死刑を廃止しなければいけない理由なんてあるのだろうか?
軽犯罪を犯したものが死刑判決を受ける事なんて無い。
死刑判決を受けるのはそれに値するような罪を犯した時だけだ。
「死刑囚やその家族の気持ちを考えたことがあるか?」
・・・と問う人が居て自分は「無い」と答えるだろう。
自分は死刑に値するような罪を犯す予定は無いし家族にも
そのような罪を犯すものは居ないと信じているからだ。
法を犯したものに対し、より厳罰化を望むわけではない。
死刑とはそんなに重い罰なのか?
死ねば全て消える。全て無くなる。電池を抜くのと同じだ。
死んだ後なんて無い。
死後の世界なんて無いし死んだ後の事なんて残された人達が
考えるべき事だ。そう考えると死刑はそんなに辛くない。
残される家族や友達は苦しむし悲しむ・・・と言う事はある。
しかしそうでない事もあろう。そこで救われる場合もあろう。
死刑制度が残る事は別に遅れてはいない。
進んでいるわけでもないが、今急いで議論しなければならない
問題でもない。
生きているだけもうけ物なんて話もあるが
財産を全て没収される事の方がよっぽど厳しい罰なのでは?
命を生み出すのは人間だし、それを終わらせるのも又、人間。
神の意思なんてものは無く、全ては法によって裁かれれば良い。
だからこそ、法は守られねばならないし法に不備があっては
ならないのだ。
実在はしない神が「許す」などと言う事は絶対に無いのだ。
司法や警察が賄賂でどうにでもなるような国とは違うのだ。
しかし死刑執行官の精神的ストレスも無視は出来ない。
裁判員制度の様に一般から召集したり、希望者を募ったり、
様々な方法も考えられる。
「制度を無くしてはいけない」と言う程のものではないが
無くさなければいけないものでは恐らく無いと思っている。