カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

今どきの制作は寄り道多し

最近ガン・コモンの続報が無いのでもしかしたら心配してくれてるかもしれないし
さじ投げたかな?と冷たい視線を向けられてるのかもしれないし。


だけど我々は“いつも通り”の我々なのです。
寄り道が多すぎて進んではいませんが削ったり磨いたりは日々してるんです。


例えば木彫りの細工物などを思い浮かべれば完成までの工程は何段階もあり、
塗っては乾かし塗っては乾かし削り磨きまた塗って乾かすようなその職人以外
誰も進捗を推し量れないような変化に乏しい工程も沢山くぐり抜けねばなりません。


なのでこれはこういうもの。


商業では絶対にナシでしょうけどね。
時間をいくらかけてもいいと思っているわけではないですが間を抜くような、
ディティルを大まかにしたくない部分もあるのです。


そして多分そこがセールスポイントなんだと思うんですよね。
インディーゲームって大きく分けて2パターンあるじゃないですか?


めちゃめちゃ手間をかけて作られたアートと言っても過言ではないようなものと
1タイトル数ドルで買えるような1アイデアで纏められた極小スケールのものと。


レガシスウェアのゲームは後者であり前者・・・なんです。
一つの美しいアイデアを丁寧にゲームに組み入れていく、小さなアート。


多分多くの人には何が良いのか、じっくり観察してさえも理解できないでしょう。
でも、例えば一つの部品が隙間無く嵌っている凄みと言うのは気付いた瞬間に
震えが止まらなくなるほどの感動を与えてくれます。


ゲームを作るということはそういうこと・・・ではないですが、
そういうゲームを目指して行きたい・・・のが我々レガシスウェアなのです。


今はガン・コモンのドット絵の修正やまだ描きかけの部分に手を入れたり、
或いは技術検証で画面効果のサンプルを作ったり、見た目に大きな動きは
ありません。




これ自体はアプリケーションと呼べるようなものではないのですが、
いつかきっとガン・コモンや他のゲームに生かされていくと思います。
こんな感じで小さな実験をたくさんやっていこうと思ってます。


Steamのインディータイトルを見ているとトレンドがあることに気付きます。
・・・このビジュアルトーンはこんな手法で再現できるのではないか?
うん、いつか追いつきたいですよね!!


だったら近道行かずに遠回り。寄り道だって歩んだ道。