ガンダム水星の魔女を毎週楽しみに見ている。
ガンダムとしてどうかとか、アニメ作品としてどうかとか、
そう言うのはあまり興味がなくなって来た。
考える事は無駄・・・今時の文化はそう伝えてくる。
良い作品だとかなんだとかよりも「毎週やってるあのアニメ」
みたいな、肩肘張らない娯楽として付き合っていくつもり。
まあ恐らくここから不穏な展開になって行くんだろうけれど
要は近年の魔法少女もののフォーマットに沿っているのだろう。
SFじゃなくて「ファンタジー時々鬱展開」ってやつ。
そう言う風に考えていくと「中二病」と言うジャンルも、
実はもともと女性主体のコンテンツで、勝手に中学二年生男子が
好きそうなネタだと思い込んでしまっていただけなのかもしれない。
この間までYoutubeでVガンダムとユニコーンガンダムの無料配信が
されていたので毎回見ていたのだが・・・実はこの2作品どちらも
自分は初視聴。Vガンダムは一見牧歌的な風体で今までどうなんだと
疑いの目で見ていたんだけれど、これがすごく面白い。
色々と無茶な展開も続くけれど富野節も効いていて間違いなくガンダム。
対してユニコーンの方は「絵がとても綺麗ですね」くらいの感想しか
なかった。・・・つまらないわけじゃないけどファンタジー色が強い
Zガンダムの再構築版とでも言った感じか。作品としての人気は高いので
肯定的に捉えているファンの方が多いのだろうけれど。
ガンダムって戦争を描く(戦争の中でもがく人間を描く)ドラマだから
MSの描写って本当は『人が簡単に死んでいくシーンの代替』なんだけど
見ている人達は皆「かっこいいかっこいい」としか思ってなくて、
作品が作られれば作られるほど単なる見せ場としてしか機能してなくて
「美しい」とか「尊い」とか、そんな感情に生きている人たちの心に
響いて行ったのだろうなぁなどと感じたりした。