カベジマ研究所2

Legasyswareのゲーム開発と日常をゆるく適当に綴っていくブログ

うしみつモンストルオ リンゼと魔法のリズム

遅ればせながら3DSソフト『うしみつモンストルオ』を購入!!
amazonで買えば安く手に入るんだけど、なるべく実店舗で買いたかったので
手頃な値段で買えるお店を色々探してて・・・結局、イトーヨーカドーにて
4180円で購入してきました。



どんなゲームかと言うと画面に現われるタイミングマーカー(ドクロマーク)
を見据え、「ここぞ!」と言うタイミングで下画面をパタパタとつつく・・・
早い話がリズムゲームです。


つつく以外にもドクロに付随するガイドに沿ってタッチペンを動かす「なぞり」や
上方向に素早くペンを滑らせる「はじく」があり、タイミングよく特定のボタンを
押すことが主体のオーソドックスなリズムゲームと比べて、やや個性的。


またストーリー上の設定として、大きなくしゃみをしたら運悪く(運良く?)
魂が抜け出てしまった・・・ユータイリダツしてしまった主人公のリンゼ・・・
そのままでいると、大変大変!なんと成仏してしまう!?元の体に戻る方法が
見付かるまでユータイリダツの状態を維持する為には・・・人間達の「ヒメイ」
が必要であります!是非集めよう!楽しい楽しいホラーダンスを踊って!!


・・・と言う件があるので、「クモの巣連打」や「スカリー大回転」(勝手に命名)など、
リズムゲーム中に「ヒメイ」を集めるちょっとしたミニゲームが挿入される・・・
と言うのも大きな特徴です。


可愛らしいキャラクター見れば一目瞭然ですが、対象としているだろうユーザーは
恐らくは小学生〜高校生くらいまでの女の子(主婦も含めて良いですよ)であり、
難易度は決して高くはありません。ですが単に“簡単”と言うわけでもないです。


と言うのも、先に挙げた「なぞり」や「はじく」と言うアクションがある為、
単純にリズム感(ノリ感!?)があればいいと言うものでもないからです。
「なぞり」は曲のテンポによって早かったり遅かったり、長かったり短かったり。


通常のドクロマークに混じって「なぞりドクロ」や「はじきマンドラゴラ」
(勝手に今、命名したよ!!)が、タイムリー且つトリッキーに出現するので
リズムに“反応”しなければならない回数自体は少なめ(ストーリーモードでは)
なのですが、これが意外と歯ごたえがあり大人でも十分楽しめます。



リズムゲームはどちらかと言うと、激しい・難しい・長いので気合が必要・・・
と言ったイメージが有りますが、うしみつモンストルオは1曲辺りの時間が短く、
また譜面を覚えるような“労力”も特に必要としないので気軽に楽しめる。
これがありがたい!!


私はリズムゲームは決して得意な方ではないので・・・
(よし!十字キー上だ・・・とか言いながら、右を押してる様な人間である!)
入力失敗して、曲の途中で終わってしまって・・・しかも1曲が結構長いので
もう一度最初からやるとか・・・絶対無理。ましてや上達するよう練習するとか、
絶対有り得ない!!ゲーム楽しみたいのに、なんでわざわざストレス感じなきゃ
ならんのか・・・と言う。もっと気軽に楽しませてよ・・・。


まあこの辺は人それぞれなので、私が単にリズムゲームに向いてないだけなので
構わないのですが、うしみつモンストルオに関して言えば、リズムゲームとして
非常にあっさりしている・・・つまり「油っ気がない」と言うのが、このゲームを
気に入った最大の理由なんですね。リズムゲームの入門用にピッタリなんです。


ステージ開始前に挿入されるストーリー部分もちょっと洒落てて面白い。
登場人物のキャラクター設定も、嫌味やケレン味がなく好感が持てる。
絵柄もとても可愛いし、遊んでいて疲れる部分が無いってのが嬉しいです。
(スパイクやイワンの心温まるエピソードが良いね)


また、ゲームを進めると様々なアイテムを『コレクション』することが出来ます。
それはリンゼの髪型だったり、髪に付けるアクセサリーだったり、衣装だったり。


オバケの町モンストルオでは、この度リンゼが集めることになった「ヒメイ」が
通貨代わりにもなっていて、クモババのお店ではヒメイを支払って衣装を買ったり
「ババガチャ」(所謂ガチャガチャ)でランダムで入手出来る「モンスターバッジ」
を集めたり・・・これがまた小さな幸せな訳です。しかも衣装や髪型を変更した
リンゼがこれまた可愛いので、ついついコーディネートにも凝ってしまったり!
(あるアイテムを手に入れるとファッションショーに参加したりも出来ます)
ついでにクモババのテーマ曲が良い!!(でも、もう少し長めにして欲しかったなぁ)


ちなみにホラーダンスの曲数はそんなに多くはないですが、なかなか良い曲が多くて
Aランクでクリアした後にはリンゼとその仲間達によるダンスと共に鑑賞出来ます。
このダンスシーンがまた3Dとの相性が良くって・・・つい見入ってしまう。
「ホラーダンス」と名付けられてはいますが、「ヒュ〜ドロドロ♪」みたいな曲は
一つもなく、明るく楽しい元気の出るような曲ばかりです。その辺誤解なきように。


キャラクターがトゥーン調で、まるで切り絵の様に少ない色数で描かれているので
2Dだとペッタリとした質感なのですが、3Dにするとちゃんと立体的に見えるんですね〜。
スパイクの鼻の部分とか、顔の白い部分と繋がって見えるんだけど3Dにすると白1色の
陰影の無いポリゴン部分でも、ちゃんと頂点が出っ張っているのが判る。


3DSの奥行きのある画面は・・・まるで人形劇みたい。背景も飛びだす絵本のようで、
これが3DSの特性にもマッチしていて、全体的に上手く作っている印象。良作です。
3DスライダーをONにすると文字もすごく読み易いし・・・本作、是非3Dで遊びたい。


リズムゲームが得意な上級者には特にオススメしないけれど、リズムゲーム
苦手だけどジャンルとしては好きなので優しい(易しい)ゲームを探している方や、


3DS本体が値下げされたので子供のプレゼントにしたいけれどソフトは何が・・・
と言う方は、このソフトとセットで購入するのがベストなんじゃないかと思います。
セーブファイルが3つ作れると言うのも兄弟や家族で遊ぶ際には嬉しい配慮ですね。
願わくばこの『うしみつモンストルオ』が初めてのリズムゲームとならんことを。
(エンディングに気持ちホロリ・・・クリア後もダンス検定でまだまだ遊べます)




うしみつモンストルオ リンゼと魔法のリズム:公式サイト
http://ushimitsu.jp/