カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

特に。

本当にある世界を描けよ。

その世界はその設定を生かす為に都合よく作られた描き割りか?

違うだろう?

 

そこにはごく普通に人が暮らしてる。

飯も食えば糞もする。

 

生まれ変わって全く違う世界の住人になったとしても、

それは変わらない。

 

足元には地面があって見上げりゃ何色かは知らんが空がある。

大気の組成は?自転周期は?重力は?文明の発展度合いは?

 

お前のいる場所は山の中か?村か?町か?大都会なのか?

 

そこにはどの位の人が居るんだ?建物はいくつ建っている?

人はそこにどんな手段でやって来るんだ?住んでるのか?通ってんのか?

 

若者が多い?じじばばばっかか?女が多いのか?野郎ばっかか?

良く見回してみろよ、お前は今どんなところにいるんだ?

 

物語ってのはコントじゃない。

終わりゃ、アリガトウゴザイマシタで袖に消える芝居じゃない。

 

どんなに絶望的なラストを迎えたとしても、時は止まらない。

明日はまたやって来る。誰かがその後片付けをやっている筈。

 

本当にある世界を描けよ、創造するってそう言うことだ。

 

f:id:legasysware:20200904235836j:plain

 

アストロシティミニの全収録タイトルが判明!!

9月3日のファミ通Liveにてアストロシティミニに収録されるゲームの内、

未発表であった残りの13タイトルが明らかにされた。


セガミニハード祭り! アストロシティミニ&ゲームギアミクロ【ファミ通LIVE MC:前島亜美 #060】

 

内訳は以下の通りである。

 

フリッキー

・忍者プリンセス

・青春スキャンダル

スペースハリアー

・カルテット2

アレックスキッド ザ・ロストスターズ

ソニックブーム

スクランブルスピリッツ

サンダーフォースAC

・ラッドモビール

・アラビアンファイト

・スタックコラムス

ぷよぷよ

(発売日順)

 

これで収録全てのタイトルが出揃ったわけだが・・・まあ、ちょっと

コメントに困る。収録タイトルが良くないわけでは無いが奇妙な偏りと

多少のコンセプトの齟齬があるように思う。

 

スペースハリアーとラッドモビールは言うまでもなく、大型筐体もので

コンパネもアナログ入力のものである。アストロシティの8方向レバーで

プレイするのがベストなゲームでは無い。そう言った状態で稼動していた

事実もない(無理やり入れていたロケーションはあるかもしれないが)。

 

これを選んだ理由は「セガ60周年」に相応しい、セガを代表するゲーム・

カテゴリでもある体感ゲームを収録しないわけにはいかない・・・と言う、

体面的事情によるものの様な気がする。

 

放送の中で「ラッドモビールソニックのデビュー作」と言う言葉も出たが、

ソニックに関連するゲームタイトルを何か一つでも・・・と言う提案への

斜め上の回答なのかもしれない。ちなみにラッドモビールの完全な移植版は

存在していない(筈)。だとしたらセガエイジスでこそ出すべきタイトル

だったのではないか?

 

その他のタイトルに関しては・・・どのゲームが収録されても、それはそれで

セガらしいラインナップだと思うので不満は無いのだが、アストロシティ

言いつつも、やや古いゲームが多いのではないかと言う辺りは少々気になる。

 

今回のゲームの中では青春スキャンダルとサンダーフォースACがセガ開発では

無いのでその2つが言わばサプライズ収録に当たるのだろうか?

(いや、スペースハリアーとラッドモビールでしょ!!)

 

しかしてサンダーフォースACにしてもぷよぷよ通にしても、今年エイジスで

発売されたばかりであるから新鮮味は薄い。

 

「あれが無いこれが無い」は言うまいと思うが・・・自分にとっては期待通りの

ラインナップではなかったかもしれない。

 

とは言え魅力的なゲームも多数収録されるアストロシティミニ、セガ60周年を

祝うに相応しい商品である事は間違いない。

 

その他、各ストア限定のアイテムや専用アーケードスティックも発表された。

(コントローラーに関しては市販の他社アケコンメガドラミニのものが

使えればありがたいのだが、どうも対応していないようだ)

 

色々と大きな発表があったがセガファンの諸君、発売日を楽しみに待とう。

適当エバー

NHKにて8月26日から3夜連続でヱヴァンゲリヲン新劇場版が放送された。

自分はテレビ版と旧劇場版2作までは見ているが、新劇場版はまだ見た事が

なかったので、これは良い機会だと制作の手を止め見てみる事にした。

 

エヴァはテレビ放送時、放送前の予告編で知り、試しに見てみようかと

チェックを入れつつも第1話を見逃し、第2話からリアルタイムで視聴、

第4話からはVHSでも録画をし、コミックス版も買い揃え、当時はかなり

はまっていた(友人にビデオとコミックスを貸して布教したり)のだが、

劇場版が公開される頃には熱も冷めてしまい、旧劇場版2作は後々に

レンタルビデオで申し訳程度に見て・・・それ以来だ。

 

作品との距離感はそのくらいのものなので過剰な期待はなかったのだが、

7年前の作品とは言え映像は美しく見応えのあるものだった。

 

とは言え面白かったかと聞かれると・・・まあどうだろう?

少なくとも、アニメなど全く見ないような人におすすめ出来る作品では

ないし、基本的に旧作を全て見ている前提でないと楽しめないだろう。

 

テレビ版のエピソードをなぞった『序』が一番安心して見る事が出来た。

新たな登場人物が加わりテレビ版とは全く異なる展開を迎える『破』は

なにか狐にでもつままれた様な奇妙な感覚を感じた。

 

そして『Q』はと言うと旧劇場版2作目を見たときと同じ感覚があった。

これは明らかに観客を嫌な気持ちにさせる為の物語だと感じた。

 

嫌な気持ちにさせると書いたものの、それは悪意からでは無い。

何かを終わらせる為の決意や動揺、畏怖、その様なものが製作者の内から

噴出しているのだ。

 

観客を嫌な気持ちにさせる事でエヴァンゲリオンとの決別を促進させる。

・・・と言う事は本心では庵野監督はもうエヴァを作りたくは無いのだろう。

 

自分は熱心なエヴァファンでは無いし庵野監督やカラーの公式の発言にも

疎いのでいい加減な勘ぐりなのだが。

 

完結編である『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は公開日が未定となり、

物語の結末を知るのはもう少し先になりそうだが、一先ず楽しみではある。

 

ネットのどこかで『Q』に関して「エヴァらしい」と言う様な感想を見た。

自分はエヴァらしさは混沌とした後半よりもワクワクとする前半の方が

実際、皆が期待するエヴァらしさなのではないかと思う。

 

だとするならば、それを描くのに疲弊しきってしまったのだろうな・・・。

アストロシティミニに収録されるゲーム13種が新たに判明!!

8月20日20時より放送された電撃PS Liveにて、アストロシティミニ

収録される全36タイトルの内、新たに13タイトルが公開となった。


ノブオの電撃PS Live #105【創の軌跡、アストロシティミニ】

これでアストロシティミニ発表時に公開された10タイトルと合わせ、

23タイトルまでが明かされたこととなる。

 

そのほか、発売日が12月17日である事、専用アクセサリーである

ゲームセンタースタイルキットも同日発売である事が明かされた。

スタイルキットは専用のディスプレイ台でアストロシティミニ本体を

乗せる事で、よりアストロシティらしい外観を机上で再現出来る。


【アストロシティミニ 発売日決定】収録タイトル第2弾発表!さらにアストロシティミニをより楽しめる特報もあるよ!|セガトイズ

今回明らかになった13タイトルは以下の通り。

 

コットン

SHINOBI

シャドウダンサー

E-SWAT

クラックダウン

ゲイングラウンド

ぷよぷよ

コラムス

ボナンザブラザーズ

イチダントアール

ワンダーボーイ

モンスターランド

モンスターレ

 

今回の13タイトルではコットンがサプライズ枠ではあるが、基本的に

セガのメジャーなアーケードゲームで(世間一般的な知名度ではなく、

セガマニア、アーケードマニアにとってお馴染みのタイトルと言う意味)

固めてきたと言う印象。メガドライブに移植されたゲームも多い。

 

今回は恐らく3回に分けて発表されるであろう収録タイトルお披露目式の

第二弾なので、本命タイトルや隠し球は全貌が明かされるであろう、

第三弾の9月3日ファミ通Liveまで持ち越し・・・なのだろうとは思うが、

正直肩透かしな印象も受けた。

 

前回も書いたが対象範囲のセガアーケードゲームアストロシティミニに

収録可能なものはある程度限られてくる。マイナーで人気の無いゲームを

収録してもあまり意味は無い。権利関係で難しいものやコンパネの仕様で

収録出来ないものもあるだろう、そう言った事情も鑑みつつ独自に調査(?)

したところ、およそ60タイトル程度に絞られた。実際に収録されるだろう

ゲームはつまりその約半分だ。

 

折角なので残りの13本を予想してみる。

前回の記事ではアトラスやテクノソフトのゲームも収録されるのではないかと

予想したが、今回の発表を見る限りでは、セガ内製及びセガパブリッシュの

タイトル以外は収録される可能性は低そうだ。

 

 

アストロシティミニ・残り13本の収録ゲーム予想>

 

1:忍者プリンセス

2:アレックスキッド・ザ・ロストスターズ

3:オパオパ

4:スクランブルスピリッツ

5:ダイナマイトダックス

6:クイズ宿題を忘れました!

7:D.D.クルー

8:アラビアンファイト

9:バーニングライバル

10:ずんずん教の野望

11:ゴールデンアックス・ザ・デュエル

12:ばくばくアニマル

13:バーチャストライカー

 

・・・と、こんなところだろうか?驚きの少ないラインナップだが、

第二弾タイトルの選出傾向を見るに、アストロシティミニと言うハードは

未移植タイトルやレアタイトルを多数収録するマニアックな商品ではなく、

セガの定番ゲームを集めた、セガ60周年を祝うに相応しい商品として

丁寧かつ健全に企画されたものではないかと分析出来る。

(一応サプライズとしてずんずん教の野望を入れてみた)

 

個人的にはハイパーデュエルや豪血寺一族2や、6ボタンと言う事で

噂に上がったレイディアントシルバーガンなどが収録されていたら

本当は嬉しいのだが、まあ正直難しいだろうと思う。

 

何はともあれ、全てが判明する9月3日を楽しみに待とう。

では今回はここまで。

Maximum2 マキシマム・ツー、あとマキシマム2

夏の暑さにぴえん超えてぱいろまんしー。

モチベーションは低下していても制作はじりじり続いていく。

 

マキシマム2はかなり少しずつ少しずつ、完成に近づいている。

残り工程における肝心の部分は後回しにしつつも進めてはいる。

 

まあ仕方が無い。こんな情勢の中、気持ちよくゲーム開発など

出来るはずもない。おまけにこの猛暑。

 

ネット上で他の方のゲームの進捗報告などよく目にするのだが、

羨ましい限り。

 

見栄えも、話題性も、ユーザーの反応も、まずまずと言ったところで

自分のゲームとは大違い。

 

まあ仕方が無い。目指している方向がまるで違うのだから無理もない。

険しい山道を誰ともすれ違わず、脂汗を流しながらひたすらの行軍だ。

花も無ければ歌も無い。それでも目的地目指し、進まねばならぬ。

 

自分がゲームに求める体験はざっくり言って『敵を殺す事』。

この場合の敵は強過ぎても駄目だし弱過ぎても駄目だ。

丁度いい強さの敵と殺したり殺されたりの真剣勝負をしたいのだ。

 

けれど、そう言うゲームはあまり無い。

多くのゲームでは開始時は弱いがアップグレードが整う中盤以降は

負ける要素が無かったりする。そうなると戦闘は足止めに過ぎず、

楽しみはイベントなどを見る事に集約される。

 

難しさを売りとするゲームもあるが難しさを面白さに結びつけるのは

言うほど簡単ではない。進行と共にただただ耐久力が高くなるだけの敵と

延々戦い続けていても楽しくはない。被弾=即死のスリルもあまりに頻繁に

訪れるのであれば単なるストレスでしかない。

 

ここだけを説けば賛同してくれる方も多いだろう。

でも、『戦闘を楽しむ』と言う事に関しては納得してくれる人は

少数なのではないか?

 

多くの人は戦闘の後の艶めいた『ご褒美』に期待している。

だから敵を殺す事自体が『ご褒美』だと言われても首を縦に振っては

くれないだろう。

 

だったらまあ仕方が無い。人気の無い道をこれからも進んでいくしかない。

 

f:id:legasysware:20200820031745j:plain

f:id:legasysware:20200820031809j:plain

f:id:legasysware:20200820031842j:plain

f:id:legasysware:20200820031900j:plain

f:id:legasysware:20200820031914j:plain

色々と変更点はあるが目に見えて大きく異なる部分は無い。

隠語は不意に湧き出づる

先日セガの公式放送で失言があり、注目のワードとしてネット上を

飛び交っていたのだが・・・自分は全く知らない言葉だった。

 

元をただせば、とあるネット絵描き(自分はその人の事を知らない)が

自虐的に描いた台詞付きの自画像を投稿した事から、その言葉は生まれ、

「そこに来ていた者の9割はこのイラストの様な顔つきだった」と言う

体験談により、それは揶揄する言葉として用いられるようになったと言う。

 

つまり元々は他者を貶めて言う蔑称ではなかったのだ。

(主に「解る俺もだよ」の様な共感を表して使われていたようだ)

 

その投稿がされてから数年が経過してまた別の人間により発掘された時に

他者をからかう言葉として面白おかしく引用され、外に広まったらしい。

 

ただ・・・自分は聞いた事が無かった。

そこまで深くネットに身を置いていなかったと言うのもあるが、

今回の騒動でその様な言い回しを、その意味も含めて初めて知ったのだ。

 

若い人達の間では良く使われる言葉だったのだろうか?

その言葉が蔑称だと言われてピンと来なかったしセガの放送でも

その方もよくそんな言葉を知っていたものだと、そんな印象を受けた。

 

元々誰もが知るような言葉ではなかったものが、ふと何かのきっかけで

多くの人に知られる事となる。その結果、元々はそこまでの意図を含めて

いなかった、ある意味で他愛の無いものが、とんでもなく不謹慎なもので

あるかのように拡大解釈されていく。

 

差別と言うものは『誰かによって継続的になされるもの』と言うよりは

認知される事により瞬時に『沸き出づるもの』なのかもしれない。

 

その言葉が知れ渡る事によって、今その瞬間にその差別は生まれた。

進んでいないような進んでいるような

マキシマム・ツー(以前書いたreadmeを見るとこの表記になっている)は

少しずつ少しずつ、進んでいる。

 

ただ実際目に見える変化は僅かでしかない。細かな部分がちょっと替わり、

絵が一部入れ替わり、OPTIONに新たな項目が加わり・・・とその程度。

 

その程度の事に1月ほど。体調があまり良くない時は殆ど作業をしないので

進行は以前よりも大分遅くなっている。

 

最近思うのは・・・自分に残された時間は思ったほど長くはないかなと、

そんな感じ。言うほど短くはないと思うけど言うほど長くはない。

 

マキシマム・ツーが完成してどこかのストアにページが出来て販売開始と

なるまでは何としてもここにいたい。その後は別に興味は無い。

 

これは昔からだが・・・例えば友達と一緒につるんでる時間は楽しい。

でも何かを作っている時間はその一億倍楽しい。

なのだから仕方が無い。そのための命だしそのための魂だ。

 

もし完成させられそうにないと判断した時は、出来ている部分だけでも

早期アクセスと言う形でリリースするつもりなので、お蔵入りはさせない。

 

即効性を買って無料で公開するという手も無くはないが、無価値のものを

作っているつもりはないので幾ばくかでも値段は付けていく。

 

時々「無料ゲームでも市販の作品に匹敵するクオリティのものがある、

このクオリティに金を払うのはごめんだ」みたいな事を言う人がいる。

そんな人にはこう言ってやりたい。

 

「だったらその作者に市販の作品と同じだけ払ってやれ・・・」と。

誰かの好意に甘えているだけではいけない。貢献しなければならない。

お布施などではない。対価を納めるなんて当たり前の事なのだ。

 

マキシマム・ツーは以前もこのブログで書いたように500円程度での

販売を予定している。内容量は確実に500円以上あるが市場価値を

考えるとこのくらいが妥当だろう。大衆は映像にしか関心がない。

 

ゲームも面白いしサウンドも豪華。

そう思わない人もいるだろうけれど例えばレーザーの発射音だったり

爆発音だったり、BGMに限らず全てのサウンドは時間をかけて調整し

このゲームに一番しっくり来る形に作り上げている。

 

でも「レーザーの音が凄い」なんて一度も言われた事は無い。

だったらこちらが期待するものは特にない。

 

作る事を楽しんで、魂を乗せて送り出す。目指す所はそんなとこ。

 

進んでいないような、進んでいるような、ゴールはまだかいな。