カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

次のゲーム

次のゲームに関する方針がおおよそ固まってきた。

おおよそなので確定ではないから今後変わってくる可能性もある。

 

なので今日のところは特になし。

またMYE3の頃合が近づいて来ているし(本家本元のE3は今年は無いけど)

レガシスのゲーム全体に関するプレゼンはあった方がいいので

もしかしたらその頃に何か情報を出せるかもしれない。

 

 

 

昨日、3分ゲーコンテストの投票が締め切られた。

なのでもう得票に関して補正もかからないので、少しだけ記そう。

ゲットバックスは元々コンテスト用に作っていたゲームではないので

色々とレギュレーションに沿っていない部分が多い。

 

当初は画面切り替え無しの全3ステージでプレイ時間は10分ほどを

想定していたものを3分に圧縮したのでかなり忙しい内容になっている。

(とは言えステージ自体がギリギリまで全く作られていなかったので

単純に10分を3分にした訳でもない、敵だけ沢山用意していたのだ)

 

もしコンテストを想定してたなら、

「でっかいクチビル=自機が足の生えたタラコに襲い掛かり、

それらを沢山食べると空中で卵を生み、卵が地面に触れると

そこからタワーマンションが生え、そこに小人が住み幸せに暮らす」

・・・など、そんなゲームを作っていただろう。

 

要はコンテストなので審査員が見たいのは出品者のアイデアや感性や

或いは技術で、そう言う意味でちょっと困らせてしまったなぁと

 

そう言う感想しかない。

 

何と言うか・・・日本の郷土料理コンテストなのに日本人が

スパゲッティボロネーゼでエントリーしたようなものだ。

 

もし次回参加する事があれば次は3分ゲーコンテスト専用に開発した

タイトルで挑戦させて頂きたいと思う。

 

 ※追記:3分ゲーコンテストの結果が出ていた。

ゲットバックスの評価が気になる方はご自分で確認して頂くとして、

自分は投票はしていないが参加された方のゲームは粗方プレイさせて

貰っている。

 

各作品に対するコメントは厳しいものが多くなってしまいそうなので

控えさせて頂く。 言及しているものとしていないものとがあれば

不公平が出るので、どれかも褒めずどれかも貶さず。あしからず。

中々に面白いコンテストなのでもっと知名度が上がってほしいし

次回は今回以上に盛り上がってほしいと思う。

 

 

さし当たって次のゲーム、とりあえずキャラクターとロゴのデザインを

先行してやっていくつもりである。

 

・・・と言う事は既に開発を進めている既出のタイトルとは

異なるものと言うことになるのだろうか?・・・果たして。

森林王者モリキング

週間少年ジャンプ2020年20号から始まった、長谷川智広による新連載

『森林王者モリキング』が面白い。

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モリキング

モリキングは長谷川智広のデビュー作『恋のキューピッド 焼野原塵』や

青春兵器ナンバーワン』などに続く、3作目のギャグ漫画である。

 

以前読み切りで掲載された同名作品の正式連載版で、キャラクターや

設定などをほぼ踏襲し、近年のジャンプ漫画としてはやや珍しい

王道の開始スタイルとなっている。

(読み切りから連載に"格上げ"された作品でテコ入れ無しは減っている)

 

最近のジャンプ作家は一つヒットが出てもその後が続かない、

或いはジャンプ本誌に戻って来ない漫画家も少なくない。

 

そう言った中でコンスタントに連載を獲得出来ている漫画家に光るのは

才能やセンスもあるのだろうが一番はやはり「堅実さ」ではないだろうか?

 

特にギャグ漫画は絶対的に「描ける人」と「描けない人」とで隔たりがあり、

今のジャンプは昔と比べギャグが弱く、王道のギャグ漫画が描ける作家は貴重。

そんな中、自分も応援している長谷川智広の待望の新連載がジャンプ本誌で

スタートした事は真に嬉しい限りである。

 

 

長谷川漫画の特徴は「描写を逃げない」事だと思う。

普通ならば「ギャグですから・・・」と適当に誤魔化して書くような部分を

一々丁寧になぞっていく。ここが長谷川の「一番面白くする部分」だろう。

 

今回も第二話でその特徴が現れている。普通は居候型の主人公は第一話で

"何故か"あっさりと家族に受け入れられるか、或いは部屋に居る事を

そのまま隠し通そうとする展開になると思うのだが、モリキングでは

一家の一員として認められる様(?)を丸々一話使って描いている。

 

漫画自体は紛れもなくギャグ漫画なのだが、進行自体はストーリー物の

それであり、ギャグでやれば通常野暮ったくなりそうなものなのだが、

作者の気真面目さか?そう言ったシーンを丁寧に描写していく事が

逆に面白味=狂気を生んでいる。ある種、舞台コント的なのである。

アメリカンファミリードラマの様だとも言える)

 

ギャグを解っていない者がギャグ漫画を描こうとすると必ず

「これは○○ネタなので○○の事を知らない人には分らないかな」

・・・をやってしまう。

 

つまりギャグを「元ネタいじり」としか認識していないのだ。

だからつまらない。その状態が面白い事への理由が存在しないからだ。

 

対して面白いギャグ漫画を描ける人はそれが「何故面白いか」の

説明力・プレゼン力に長けている。

 

だからこそツッコミが生きてボケが引き立つ。

 

モリキングがこの先どの様な世界を紡ぎ出していくのか、

それは未知数ではあるが自分は何も心配していない。

 

多分この作者ならば本来不要な描写までも丁寧にしてしまうだろうからだ。

どう転んでも面白くなるに決まっている。

 

もしこの記事を読んでモリキングに興味を持たれた方は、

現在第一話が無料公開されているのでこの機会に読んでみてほしい。

https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331631431325

 

ただし、ジャンププラスでの無料期間がいつまでなのか分らないので

もしリンクが無効になっていたら申し訳ない、本誌又は何れ発売となる

コミックスをチェックしてみてほしい。

 

 

何でもかんでも自身の身に置き換え過ぎているのではないか?

ふと聞こえてきた話。

日曜日のサザエさん、自分は見ていなかったのだが時期的な事もあり

一家がGWどこに出かけようかと相談する話であったらしい。

 

それを日本全国、皆が新型コロナで大変な思いをしている時に

「不謹慎」だと言うのである。

 

先ず・・・アニメは制作に時間がかかるので絵やシナリオは

現在の情勢を見て用意したものではない。

 

恐らく今回の回が制作された時期には既にコロナの感染が

拡大し始めていたのではないかと思う。

 

ただ、思い出して欲しいのは花見の時期に皆さんがどうしていたか?

・・・と言うことだ。

 

政府はそうとは口に出しはしなかったが、5月には収束の目処が

立っているのではないかと言うような仄めかしを続けてきた。

 

だからこそドラマやバラエティ番組も平時と同じく収録が続けられ、

危機感は何処か薄らぎ始めていたのだと思う。

その空気が変わったのは緊急事態宣言が出されてからだ。

 

恐らくサザエさんも現在は止まっていて時期に話数が尽きるだろう。

差し替えられるようなストックは多分無い。

 

他の番組は収録分をあるだけ、とりあえず放送しているのは問題にせず

サザエさんだけを目の敵にしているのには違和感を感じる。

 

それにサザエさんは2020年のお話では無い。

現在を描いた物語では無いのだからコロナなど何の関係もないのだ。

 

もしテレビの中で幸せそうにしているサザエさん一家を見て妬みを感じ

憎しみを抱いたのであれば、その心の動きの方が遥かに危険ではないか?

 

何でもかんでも自身の身に置き換え過ぎているのではないか?

 

テレビなんて所詮作り物の世界に過ぎない。現実ではないのだ。

現実では無い世界に住む者すら、脅威に怯えさせようと言うのか?

 

現実は一つだ。

それが良い方向に向かおうとも、悪い方向に向かおうとも、

「解釈の違い」でかき乱されはしない。

 

覆水は盆に返らないし「奇跡」なんて起きはしない。

良い方向に進めたいのであればその様に努力するしかないのである。

 

他者や物語の中の人物に自分を投影したり思いを寄せたりすることは

誰しにもあるだろう。

 

だが、当たり前だがそれは自分自身ではない。

物語の中の人物にも人格があり、一人一人が別の人間である筈。

 

今は自分の身を大事にし、自分の命を守るべき。

 

自身を投影した他者に自身の叶わぬ幸せの残像を見つけ出すのを止めよ。

 

己は一人。

世の全ての人はみな己。

 

他者に掴み掛からない事が己を救い、また結果的に他者をも救う。

さて次は何を作ろうか・・・

さて次は何を作ろうか?

 

ゲットバックスも粗方終わったのでそろそろ次のタイトルに

取り掛かろうと思うが、普通ならば中断しているメインタイトルを

再開するべきなのだろうが、以前作ったプラットフォーマー

プロトタイプをもう少し形にしてみたい気もしている。

(こんな事を書いている時点で実は腹の中ではほぼ固まっているのだが)

 

とは言えマキシマム2もいい加減遅れているしBtUBも止まっているし、

ゲットバックスの勢いのままガン・コモン再開してもいいかもだし、

色々と迷っているのも事実。

 

自分は過去は振り返らないタイプなので結果には殆ど関心が無い。

常に新しい事を考えていたいし面白いものしか作りたくない。

 

なのでまあ、今の自分にとっての面白い事がプラットフォーマーなら

プラットフォーマーになるしかないし、他にもドラクエ的なものだったり

ポイントクリックアドベンチャーも一度やってみたいと思っているし

そうなると益々「さて次は何をつくろうか・・・」など迷ってしまう。

 

イデアが尽きる事は無いし優柔不断、まあ頭の痛い限りである。

 

とりあえず次のゲームは『秘密裏に完成させる実験』には含まれてないので

適宜経過は当ブログにてお伝えしていく事になると思う。

では今回はこの辺で。

モノはコトに負ける(残念な事だが)

いきなり本題。

世はモノ消費からコト消費に変わったといわれ久しい。

モノ消費と言うのはマイホームやマイカー、或いは白物家電

オーディオ機器や美容機器など・・・それを持っている事が

ステータス足り得た時代の消費スタイルで

コト消費と言うのは物を持っているのは当たり前、

或いは経済的に余裕がないのでなるべく物を持たないようにし、

それよりも「どう幸せに暮らしているかの工夫をアピールする」

その工夫に対する消費を指す・・・としておこう。

 

モノには形がある。物質としての質量がある。品質の良し悪しがある。

だがコトはどうだろう?

 

コトには形がない。質量もない。そして品質の良し悪しもない。

前二つに関しては頷けるが品質のくだりに関しては意義がある、

と言う方もいると思うが、コトには品質なんてものはない。

 

何故ならば「幸せ」の「品質」そのものを競うのではなく、

「幸せそう」に見えさえすればもうそれで「勝ち」であるからだ。

 

だとするならばこれに抗うすべは無い。品質は問われない。

誰かが「好きで何が悪いのだ!?」と主張すればもう誰も反論できない。

 

だからモノはコトに負ける。

 

生活に余裕のある人は高級品とされるようなものにもお金を使うだろう。

高級とされるようなものであれば、恐らく品質は保障されている。

そこにはモノ消費もまだ存在しているかもしれない。

 

ただ、主役は物ではなく高価な物を所有する自分自身であるから

結局のところコト中心である事に変わりは無い。

 

生活に余裕のある人がお金を湯水のように使うのであればまだ良いが

実際は常識の範囲内に収まるような消費の方が多いだろう。

(オイルダラーみたいな人達は別格として)

 

無駄な金は使わない。使うならば自身のステータスアップに繋げたい。

そしてまた、モノからコトへと流れは変わる。

 

優れた職人や工房、芸術家にグルメに美男美女、品質高い物(人)に

投資して文化の維持に貢献しようとする人もいるだろう。

ただ・・・投資するのも投資されるのも、あくまでその中の一部に過ぎない。

 

最高級の素材を使って最高の職人が十分な時間をかけ作り上げた

最高品質のモノ、しかしそれを享受できるのもまたその中の一部で特別だ。

持てる者と持てぬ者。格差はまるで縮まらず。どちらが多数か?

聞くまでもない。

 

結局、品質は日に日に下げられる。

こんなに大好きな物をこんなに安く買えるなんて、なんて幸せなのだろう!!

 

誰もモノにはこだわらない。作り手の責任などお構いなし、

消費者自身の工夫の部分さえ整っていれば皆が満足してしまう。

それを持っているだけで幸せそうに見える表面に施されたプリントが

「美しい」だけのガワが型取りの複製商品がのさばることだろう。

 

モノはコトに負ける、それは経済的な豊かさを失っていく過程における

共通の出来事なのかもしれない。

レガシスウエア ニュース2020 Legasysware News 2020

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Legasysware(レガシスウェア)と
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  • 1月1日:今年もレガシスウェアを宜しくお願いします。 スタッフ一同

 

ニゲットバックス出来た

昨年末・・・12月中旬頃からふと思い立って作り始めた

技術検証含む新作ゲーム『ニゲットバックス』が完成した。

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『ニゲットバックス』タイトル画面

当初は年末年始に遊んで貰おうとゲームメカニクスだけ凝って

あとはシンプルなものにすれば余裕で間に合うだろうと

タカをくくっていたのだが・・・これっぽっちも間に合わず、

ならば2月までには・・・と頑張るも、全く目処が立たず、

では4月1日のエイプリルフールネタで・・・と踏ん張るも、

手が届かず、結局マスターアップは4月12日夜。

なんでこうなったんだ・・・。

 

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『ニゲットバックス』プレイ画面1

しかも一度完成して配信サイトにアップロードする前のチェックで

セーブデーターの暗号化を忘れていたり、キーボード使用時の操作が

おかしくなっていたりと見逃していたバグや不具合を連続発見して、

お疲れちゃん気分でほっこりしていた脳天を直撃。

 

一瞬再起不能になりかけたがまあ何とか修正してサイトには投稿完了。

フリーゲーム夢現』では既にダウンロードが可能になっていて、

『ふりーむ!』でも恐らく明日のお昼くらいまでには公開されるだろう。

ほかitch.ioにもアップロードする予定だが、イッチはサイトページ用の

画像を複数用意しなければならず準備に時間がかかるので後回し。

(まだトレイラーはおろかプレイ動画すら作成してないし・・・)

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『ニゲットバックス』プレイ画面2

ゲームとしてはオーソドックスな縦スクロールシューティングゲームだが

普通に敵を倒していても実は得点が殆ど入らない。

 

このゲームは

『宇宙海賊に奪われた積荷を戦闘機に乗って取り戻すだけの簡単なお仕事』

と言うちょっとブラックな設定になっていて、敵を倒した時に出る積荷を

集めて味方のトランスポーターに受け渡して始めて得点になる。

 

自機の後方に回収した積荷が牽引され連なっていく様はまるでテクモ

ジェミニウイング』の様だが、意識したのはジェミニウイングではない。

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『ニゲットバックス』プレイ画面3

実はかの、小島秀夫監督の手がけたデス・ストランディングから着想を

得ていて最初はデジタルパンクな世界観を考えていたんだけど・・・

何故か「こうなった」と言う。

(ちなみに開始時のタイトルはサイバーフォッシルでした)

 

まあ何れにせよ、遅れたのは自分自身の管理の甘さと実力不足からで

「短期間で完成させて予告なくいきなり公開!!」と言う目論見も外し

何とも格好の付かないことではあるが、世は正に新型コロナウイルス

猛威が振るい明日の予測も経たぬ状況。

 

自分も基礎疾患的なものが無いわけでもないので明日命を落とすこととて

有り得なくもなくない。

 

とりあえずゲームが完成し、無事公開できた事に関してはめでたい限り。

 

当初は2月公開の予定だったのでプランにはなかったが開発が遅れ時期的に

やれやれ氏を中心に開催されている『3分ゲーコンテスト』の頃だったので

出品を想定し、尺を詰めて3分サイズにしている。

 

手違いがなければコンテストにも出品するので良ければ後日そちらも

チェックしてみて欲しい。

 

時間的に本日はここまで。結局早く寝る事はできなかった・・・

ではまたね。