーフレーム風に3Dダンジョンを描画させるのと
キャラクターやアイテムの管理がメインの作業になりそう。
ポイントクリックアドベンチャーならば画面上を移動するキャラクターがいる場合、
それを地形に沿ってスムーズ且つ正確に効率よく歩かせる必要がある。
残りの3つは既に初期の実験をしていたり既にある技術でまかなえたりするが
いずれにしてもメイン構造を新たに構築しなければならず、どれに取り組んでも
腕の見せ所(あれば)と言うことになる。
とにかくCF2.5はどんなジャンルのゲームでも作れるのだと言うことを示したいし
レガシスウェアはどんなものを作れてどんなものは作れないのか、それを自身で
見極めていきたい。
これまでに何作か作っているシューティングはジャンルとして好きだけど
それだけをやりたいわけじゃないしイメージを固定されたくはない。
常に「何をやらかすか分らない」そう思われていたい。
話変って・・・
最近ゲームやアニメ・漫画など所謂オタク趣味の界隈において、
オタク中年VS若者オタクの世代衝突が以前よりも多く起きているように感じる。
その根源に「文化の衰弱」があるように思える。
クローンニングにクローンニングを重ねてきた結果、文化の持つ生命力の様なものに
衰えが出ているのではないか?
異なる世代の衝突は異なる思想のぶつかり合いと言うよりは
同じ思想を持つが故のある種の自己嫌悪の様なものも感じなくはない。
そして自分以外の誰かにその衰弱の責任を擦り付けたいのではないかとも。
昨今のポスト真実があらゆる価値観を捻じ曲げぶち壊していくさなかでは
日本発の世界的なヒット作は生まれにくい。
例えばなろう系などと呼ばれるようなジャンルの作品は国内では人気だが
こう言ったものが世界において主流になっていくとは到底思えない。
なんと言うか人気が集まるのは安易なコンテンツばかりである気がする。
一つの文化を共有する時に作り手とユーザーに共通する思想が
単に「楽をしたい」と言うだけのものであるならば文化は崩壊目指して
進んでいるだけだろう。
木の根っこにウサギが足をかけて転がるのを待ち続けるようなものだ。
その光景を見て、この隙にと思っているアジアやヨーロッパのクリエイターが
大勢いるのではないだろうか?
責任の擦り付け合いや好結果をもたらさない対立になど何の意味があろう?
「何かを作り上げたい」と言う気持ちが唯一輝きを持つ。
楽な方向に流れていけば曇りが増していくだけだと思うが、
皆さんどう思うだろう?
もっと苦労しなさいと言う話じゃない。
辛いことにもっと耐えなさいという話でもない。
瞬間的なコンテンツは弱い、その一言だけは伝えたい。