最近、高校野球での選手達の髪型が話題になっているようだ。
曰く「坊主頭とか、旧時大の悪習が否定された瞬間」なのであるとか。
自分は学生時代は所謂坊ちゃん刈りで、前髪もそこそこ長くしていて、
運動部は軒並み坊主頭の時代だったので運動部には入らなかった。
つまり「坊主頭は嫌だった」のだ。
前髪ちょい垂らしブームの後、少しして、ロンゲのブームが訪れ
自分が髪を長くしていた事は正しい事であったかのように思っていた。
しかし、それからまた時は流れ坊主頭やスキンヘッドが流行る。
(今時ならツーブロックか?まだ流行ってるのかな・・・)
その時代時代の人気の髪型があり、男子だって長くしたかったり
短くしたかったりはその時その時だっただろう。
つまり坊主頭である事を「悪」だと言い切る事にあまり説得力は無い。
恐らくここでは「それを強制される事」を談じているのだろうと思う。
ただ当の本人達からすれば「坊主はシャンプーが楽、早く済む」とか
「髪型を気にしなくて良いので面倒がなくて良い」とか、自宅や部の
バリカンを使えば床屋代が要らないので「お金がかからない」など
メリットだってあるだろうし、何より競技中に邪魔にならなくて
集中が増すなんて作用もあると思う。
自分は坊主は嫌だが他の人にも坊主は止めて欲しいなど思ったりはしない。
結局今になって何らかの「恨み節」を足れているだけではないか?
坊主頭の集団を見ると戦時中を思い出してしまう・・・など言う方も
中には居るかもしれない。
・・・それは思い出してはいけないことなのだろうか?
自分に言わせれば髪型の話なんて「些細な事」でしかない。
その些細な事に食って掛かるのはそれを強制していた時代の指導者と
何も変わらないのではないか?
曰く「他人の髪型に拘っている」のであると。