カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

Star Shooter Maximum 2010 V2.11が配信開始されました

皆さんこんにちは、Legasyswareの青嶋荒作です。


先日、怪傑まふっとさんがこのゲームを見事攻略している投稿動画より発覚した
「プレイ時間が10分54秒を超えるとゲーム進行が事実上不可能になる」バグの件ですが、
完全に修正した新バージョンが完成しましたこと、ご報告をさせていただきたいと思います。


旧バージョン(V1.02)では、敵キャラなど出現させるプログラムに、ゲーム開発に使用している
『Multi Media Fusion2』のイベント命令の一つ「アクションを制限/時間毎」を設定しており、
これは上記にもありますが、この命令を使ったプログラムは各フレームごとに「10分54秒」
超過で発生と言う、世間では認知されていなかったバグ・・・云わば死の宣告のようなものが
存在しており、それは経験の少ない我々には、予想し得ないものでした。


この「アクションを制限/時間毎」ですが、MMF2には「タイマーイベント/一定間隔」と言う
全く同じ役割を果たし且つポピュラーな命令があり、通常は使用する機会も殆どないもの
なのですが、以前からお伝えしている通り、Star Shooter MaximumはMMF2とも
データの互換性を持つ、同じクリック・チーム開発のゲーム開発ツール「Klik&Play」
を使用して作られたソフトであり、そのデータをMMF2上にコンバートし、新要素も加え
手直ししたものが、皆さんご存知のStar Shooter Maximum 2010です。


そして、実は元となったKlik&Play版のイベントプログラムは「アクションを制限」の
イベント命令を使っていたのですが・・・Klik&Playにはこの10分54秒バグは存在せず、
その為に迂闊でしたが・・・このバグを見落としてしまいました。


我々はタイムやレベル・スコアを随時変更し、あらゆる状況を想定したチェックを
行っていましたが、プレイ中の10分以上のエージングチェックは行いませんでした。
確かにホストアプリケーションであるMMF2にはバグがあります。


ですが、今回の件に関してはエージングチェックを行ってさえいれば、確実に回避
出来た物です。我々の怠慢に他なりません。ゲームをダウンロードして遊んでくださった方の
何割が、果たしてこれを10分54秒以上プレイし、そしてこのバグに遭遇されたかは
定かでは有りませんが、もし「このゲームは11分以上遊べ無い様に細工がしてある」
などと思われましたら、それは誤解です。


もう一度このゲームを楽しんで戴くべく、我々はバグを一つ一つ修正すると共に、
ゲームをより楽しく快適に遊ん戴けるよう、細かな改善を施しました。


それはゲーム性には一切関わりの無い部分ではありますが、ユーザビリティの向上に
繋がったと思っています。また、ゲームの攻略方を見出すまでにこのゲームを徹底して
やり込んでくださった、愛すべき“ツワモノ”の方々の為に7ラウンド以降に限り、
新たな攻撃を追加しております。もう「時間制限の壁」は存在しません。 


皆さんには「死の宣告」など無縁なのです。但し・・・いつでも死は隣にある、
と言うこともお忘れなく。油断せず慎重に。それがこのゲームを遊ぶ時の心得です。



http://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se484323.html


今後、二度と同じ様なミスを犯さぬよう、スタッフ一同気を引き締めて、入念に
チェックを行って参りたいと思います。


これからもLegasyswareを宜しくお願いいたします。