カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

ゲームの作り方・・・絵を描いてみよう!!

皆さんこんばんは。
legasyswareの青嶋荒作です。


今回はいつもと少し趣向を変えて「ゲームの作り方」と題しまして、
個人で行うゲーム製作のコツや心構えなど・・・多少の老婆心見せつつ、
数回にわたり記事にしてみたいと思います。


我々がゲーム製作に使うのは直感的且つ、即座に使えるのが便利な
Multimedia Fusion 2(マルチメディア・フュージョン2)ですが、


・・・これがエンターブレイン社の『ツクールシリーズ』であろうと、
HSP(Hot Soup Processer)であろうと、或いはFLASHXNAC++
RubyVB・・・その他、様々なスクリプト言語などを使ったとしても
「ゲームの作り方=考え方や発想方法」は変わらず同じである筈です。


自分でゲームを作りたいと思っている人、或いは挑戦したけれど
挫折してしまった人で、もしその入り口で躓いているだけならば、
我々が救いの手を差し伸べられるかもしれません。


ゲーム作りは・・・ただひたすら「忍耐」です。
技術も知識も必要ありません。


勿論、比較対照の新旧時代を問わず・・・市販されているような
ゲームソフトを作りたい・・・と思うのであれば、その限りでは
無いかもしれませんが、自分だけのオリジナルゲームを作りたい、
と言うことなのであれば、実は非常に簡単です。


必要なのは忍耐力ですから・・・もし、あなたが絵を描く能力があり、
簡単な作曲がこなせ、物語を作れる豊かな想像力を持っていたとしても、
「飽きっぽくて長続きしない」のであれば・・・残念ですが諦めてください。


また、プログラミング技術がある事は面白いゲームを作れる事とはイコールではない。
勿論技術があるにこした事はないのですが、個人レベルで行うゲーム作りに
最も必要な事、求められる事は「発想力=閃き」と躊躇しない「素早さ=大胆さ」です。


ですから、「忍耐力」があり、「閃き」があり、「大胆さ」があるのであれば、
・・・あなたはきっとゲーム作りに向いています。


ついでに言えば・・・絵が描けて、音楽が出来て、お話も作れれば完璧ですが、
どれも全て苦手だったとしても、何の問題もありません。


ヘタウマでも、全く構わないじゃないですか!!
絵が綺麗じゃなければ駄目ですか?曲がソレっぽくなければいけませんか?
お話が感動的で、感情移入できる様な物でないと、納得してもらえませんか?


ゲームと言う物は・・・遊んで楽しければ、面白ければ、それで良いのです。


思うに・・・ゲーム作りを挫折してしまう人、投げ出してしまう人は、
皆一様に市販ゲームの様なゴージャスな作品を夢見て取り組み始めるも、
理想と現実とのギャップに耐え切れず、止めてしまうのではないか・・・
そう、思うんですね。


先ず、きっぱり言いますよ?市販のソフトみたいなゲームは無理です!!
少なくとも、未経験者が一人で行う事は・・・。


最初は古典的なテーブルテニスやインベーダーゲームから始め、
徐々に複雑な作品にチャレンジしていく。


「実は・・・自分自身でも気付かなかったけれど・・・天才でした!!」


そんな上手い話は滅多にどころか有り得ないです。
誰しもが皆、心に理想のゲームを思い描きながらも、
今のスキルで出来る作品に・・・甘んじて、取り組んでいるのです。


「いつかはあんな作品を作ってみたい、いや・・・作って見せるぞ!!」
きっと・・・そんな思いで居るのです。


ですから、様々な開発支援ツール・・・我々と同様にMMF2を購入した方々も含め、
「出来ない・使えない」、或いは「出来なかった・使えなかった」と感じている
DIYクリエイターの諸氏には「我慢して続ける事=持続の重要性」を申し上げたい。


頑張ってください。
無責任に、そう、言う事しか出来ませんが、それが唯一の近道です。


頑張れない方は・・・最初に戻りますが、諦めてください。


さて・・・最後にゲームを作るうえにおいて、確実に必要なもの、
マイ・キャラクターや倒すべき相手=敵やライバルの「絵」について
ちょっとしたコツを伝授したいと思います。


小さな絵は比較的簡単に描けると思いますが、苦労するのはボスなどの
大きい絵だと思います。


ウチの“のんきなカベジマ”に記事用に、描き始めから完成までの絵を
数段階に分けて保存した物を用意させましたので、参考になるかどうかは
解かりませんが、先ずはご覧下さい。




1)レトロゲームではボスキャラは左右(上下)対称である事が多いですので、
今回はそれに倣い、左右対称のキャラクターを描いてみます。
左右対称のものを描く時は「半分だけ」描けば事足りてしまうので
スッパリと半分切り取った様に描きます。




2)多少バランスがおかしくても気にしないで下さい。
ゲームの敵と言うものは、大概は異質な存在=異形のものですから、
歪んでいても、それはそれで説得力を持ちえます。



3)かなり描けて来ましたね。これで半分だけの絵が出来ました。
最初に出来上がりを想像しておく、デザインを用意しておくのが基本ですが、
描きあがるまで自分でもどんな形になるか解からない・・・と言うのも、
それはそれで面白いと思います。


ちなみにカベジマさんはアドリブで「テキトー」に描いているそうです。
・・・あの人は変態です。



4)半分だけの絵をミラーコピー(左右正対称に複写)します。
絵の中央部分が交錯しますので、重なりのバランスを見ながら、
最も形の良く見える位置に反転させた画像を貼り付けてください。



5)透明部分が判り易くなるように色を入れます。先ずはこれで完了です。
あとはお好みで彩色を施せば、ゲームに使用する巨大キャラになります。
お疲れ様でした。