カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

物理的な切断

物理とは・・・正直よく解らない。

普段何も考えずに『物理ダメージ』とか『物理エンジン』とか、

口にしたりテキストにしたりしてはいるものの、では実のところ

物理とはなんぞやと問いかけられても正しく答えられるかどうか、

非常に怪しいものである。

 

5日ほど前の事だが・・・突然自宅のWi-fi接続が出来なくなり、

スマホを何度も再起動させたり接続状態のチェックをしたり、

或いはLTE接続に切り替えて対処法を検索したりと復旧方法を

探ったのだが全く改善せず、ルータの故障かもしれないと考え

試しに有線接続で任天堂のスイッチをネットに繋げようとして、

そこで初めて「そもそもこの家はネットに接続出来ていない」

と言う事実を思い知らされる事となる。

 

その事実を知り、数分頭を抱えた。

いわく「何故(Why)?」

 

可能性としては、この家のネット環境は割と煩雑で接続機器を

いくつか跨いでいるので、そのどれかが故障している事が

考えられる。

 

或いは部屋の壁に取り付けられた(外部から引き込まれている)

ケーブル類が断線している可能性もある。

 

パッと見で断定できるものは何一つない。

 

なんだか酷く面倒な気分になり、機器やケーブルの一つ一つを

いちいち確認したくなくなった(ため息)。

 

ふと脳裏に何かが囁き・・・そうだ、もう一つ可能性がある。

ベランダに取り付けられた光回線を電気信号に変換する機器が

壊れているのではないのか?

 

昼間カラスがベランダ付近で騒いでいたと誰かが言っていた。

その話を聞いたのは・・・外出から帰った直後、家の前で、だ。

そしてその直後Wi-fiが使えなくなったのに気付く。

 

嫌な予感がしてベランダに向かうも辺りは既に暗くよく見えない。

暫く直下の一階の屋根を眺めていて・・・妙な気分になる。

いつもと何かが違っているような?

 

屋根の上にこんな線、通っていただろうか?

 

視線を光回線を電気信号に変換する機器に移して絶句した。

ケーブルが・・・途中までしかない!!

 

見下ろして屋根の上、這う電線のフレッシュ感。

「これか・・・!?」

 

ケーブルは完全に切断されていた。

ひとまずそれを屋根から拾いベランダの柵の部分にくくりつけ、

部屋に戻りLANケーブルの断線の修理法など調べ・・・

途方にくれた。

 

出来る事は何もなかったのだ。

もう業者を呼んで修理してもらうほかない。

 

だが明日修理したところで明後日また切断されたら?

 

考えていても仕方がない、明日夜が明けてから状況を調べ、

改めて対策を考えよう。

 

それに寝て起きたら自然に治っている様な事もあるかもしれない。

 

そして翌朝、ベランダに行って柵にくくりつけておいたケーブルが

無くなっている事を確認した。

 

逆に『カラスの仕業』と言う実感が強く湧き、ある種腑に落ちる。

しかし本当にどうしようか・・・この物理的な切断を。

f:id:legasysware:20200326124919j:plain

物理的な切断

ネットが使えないまま数日経過。カラスの巣作りまだ終わらぬか?

 

 

 

東京で新型コロナの感染者増、ロックダウンもあり得るとの報を聞き

慌てて業者に連絡する。

 

今ならまだ通常の対応をしてもらえるだろう。

でも来週になればどう局面が変わるか、見通せない。

 

そんなわけで業者の方に出向いてもらい、ネット接続は回復した。

 

そのまま配線だけ取り替えても

またカラスの被害に遭うかもしれないので頼んでケーブルに被覆を

してもらった。

f:id:legasysware:20200326161009j:plain

物理的にカヴァー

これだけで防げるかは解らないが剥き出しの状態よりは耐久性も

あるだろう。

 

カラスよもう来るな。お前の好きな白い蔓はもう無くなった。

黒い蔓も好むな。DIYはこだわりを持ってナチュラルな素材を選べ。

 

物理的な切断はもうコリゴリだ。

ワンピース

新型肺炎で早々と春休みになりつつも遊びに出かける事も出来ない上に

事態収束も見えず不安に苛まれる子供達のために、大手企業が様々な

支援を行なっている。

 

一例を挙げると・・・集英社では週間少年ジャンプ1号から13号及び、

人気漫画ONE PIECEのコミックス1巻から60巻までを無料公開している。

少年ジャンプ+ WEB版、ただし3月9日から4月5日までの期間限定)

 


週刊少年ジャンプ

自分はジャンプ本誌で読んでいるので殆どの漫画はコミックス版では

読んでいないし所有もしていない。

 

ワンピース久々に読んでみたくなったのでコミックス第一話から順に

読み返してみた(流石に1巻から60巻までは読んでないけど)。

 

大人は駄目なんだぞと、全国の小中学生からお叱りを受けそうではあるが・・・

 

さて、ここからはあくまで「個人の感想」なので多くの皆さんと異なる

意見であったり、否定的な言葉があったとしても、それは分からず屋の

勝手な戯言として聞き流してほしい。

 

自分はワンピースと言う漫画が好きだ。ただし、この「好き」は端的に言って

全面的な支持を意味するものではない。

 

最初にワンピースを読んだ時に思ったのは「絵が独特だな」と言う一点で、

デビューしたての新人だし下手な部分・未熟な部分があるのは当然としても

こんなパッとしない見た目の主人公(個人のかつての感想です)が主役で、

しかも物語り自体もヘンテコだし、正直あまり面白いとは感じなかった。

 

目的もぼんやりとしている上に戦闘時のキャラクターの強さに説得力が無く、

何故この漫画は打ち切られずに続いているのだろう・・・?

毎回欠かさず読んでいながらも正直よく解らなかった。

絵柄の独特さから好感も持てず、海賊と言う略奪者を目指す事にも共感せず、

ただただ載っているから読んでいるだけの状態だったのだが、ウソップが

仲間に加わった辺りから少しずつ印象が変わっていった。

 

登場人物が皆ピュアで熱く、キラキラと輝いている。

書き手が登場人物に感情を乗せて描いている証拠だ。

 

ただ、相変わらず漫画はあまり面白く感じていなくて、既に人気が出ていた

頃にも拘らずヘンテコな漫画だと言う第一印象はそのままだった。

(読み返してみて、改めて斧手のモーガンやキャプテン・クロ、

首領クリークとの戦いの描写は当時の感想と変わらずイマイチだなと思った)

 

それが・・・あるタイミングで一気に変わる。

アーロン一味のエピソード、ナミの突然の裏切りのシーンからだ。

 

それまでのワンピースは勧善懲悪で主人公は善、敵は悪と言う単純な線引きしか

無かったのだが、ナミの裏切りで人物の相関関係に大きな緊張が生まれた。

これが作者の考えたものなのか、編集サイドの提案だったのかは知らない。

だがこの瞬間からワンピースは間違いなく「化けた」のである。

(自分にとっては・・・なのでお気になさらず)

 

これ以降ワンピースは針がどちらに触れるか分らないスリリングな展開を

踏襲するようになった。

 

絶対上手くいくはずだった計画に綻びが生まれ、負けるはずのない奴が負け

キャラクター設定上死ぬはずのない奴が死に、仲間達の結束はどんどん高まり、

読むことが楽しくて仕方ない、現代少年漫画の傑作へと上り詰めたのである。

 

面白いかも・・・と思い始めたタイミングは今も昔も全く一緒だった、

ワンピース。

独特であまり好きではなかった絵柄も作者である尾田栄一郎の上達もあり、

自分にとって今では大好きなものとなっている。

(と言うか、本当に上手くなった。アーロン編の辺りでもまだ未熟だったし。)

 

特別ワンピースファンと言うわけでもなかったが、こうして振り返ってみれば

非常に感慨深いものがある。

 

ワンピースをお題にすればファンならば名シーン・名エピソードの数々が

飛び出してくるだろうが、ここはのんきなカベジマのテリトリー。

 

触れずに幕となる。

 

面白いものは面白い。ワンピースは面白い。これが結論だ。

パズルとかあらかじめダウンロードとか

先日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ為に

政府から不要不急の外出を控えるよう、要請が出された。

 

そして全ての小・中学校及び高校が新学期まで休校となり、

小学校6年生及び中・高3年生は終業を待たず卒業となった。

 

世の中マスクやトイレットペーパーなど、身の回りの品が

手に入りにくくなったり、多くの人が集まる場所に立ち入る事を

控えたり、不便な事、窮屈な事が増えてきた。

 

ましてやこの状態がいつまで続くのか、明確な指針は示されてはいない。

 

この期間をいかにして乗り切るか、それは個々のライフスタイルによって

異なり、第三者がああすべきこうすべきと口出しするような事でもないので

とりあえず、自分が最近手にしている玩具でも紹介してピリピリとした

空気を緩和させる事が出来たら良いなと、そんな感じ。

 

ちなみに皆さんの参考になるような素晴らしいアイデアは今回ありません。

f:id:legasysware:20200305220826j:plain

ルービック・キューブ

 

ルービックキューブは名前くらいは誰でも知っているだろう、

とってもメジャーなパズル。wikipediaによれば、1974年にハンガリー

建築学者ルノー・ルービックにより考案されたとの事。

 

日本では1980年に大ブームとなったが我々の世代にとっては

『懐かしのおもちゃ』と言った印象で未だに製造・販売されている事も

知らない人の方が多いかもしれない。

 

当時はツクダオリジナルによるライセンス販売であったが現在は

メガハウスが製造・販売を行なっている。


ルービックキューブPLAY!

現代ではパズルを解くスピードを競い、よりスムーズに回転させられる

製品を求める声もあるようで、ネットを調べれば『競技用』を冠した

様々なキューブパズルを見つける事が出来るだろう。

 

特別ルービックキューブが上手な訳でもないので一面揃えるのが

やっとだがパズルとして完成度が高く、この面白さは不変だ。

 

ここに写真は無いが2×2のものならばもっと簡単かもしれないと思い、

そちらも購入したのだが、パズルとしての考え方が似ているようで

実は異なり、むしろ2×2の方がややこしい(逃がせる面が無い)。

 

2×2は一面を揃えるのは簡単だが一つの面を揃えた状態を

キープしたまま他の面を揃える事は不可能な為、クリアするには

全ての面が同時に揃う様なキューブの回し方を考える必要があり、

解法の固定された、かなりガチガチのパズルと言える。

(個人の感想です)

 

と、言う事は4×4のキューブの方が実は簡単なのだろうか?

新品のルービックキューブが2つもある今、直ぐには要らないが

興味は尽きない(上手でもないのに)。

 

f:id:legasysware:20200305220859j:plain

ニンテンドー・スイッチ

先日、IGN Japanyoutube定期配信『RTN』で触れられていた『六方 論理』が

セールになっていたのでどうぶつの森購入用に買っていたプリペイドを使い、

同じくセールだったフォーゴットン・アンと共に3本をダウンロード購入。

 

フォーゴットン・アンはまだ未プレイなので感想はないが六方 論理、

これは自分にとってはマストバイな1本だった。


Hexologic - Available on Nintendo Switch!

説明がやや難しいのだが、以前プレイした『Hexcells』に少し似ている。

Hexcellsはステージを進める毎に新しいルールが追加され、解法が

どんどん複雑になっていくだけでなく、隣接するマスの条件を満たしつつ

推理する必要があり後半ステージは一つを解くのに相応の時間を要したが

六方 論理ではライン(全ての列に設定されているわけではない)の和の

つじつまを合わせるだけ(しかも入力は1・2・3の3種類しかない)なので

誰でも簡単にパズルを楽しむ事が出来る(個人の感想です)。

 

ついうっかり、早朝4時近くまで夢中でプレイしてしまった・・・。

六方 論理はポーランドディベロッパーMythicOwlの開発したHexologicが

オリジナルで、スイッチ版の他にandroid版、ios版、Steam版などがある。

興味を持たれた方は是非遊んでみて欲しい。

 

 

ところで、あつまれどうぶつの森セブンイレブンでカード版を購入すると

500円のキャッシュバックキャンペーンがあったようだが自分は9000円分の

プリペイドを使って予めダウンロード購入してしまったので特典はなし。


あつまれ どうぶつの森 TVCM ゼロから作る篇

おそらく遊ぶ時間は殆ど取れないと思うので今回は購入を迷ったのだが、

シリーズはWiiの『街へいこうよどうぶつの森』以外全部やって来ていて、

今回もとても面白そうだったので、どうせいつか買うつもりならばいっそ

あらかじめダウンロード含め体験してやろうと(ついでにセール中のゲームも)

一時の気の迷いで購入してしまった。

(全部と書いてしまったが実はスマホ版はやってないけど・・・)

 

 

コロナウイルス(公式には新型肺炎と呼称されるようになったらしい)が

いつ収まるのかは誰にも解らない。

 

でも、もし時間を持て余していたり、何か別の事に意識を向けていたいと

思うならば今回紹介した玩具などは案外役に立つかもしれない。

いろいろ&こもごも

今現在、世の人々が一番関心を持っている事は間違いなく、

新型コロナウイルスの流行だろう。

 

既に身の回りのものがなくなるなどのデマまで流布される始末で

何者が仕掛けているのか(或いは誤解と偶然が重なってなのか?)、

捉えようによっては買占めも『テロ』ではないかとも思う。

 

社会を著しく混乱させ、それが緊急に必要な人達を困らせている。

周囲の声に判断能力が麻痺し、行動してしまう様な場合もあるだろう。

それが「無い」と思うと自身にとっては本当は必要でもないのに急に

欲しくなってしまうタイプの人も居るかもしれない。

その一方で手元(倉庫?)に多量の商材があり、それを使って一儲け

してやろうと企む者達も居るかもしれないし、単に世の人が右往左往

するのを見て喜んでいる愉快犯的な者も居るのかもしれない。

 

愉快犯ならば「だって面白いだろう?」と反省も無く吐き捨てる。

震災の時や大雨・土砂災害の時もtwitterのタイムラインにデマが

踊っていた。

 

「面白い」を取り違えている人は案外多いかもしれない。

これはシュマップス・アカデミーの開発日誌でも散々書いた事だが

「皆でワイワイ」は面白いではなく「楽しい」と表現するのが正しい。

 

悪戯や馬鹿騒ぎは確かに「楽しい」だろうが瞬間的なものなので

時間経過で減衰する。

対し「面白い」は概念であり論理的に評せるので永続的である。

 

コロナウイルスの流行も恐らくは何れ収束し、一時的なものとして

いつかは忘れられていく(とは言え永遠に歴史には刻まれるだろう)。

 

亡くなった方もいる事であるし、軽く見ているわけではないが

人類の存亡に関わるほどの危機ではないのだ。

(むしろ経済的なダメージが大きいだろう)

 

冷静に、落ち着いて。また皆で楽しく笑い語り合える日は必ず来る。

 

いつかは極めて興味深い、面白い事例だと今日の日を語るだろう。

 

デマや恐怖を煽り立てる声に耳を貸すな!!

咳やくしゃみをする者を非難するような情けない態度を取るな!!

その様な行為に参加して状況を悪化させる手助けをするな!!

 

人が皆冷静で居る事が今は一番重要なんだ。

A Space for the Unbound ~Prologue~

ゲームを探す時や選ぶ時のフックとして、ビジュアルスタイルに

目を向ける人は多いと思う。

 

その中でも、ドット絵と言うものに強く引き寄せられる人間は

一定数居て・・・かく言う自分もその一人ではあるのだが、

ドット絵でなければ嫌だとか2Dのゲームしか遊ばないとか、

そう言うこだわりは特に無い。

 

どんなスタイルであれ、第一印象で引っかかるものがあれば

先ずチェックだけは入れてみる。

 

ジャンルがどうだとか、作者がどうだとか、そんな事は気にしない。

 

さて、今回取り上げるのはインドネシアMojiken Studio開発の

A Space for the Unbound ~Prologue~』である。


A Space for The Unbound Trailer

ジャンルは横スクロールタイプの2Dのアドベンチャーゲーム

PCゲームだが操作はパッドで行なう。

(もしかしたらマウスも使えるかもしれないが未確認)

 

全編が手描きのドット絵で彩られ、アニメーションもする。

エンドクレジットを見るに、スタッフ数は規模に見合ったものの

様であり、個人プロジェクトに見られるような『鬼気迫る描き込み』

みたいなものがある訳ではないが、グラフィックスのクオリティは

総じて高く、解像度はそれほど高くは無いものの非常に豪華な印象を

受ける。

 

英語が堪能と言うわけではまるで無いのでストーリーやキャラクターに

関する発言は控えさせていただく。

(恐らく読み違えている部分や見逃しているキーワードがある)

 

今回はプロローグと言うことで物語の入り口までしか体験出来ないが

テキスト量は意外と多く、30分強ほどのボリュームがある。

 

ドット絵のゲームが好き、アニメ調のファンタジックな物語が好き、

そして英語に抵抗がない・・・と言う方には是非プレイして欲しい。

 

一応自分のプレイ動画も貼っておく。


『A Space for the Unbound (demo)』初見プレイ

 

ちなみに・・・自分のプレイ動画に関しては誰かに紹介しようとか

スーパープレイを披露したいなどと言う意思はまるでなく、

開発者は第三者が自分の作ったゲームをどのようにプレイするのか

関心を持っているはずなので何かの参考になれば良いなと、

そんな気持ちでネットに上げているものである。

 

とは言え全く印象に残らない、琴線に触れなかったようなゲームは

動画を投稿しようとは思わないので上げているという事は間違いなく

「期待を込めて」と言う事であるので、それがデモ版やプロトタイプで

あるならば是非とも製品版まで持っていって欲しい。

 

A Space for the Unboundも製品版が待ち遠しい!!

 https://store.steampowered.com/app/1201270/A_Space_For_The_Unbound/

良くあるどうでもいい話

古い時代の作品を否定したい・・・

その様な感情にでも突き動かされているのだろうか?

 

ネットを観察していて時折そんな感想を持ってしまうような

書き込みを見る事がある。

 

今の時代には「こんな装置」「こんなソフトウェア」

「こんな無料サービス」が存在していて、それらを使えば

古き時代に流行り一流とされたようなものを遥かに越える作品を

簡単に生み出す事ができる・・・短期間・少人数・少コストで!!

 

(だから俺たちの勝ちだ!!!!!!)

 

先人達にもっとリスペクトを持て・・・みたいな話をしたいのではなくて

『同じ土俵で勝負しなければ勝った事にならない』んじゃないのか?

 

・・・と思うのだ。

 

ネット上には恨み節の様なものがごろごろ転がっている。

レビューなどでも古い時代の作品には『名作』など高く評価するものも

存在する一方で様々な矛盾や穴を抉り出しクソミソに言ってるものもある。

 

技術は進化した。それら「もの」を見る目も研ぎ澄まされた。

しかして、人は本当に進化しているのだろうか?

 

甘い飴をなめ続け舌がより強い刺激しか感じなくなっている事はないか?

 

何より人は、年老いる。

 

常にセンスを磨き感性をアップデートしていなければ「見る目」すら

年老いるのではないだろうか?

 

様々な知識を蓄積し、ものを見る目が肥えてきた・・・など錯覚することは

誰しもありうる。かく言う自分だってそうなのかもしれない。

 

一先ず思う事は書けばいいと思う。

書いてはいけないなどと言うことは、恐らく無いのだから。

 

ただ、何の為に書くのかは自分に常に問うていくべきだと思う。

その理由がもし見つからないのならば・・・書くなよと、

つまらない事ならば、まあ書かないでもいいのではないかと、

 

思う。

 

伝えるべき事を書き、残すべきものを書けよと。

 

古い時代にはネットなんて無かったし、

スマホはおろかPCなんて無かったし、アプリだって当然無い。

 

そんな時代に人々が出来たのは『書く事』や『描く事』だった。

だから皆、命がけで、本気で書いた。残す方法はそれしかなかった。

 

何でもある便利な時代、スマホでネットに何時でも何でも書ける。

本気・・・出してるかい?

 

本気じゃなかったら勝ててないんじゃないか?

 

f:id:legasysware:20200227012049j:plain

古い時代を否定したい?

 

ローグライクはローグなのか?

ローグライクはローグなのか・・・?

特に大事な事でもないのだが一応、二度書いてみた。

 

ローグとは1980年ごろにカリフォルニア大学の学生が作成した、

自動生成型のダンジョンクローラーゲームだが、その特徴は

フィールドが自動で設定されるだけでなく、道具や指輪などの装備も

毎回効果が判らない未鑑定状態で配置され、更にはキャラクターが

死亡するとそれまでに手に入れたアイテムや成長も全て失うと言う

なかなかに厳しいもの。

 

しかしそのゲームプレイの中毒性の高さから数多くのプレイヤーに

支持され、現在でもその派生系を含む多くのローグタイプのゲームが

愛好されている。

 

先日発売されたボイドテラリウムと言うゲームがあり、そのゲームは

メーカー説明文によれば「ローグライクRPG」と呼称されている。

 

そのボイドテラリウムだが、ユーザーからの評価は芳しくなく、

レビューはおおよそ荒れているのだが・・・共感を集めたレビューに

ダッシュがないからローグライクじゃない」的な事が書かれていた。

 

あくまで「的な事」なのでそのレビューにその様な文言はない。

 

ただ「ローグライク風来のシレン」と捉えているようだったので

そこに関してはちょっとどうなのだろうかと思い、筆を取った次第。

いや・・・筆は取っていないが。

 

ローグライクにも定義がある。しかしその定義は不変だろうか?

現在『ローグライク』と呼ばれているジャンルは大まかに言って

プロシージャル構造のもの全般を指しているように思う。

 

古いタイトルならばティル・ナ・ノーグやルナティックドーン

ローグライクだ。

近年のものだとタングルディープやスパークライトなどもある。

 

ただし、その様なプロシージャルなゲームが全て「ローグライク

を謳っているわけではない。最近ではローグ型の進行をしないゲームは

「ローグライト」と自ら区別し、名乗る場合も多い。

 

だがしかし「ローグライク」とは風来のシレン・・・いわゆる

不思議のダンジョン』スタイルのゲーム"のみ"を指す言葉なのだろうか?

 

ローグライクとはそのまま「ローグ的」という様な言い方だと思う。

では不思議のダンジョンは「ローグ的」なのかと言うと・・・自分は

これはローグ的ではなく、「ローグ」だと考えている。

 

不思議のダンジョンは単にローグっぽいのではなく、確実にローグを

内包している。つまりローグの拡張ゲームと言う考え方が正しい。

 

だから風来のシレンローグライクなのではなく、「ローグ・クローン」

或いは「ローグ・アップデート」と呼ばれるべきだ。

 

ローグライクは既にローグと言う型からあふれ出していると思う。

プロシージャルな構造を持つものを人は「ローグライク」と呼び、

単に簡単なランダム構造を取り入れているだけならば「ローグライト」。

 

これが今時の分類なのではないかと思う。

だからボイドテラリウムはローグライクと名乗ってもそれは誤りではない。

 

・・・まあ自分はボイドテラリウムをプレイしていないので判らないが、

レガシスウェアでもローグライク(ローグライト)なゲームを何本か

手がけているので「縦シューティングだからローグライクじゃない」など

思われているのだとしたらちょっと癪だなと思ったので、なんやらの

片手間で書いてみた。

 

ローグライクはローグなのか?

その答えに関しては前述したとおり「現在は違う」。

 

ローグ型はローグ。

ローグ的ならばローグライク

ローグ風味?それはローグライトで良くない?

 

とまあそんな感じ。