カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

合わないゲーム

発売されたばかりのエルデンリングがメディアで高評価を得る一方で

難易度が高すぎて楽しく遊べないと言う意見もあり、ユーザーの評価は

賛否両論であるらしい。

 

自分もそれほどまでゲームが上手いわけでは無いから難しいゲームは

上級者のように自由自在に楽しめてはいないのかもしれない。

 

ただ、「難しいゲームはダメだ」と言う論調には賛成しないし

「メディアがあれだけ持ち上げた、それに乗せられて買ったのだ」と

まるで騙されたかのように言う事にも同情しない。

 

自分の注文した料理の味付けが気に入らなくても頼んだ以上は

最後まで食べる。・・・皆がそうすべきだとは言わない。

 

でも「全く趣味に合わなかったけどそれはそれで面白かったな」

と言うような感想も出ないなんてつまらなさ過ぎる。

 

自分は一時期、雑誌のレビューで高得点の付いたゲームはとりあえず

買うと言う事をしていた。

 

そうやって買ったゲームは確かにグラフィックスが美しかったり

豪華だったりボリュームが大きかったりしてはいたが、自分には

あまりピンと来ない事が多かった。

 

ただ世間での評判は雑誌の評価同様、高かったのである。

結局買うには買ったが殆ど遊んでいないゲームばかり積み上がった。

・・・その反省から、買うゲームは吟味するようになった。

 

「世間一般の人たちが好むものや業界の人達が売りたい物が、

恐らく自分には合わないのだ」

 

その感覚は年々強くなっていく。

先日、人気のRPGの新作を見て「これは自分には無理だ」と思った。

でも・・・機会があればそんなゲームでも買うだろう。

 

合わないから買わないし合わなければプレイもしないと言う判断は

感性を引き下げる。曰く知的好奇心が減衰している可能性がある。

水戸黄門の再放送ばかり見ているお年寄りのようなものだ。

 

「合わない事」を否定するな。

合わないゲームも傍らに存在していたらそれはそれで面白い。